ヒグマのブログ

北海道の大自然のことを書きます、宜しくね。

白狐

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白狐を撃つ その16

その時、信じられない出来事が起きた

何と・・・眼前に・・・

身の毛もよだつ恐怖が有った・・・


な、何があったというのだ・・・



猟師は

心の乱れを一生懸命に正常にしょうとしていた時

目の前、2メートルも無いところに

恐ろしい形相の顔が有ったの大変驚いた


何と白狐が目と鼻の先に居た


銃を構える暇もない

イメージ 1

その時、白狐が口を開いた・・・



猟師よ・・・

私はこの村の為に役立ちたいのだ

この村を守りたいのだ

大変気に入ったこの村に居たのに、命を絶たれたくはない

私は自分の命が惜しいからこのように言っているのではない


私はこの村を幸せにして上げたい


猟師の気持ちは痛い程分かる・・・以前話をした様に・・・(第6話)

私に力を与えてはくれないだろうか?そうすれば

私はそなたの力になろう


そう言いながら白狐は更に眼光が鋭く、更に険しい顔立ちに成りました〜


この位置では猟師といえど為す術はない・・・



しかし、それ以上に心を打たれた・・・


それは

白狐が

自分の身を顧みずに必死に村人の幸せを願っている

実際に、娘さんを助けてくれている


それに引き替え、自分は年老いた親のことだけ

白狐の毛皮で千金を得るだけの考え方って余りに虚しいのではないのか?


余りにも違う白狐との大きな考え方の相違・・・

なんかとても自分が恥ずかしくなってきた


そうだこれからは大好きな女性と娘さんと共に、親の面倒をみていけばいいのだ

そう思うと、何故か心に温かい物を感じた


その瞬間

今にも襲い掛からんばかりの白狐の顔が豹変してとても柔和な

顔に成りました

イメージ 2

猟師よ 分かってくれてお礼をいう

もしも分かってくれなかったとしたら、私はそなたを八つ裂きにした

私とて、親思いのそなたを殺したくはなかった・・・しかし、私には村人が

幸せに成って欲しいとの願いがある


私もそなたの為に力を尽くそう


その声を聞いた猟師は、深く頭を下げて白狐様

今までご無礼の数々申し訳ありません


険しい森の神社を、村の側の小高い山麓に移す様に力を尽くします

その言葉をどれ程待ちわびていたことであろう〜

白狐の目から涙が零れ落ちました・・・


お互い 温かい心に成りました〜

イメージ 3

イメージ 4

イメージ 5

イメージ 6

イメージ 7

その後、険しい森の神社は

村の側の小高いところに移転して建立されてます〜




また、昔の鉄鍋の、鍋足で白狐を採るという話しも古老から

伝え聞きました〜


今でも元神社の有ったところを行くと何か神秘的な感じがします〜

神社移転しなくても良かったのではないかと・・・今でも思って居ります・・・


終わり・・・













白狐を撃つ その15

いよいよ猟師は白狐に立ち向かうことになる

どうなるのだろう・・・



次の日の朝、猟師は白狐を仕留めに出掛ける用意をし始めました

その側には恋仲の女性とその娘さんとが

複雑な胸中で見守っていました


それでは行ってくるね〜

ふたりに声を掛けました・・・

女性は・・・出来れば仕留めに行かないで欲しいのですが

そうも行かないのですね・・・


ただ、大好きな猟師さんが白狐の怒りに触れて

生命の危機に瀕したとしたら、私はとても堪えられない

でも、娘を救って下さった白狐さんですので、命を奪っては欲しくないのです

と涙を流しました・・・


猟師はそんな心優しい女性の涙を拭いて上げて

そっと優しく抱き寄せ

僕も本当は娘さんの命の恩人の白狐さんを

仕留めたくはないのです・・・と目を潤ませた


娘さんは猟師の側に立って

悲しそうな顔して体に触れていました


やがて、行く準備も出来て、ふたりの優しい心に触れ

猟師は出掛けることにしました〜


その時、ふたりに、僕は古老に言われた事をしっかり守るよ

白狐さんと出会ったら、直ぐに撃たずに話を聞くつもりです

ですので心配はしないでね


優しい顔でそう言いながら家を出ました

恋仲の女性と娘さんとは一生懸命手を

千切れんばかりに振っていました

有り難いな・・・本当に嬉しい・・・

心からそう思いながらカーブに差し掛かって

ふたりの姿が見えなくなりました

やがて

猟師の顔から柔和な顔つきは消え、真剣な眼差しへと変貌しました

雪の中をひたすら白狐を求めて歩く猟師


しばらくすると いたー

いたーぞ

スッと身構える・・・だが、古老の言葉が・・・

白狐は何食わぬ顔で進んでいる・・・

イメージ 1

やがて猟師の方に近づいては来ているが、まだ、猟師には

気が付いていない様だ・・・

イメージ 2

今まで仕留めることに執念を燃やしていた猟師・・・

心臓は激しく鼓動していた

駄目だ、心臓の動きがこれでは・・・

早く心を正常に戻さなければ・・・

白狐を見つめ・・・やがて冷静さを取り戻した猟師


その時、信じられない出来事が起きた

何と・・・眼前に・・・

身の毛もよだつ恐怖が有った・・・


な、何があったというのだ・・・

続く〜




















白狐を撃つ その14


鉄鍋で古老は一体何をするつもりなんだろうか?

もしかすると古老は白狐に憑かれているのかなとも思える・・・


その様に思いながら古老を見ていると

古老は工具箱から

鉄切りノコと金槌を取り出した


尚更分からない古老の行動

その場にいた者は皆、これは白狐に憑かれているのだろうなと思って

警戒しながら見ていた



猟師に、古老は・・・

よいか

白狐を仕留めるのはこれしか無いのだ



そう言ったかと思うと、鉄鍋を逆さまにした

そこに有ったのは鍋足と呼ばれる3本の

鉄の突起である


一同、え、これが白狐を仕留めるのに役立つのですか?

尚更不思議がる3人



そして何と、鍋足の一本の根元を鉄切りノコで切り始めた

唖然としている3人


そして周囲にノコ目を入れて

金槌で叩いた

ポロリと落下



オー出来た・・・出来た・・・


猟師よ、弾は幾ついる

はい、ひとつも有れば充分かと思います


遠く離れた獲物でも確実に仕留める凄腕を持つ猟師

それであれば一発でよいのじゃな


そう言いながら、やすりを取り出し、面取りをし始めた
(面取り・・・角を落として、滑らかにすることを言います)

綺麗に曲面を作って弾そのものの円形に仕上げました

一同、その見事さにあっけにとられました


そして、その弾を猟師に渡し、これを使うが良い


有り難う御座います〜猟師は大喜びで嬉しそうに御礼を言いました

恋仲の女性や娘さんも本当に嬉しそうです


古老はこれを使う時には、呉々も、約束を違えない様にな


分かりました。お任せ下さいと言い残し、猟師は直ぐに火薬装填作業に

掛かりました。日頃から何か有ったときのために

火薬や雷管、そしてコロス等を持ち歩いていました


やがて用意が出来ました

さて・・・


いよいよ猟師は白狐に立ち向かうことになる

どうなるのだろう・・・



続く〜



















白狐を撃つ その13

また、長い沈黙が続いた

やがて古老が口を開いた・・・


守って欲しいことは・・・

白狐がいても直ぐに撃たないで欲しい


えっ、その様な事をしていたら逃げられてしまいます

と怪訝そうな顔をしながら猟師は答えた


古老は、猟師よ!

この次、白狐と対峙する時、白狐は命を捨てるつもりだ


どうしてですか?

白狐はもう既にお前が弾を発射した時には死ぬと言うことを

悟っている。その為、お前に撃たれるのは・・・


そう話している途中、古老は倒れてしまいました



これも白狐のなせる仕業なのか

女性や娘さんも古老の体を囲炉裏端の方に運び

暖かくして上げました


やがて、しばらくして起き上がった古老は

すまぬ、再び白狐が憑いていた様だ


白狐はお前と話をしたいと言っていた

だから、撃つ前に話だけはしてやって欲しい


猟師は分かりましたと答えた


それであれば教えて上げよう

そこの囲炉裏端から、ぶら下がっている鍋を

持ってきて欲しい


熱いので気をつけるのだぞ

鍋?まだ少し、煮物が入って居ますが?

それを違う鍋に移してくれ

なんだか良く分からないが、少し小さめの鍋へ入れ直した

そして空に成った鉄鍋を古老の前に板を敷き

鉄鍋を置いた


鉄鍋?鉄鍋をどうするのだろう?

猟師は不思議そうに古老を見つめた


古老は〜

さて、始めるかのう・・・




鉄鍋で古老は一体何をするつもりなんだろうか?

もしかすると古老は白狐に憑かれているのかなとも思える・・・


続く〜



















白狐を撃つ その12

猟師が立ち上がろうとしたその時・・・


恋仲女性が、息遣いも荒く

私もお願い致しますと走り込んできて、古老の前に跪き深々と頭を下げた


同時に入って来た娘さんも同じく頭を下げた



その様子を唖然と見ていた猟師


猟師は

大好きな女性とその娘さんと別れても

白狐撃ちをしようとしていたのに・・・何という事なのだろう


もう言葉が無く

ボロボロと涙を零して、ふたりに有り難う御座いますと言いました


再び3人は

古老に頭を下げた


古老が女性に、命の恩人の白狐を本当に仕留めるというのか?

イメージ 1

・・・

長い沈黙が続いた



古老の心中は、女性のしていることは許されることではない

だが、裏を返せばそれだけ猟師の状況を考えているのだろう

それだけ好きなんだろう・・・


必死に懇願しているこの3人・・・

この状態だったら、今断っても何度も来て頼み込むだろう


3人の真剣な眼差しと感情を考えた時、これ以上諭しても駄目だ

と思いました

では、このまま教えても良い物だろうか?


色々と悩んだ挙げ句、古老は3人にまず頭を上げて楽にしなさい

あなた方の強い意志を感じた

教えて上げよう・・・


ただし、その前にひとつだけ守って欲しい


その言葉を

涙を流しながら3人は、顔を上げて

有り難う御座います・・・

そして

ひとつだけ守って欲しいというのは何でしょうか?



また、長い沈黙が続いた



やがて古老が口を開いた・・・



続く〜




















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