Deep Snow Wolf〜詩と小説の館〜

突然のお引越し…お許しくださいませ!笑

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最終節〜人〜

 今日も子供たちが男のいる木陰へと走ってきた。
今まで男にさまざまな質問を投げかけた四人が今日は四人一緒に男の元へやってきたのだ。

「お兄ちゃん!
 遊びに来たよ!」

一人がそう言うと、何か支度をしている男が見えた。

「あぁ、君たちか。
 よく来たね。
 せっかくきてくれたところ、悪いんだけど、これから僕は旅に出るよ。」

不思議そうな顔をして四人が声をそろえて聞いた。

「どこに行くの?」

すると、男は荷物を詰めた袋を肩に背負いながら言った。

「さぁ、どこだろうね。
 行き先は分からないよ。
 人間の行き着く先、旅の目的なんか誰にも分かりっこないんだよ。
 だから、何も言わず見送ってくれるかい?」

すると、子供の一人が泣き出した。

「そんなこと言ったって…お兄ちゃんがいないと寂しいよ。」

それを皮切りに四人全員が泣き出してしまった。
困り果てた男は子供たちを慰めるように言った。

「大丈夫。
 さよならは言わないよ。
 だから笑顔で『またね』って言ってお別れしよう。
 また会える日までの約束をしようね。」

それを聞いた子供たちは涙を拭いて言った。

「じゃあ、また会えるまでの約束、指きりしよう。」

男は微笑みながらうなずき、子供たちと指きりをした。
そして、笑顔で『またね』と言って、男はどこかへと旅立った。

結局人間が一番分からないのは『自分たち人間自身』なのかもしれない。




【コメント】
「さよならは言わない。また会えるまでの約束をしよう」っていうのは何かを読んで得た言葉です。
勝手に使ってしまっていいのか分かりませんでしたが。
最後はきれいにまとめたつもりですが、無理やりになってしまったかもしれません。

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