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那須で痛ましい雪崩事故が起きた。この災害は自然を安全な物として捉え過ぎた帰来が有ると思う。登山安全講習会で、命を守るべく講習を受けていたのに、その登山安全講習会を開いていた為に、雪崩に巻き込まれたのはなんとも不運な話である。
雪崩は平坦な地では起こらない。だが、傾斜が有れば絶対に安全とは言い切れない怖さがある。ましてや今回の場合、スキー場管理者は一部閉鎖する措置を講じていたし、気象庁では雪崩注意報も発令していたという。
事故なんて単純な場合も有るが、避けられない運命の歯車によって命を奪われる場合も有る。この場合の様に今まで大丈夫だからといった甘い予測や、講習時間が決められていた為やそれを受講しなければ、山岳ガイドに至るのに支障を来す為、強行に開催した帰来も有るかも知れない。
今回の様に、新雪が30㎝も、固まった雪の上に積もれば雪崩が発生し易くなるのは難しい事ではない。ましてや気温の上昇と共に雪崩は発生し易くなる。
集団で行動していた場合、大きな声や振動で雪崩を発生する場合も有る。その為、雪をかき分けて行うラッセル訓練などは雪崩を誘発し易いと言えるかも知れない。
今時期、地盤が固い場合、雪が積もると道路の法面でも多数の小さな雪崩を見る場合が有る。鈍角で有れば有る程雪崩は発生しづらくなるが、今回の様に40度位の勾配で固まった雪の上で、しかも気温が高い場合は、安全神話は絶対に有り得ない。
その為、斜面を遠巻きにして逃げられる体制を作っておくとか、今時期は特に木の根元とか尾根などの高い所には、表面から見ても分からない窪みが有る場合も有る。雪庇などの場合は、隙間に落ちる場合や一緒に滑落も有りえる。
この度の事故の場合、折角の文明の利器、電波発信機(ビーコン)が有るのに、それを携帯させていなかったのは本当に残念である。まさかこんな所でという安全神話が命取りに繋がってしまったと思うと悲しい限りである。
更には不確定だが、雪崩が襲ってきているのに伏せろとの指示が有ったという。雪崩に巻き込まれた事は私の場合無いが、得た情報では泳ぐ様に脱出せよと聞いた事が有る。それなのに伏せろとの指示がもし有ったとしたら、日々のシュミレーションが全く無かったと言える。
ただ、結果的に事故が起きてしまったが、色々な柵では予測や回避が出来なかったのかも知れない。この様に結果が出た後、色々言うのは簡単だが、その場で、的確に判断を下すのは大変難しい。
今回もこの様な事故があるとすかさず山の登山は禁止しなければならないとの意見も出たそうだが、その様な事ではなく、どんな危険が山には潜むのかを色々な角度で把握或いは近づける事が必須で有る。単純に事故が起きたから排除的発想は稚拙とも言える。
今回の様に新雪が大量に硬い雪の上に積もった時には起こるべくして起きたという事案だと認識すべきである。その様な場合は如何なる要因が有ろうとも、命を守る為の行動をする強い心構えが必要である。その意思決定が、安全神話的思想や、この登山講習会の時期を逃すとの思いがあった為、強行に開催を実施したのかも知れない。
今と成っては亡くなられた方々、怪我をされた方々、そして御家族様や友人知人の方々、更に、折角の登山安全講習会なのに、命や体を守ってやれなかったと嘆いている先生始め関係各位様は悲痛な心境と思います。今後は、山は常に危険なもの
として対応すべきと思います。
何か有れば寄って集って虐める帰来が有る昨今。欠点を見つけると鬼の首でも取った様に責め立てる風潮は慎むべき。
それ程自然というのは怖いし雄大です。ですので、中高年が気楽に登山というのも気に成る場合も多いです。やはり自分の身は自分で守るといった自覚は必要かと思います。
これからは誰ひとりとして怪我する事も無く、命を落とす事も無く笑顔で下山出来ますように〜
最後に、この度の災害に対して謹んでご冥福並びにお見舞い申し上げます |
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