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星4.5
半分ネタばれありです。 見終わった後どうしても家にそのまま帰りたくなくて、ついつい喫茶店に寄ってしまう。 そんな映画は年に1本あるかないかですが、『ゴーン・ガール』 はそんな作品でした。なるべく前情報は入れないで見たのですが、「カップルで行くと見終わった後なんとも気まずい雰囲気になる映画」 という評をどこかで読んで、想像のしようがないなと思っていたらまさにその通り(笑) メリーなクリスマス時期に見るもんじゃありません! 設定はシンプルで、ある日突然妻が失踪し、夫が殺人犯として疑われるというお話。話の山がいくつもあって、いい意味で宙ぶらりんにされたまま手元の飲みモノも忘れる強烈な2時間半!!この映画で一番悪いヤツは明らかなんですが、それが本当に悪いヤツなのか、紆余曲折よくわからなくなり、結局この映画の真犯人は 結婚 だということに鑑賞後3時間たってから気付きました(笑) 主人公のひとりがエンディング近くで 「それが結婚というものでしょ」 と微笑むシーンがあるのですが、本当に怖かったですね〜。この映画ほど激烈なものでなくても、世の夫婦の7.5割ぐらいは人生のいずれかの時点で、この映画のテーマとなっている 「相手をコントロールし、されることの怖さ」 を実感するのでは。 付き合っている時は、お互い最低限の気をつかうし、最低限相手の立場に立って考えるし、腹を割らなくても済むところは割らないで済ませようとする。それが結婚して長時間一緒に暮らすようになり、生活の基本的な部分を共有しないと生きていけなくなると、相手が自分の期待するような人間でないことにイライラし、そんな人間を選んだ自分にイライラし、出口が簡単に見えないことにイライラする。 結婚を考えている人はぜひこの映画を見てから!とか言うのは老婆心ですし、この映画を見たからといって 「今日からパートナーに優しくしよう」 と思わせる作品でもなく、ただ、着地がまことに後味悪っ!!救いどころなしっ!!でもとてつもなく面白いっ!!という、デヴィッド・フィンチャー・サンタの究極の贈り物でございました。 あと、マスコミとは何ぞやということもかなり考えさせられました。善悪を評価するのは、今の世界では真実ではなく、メディアになってしまっているんですね。 夫婦間のオチの後味悪さも相当なものですが、ウゲーと思ったのは、ラスト近くの妹の号泣っぷりです。そうだったんかいっ!!そう思って見ないといけなかったんかいっ!!みたいな。 あなたの彼や夫に双子の妹はいませんか?…ああ、怖いよぉ… |

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> ***さん
あけましておめでとうございます。今年も宜しくお願いいたします。
女の人は付き合い始めに男性の方がチヤホヤすると自分がすることは何でも許されると勘違いして付け上がりますからね〜(爆)←自分の人生を振り返っての反省w
「最低限の気遣いをしなければならない」というのは「完全に気持ちを許せる他人」に巡り合っていない寂しい人間の考えることなのかもしれないので話半分に聞いといてください(笑)
でも「完全に気持ちを許せる」が「自分の理想や価値観の押しつけ」とイコールにならないよう、自らの姿勢を時々振り返ってみることが必要だということは言えると思います。そんなことを考えさせる映画でした。
2015/1/8(木) 午前 2:07