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似合わない徳二郎の着替えを、着て貰い養生マットから出た2人
早速事の顛末を社長に報告
すると社長は、何モタモタしている、今日の仕事は公休にして
早くルナさんを温泉でも連れて行って上げて、汚れた体を綺麗にして貰い
その後、服などを買って上げなさい。代金は会社で支払うので
ツケて置きなさい・・・と有り難いお言葉
直ぐに行動
汚れた体を綺麗にして、綺麗な服を着たリナは天女の様な
美しさに成った。リナさんとても綺麗だよ〜
まさかこの様な流れでリナさんと再会出来るとは大変嬉しいと
徳二郎は再び涙を零す
だが、それ以上に、あれ程思いを込めていた徳二郎との再会は
本当に嬉しそうなリナであった。大粒の涙を流しながら
幸せそうなリナ・・・ そして嬉しそうな徳二郎
この大蛇物語は、大きな話題と成って、蛇見橋を訪れる人は数限りなく
今もその橋の下を流れる西尾の沢川は
静かなせせらぎと成って流れています
数年前に日高で未曾有の大災害があって、今は平成11年12月に完成した蛇見橋
この蛇見橋は、大蛇がいたところとして、永遠に語り継がれる事になりました
縁結びの蛇見橋として
日高地方の隠れた名所的存在になりそうです
不気味な・・・大蛇の生息していそうな感じ・・・
昔・・・
大好きだった徳二郎との再会だったのにも拘わらず
不慮の災害で、大濁流に呑み込まれたリナ
その思いは、我が身を大蛇に変えても、恋しい徳二郎の元へ現れた
やがて、人間に戻ったリナは、愛しい徳二郎と結ばれ
幸せな生活を送ったという
徳二郎はいつも優しくて可愛い瞳をしているリナを
いつまでも大事にしたという
蛇見橋伝説
長い事ご覧頂き有り難う御座いました〜
ナイスやコメントも頂きとても嬉しいです
本当に有り難う御座いました〜☆
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蛇見橋
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日の出前に徳二郎とリナの安否が心配で
ふたりの元に近づく部下達
近づくに連れ異様な光景を目の当たりにする
それは
巨大な大蛇をすっぽりと包み込む様に、養生マットでくるんだのに
その様な高さはなく、全体的に沈んでいた
僅かな膨らみが2つ密接にあるだけであった
一体どうなっているのか?
まだ、朝が早いので、しばらく養生マットで覆われた所を見て居ると
2箇所が、吐息で動いていた
もう、そろそろ起こす頃かと話し合って、代理・・・と声を掛けた・・・
すると徳二郎が顔を出した・・・
元気そうで安心する部下達・・・
だが、次の瞬間、仰天する
次に現れたのは・・・何とリナだった
それも人間に戻っていたリナだった
代理、リナさんが人間に成ってますよと大きな声で
叫ぶ部下達・・・
なに、本当かとリナの方を向いた徳二郎
次の瞬間、いかん、リナさんは大蛇だったので、着物を身につけていないはずだ
リナさんの服は無いので・・・困ったな・・・
と起き上がろうとしていた時
それでしたら代理の、着替えの服は持ってきていますので
それをリナさんに着て頂いたらどうでしょうと部下のひとりが声を出した
いい考えだ・・・頼むね と声を掛けた
そして、今お持ちしますねと走って取りに行った
代理が寝ていた所はぬかるんだ地で有ったが、大蛇の・・・ルナの体温で
風邪を引かずに済んだ
有り難う・・・ ルナさん・・・ ボロボロ泣きながら
肌の温みをほんのりと感じながら、服の到着を待つ徳二郎達
やがて着替えの服を持って、ひとりの部下が戻って来ました
しかし、部下が、今はまだ寒いです
もう少しそのまま寝たままに成って居て、日が昇ってきた頃、服を着て貰って下さいと話した
優しい目をしたルナさん
大蛇から人間に戻っても本当に愛おしい
やがて、日の出を迎えました・・・
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夜は冷えるので防寒して上げなくては・・・
それを用意して、急いで戻って来た部下達・・・
しかし
状況が一変していた・・・
代理・・・
代理の姿が無い・・・
もしかすると と良くない思いが脳裏をかすめた部下達
代理・・・代理・・と叫んだ・・・
すると大蛇が頭を動かした
そ
そこには
そこには・・・
血色のいい代理が寝ていた・・・
それを目の当たりに見た部下達は・・・
やっぱりこの大蛇は間違いなくリナさんなんだ・・・代理の好きなリナさんなんだ・・・
そう強く確信した部下達は、急いで持ってきた養生マットを・・・
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養生マットは、生コンクリート打設後、温度養生管理をする為に
生コン打設上面に被せて用いる使い方をしています・・・
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大蛇の上から掛けて上げた
大蛇も寒くならないようにとの配慮をした
その現実に大蛇は再び眼から涙を流した
他にする事はないな・・・
そう話しながら、代理・・・リナさん・・・大丈夫ですか
それではお休みなさいとその場から立ち去り
部下達は車の中で寝る事にした
辺りは薄暗くなってきて、やがてはオリオン座が綺麗な輝きで
光を放っていた・・・急に雲が出て来て
漆黒の闇が襲い掛かって来ました
その様な静寂な夜は深まり、森羅万象ことごとく眠りについた
真っ暗闇の夜が、夜明け前で、空が白む頃・・・部下達は代理・・・どうなっただろうと心配していた
しかし、辺りはまだ暗い
そうこうしている内に
やがて明るくなって来始めた
部下達は身支度をして外に出た
そして
代理の元へ向かった
しかし、そこで目にした物は・・・
なんだ・・・
これはどうしたんだ・・・
どうなっているんだと、騒ぎ始める部下達・・・
一体どうしたというのであろうか・・・
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思いもしない状況に
戸惑った部下達だが、その状況を社長に報告すべく下って行った
途中から
携帯電話で状況を報告した
すると社長は凄く喜んだ
そうか、姿は変わっていたというのに、違いが分かるという事は
本当に愛していたのだろうな・・・
取り敢えず、その状況であれば帰ってくる事は出来無いと思うので
暖かい感じに成る物を持って行ってやるが良い
夜は少し冷えると思うので
養生マットなども用意した方が良いな
風邪引かせないように頼むな
そして君達も風邪引かないように身の回りをしっかりしてくれな
分かりました、社長、それでは取りに行きますと言い残して
出発した
その頃、いつまでも大蛇を抱きしめている徳二郎・・・
あり得ない現実の中での愛しいリナとの出会い、そして姿は変われど
思い続けていたリナさんと触れているとの思いから、凄く癒されて
寝てしまった徳二郎
完全に寝ている徳二郎・・・
その頃になるといつしか小雨が降り始めてきた
大蛇は大好きな徳二郎さんが、このままだと風邪引いてしまうわと
徳二郎の顔の近くに頭を置き、ピタリと身を寄せて足先からは反対側に
身を寄せて頭を越えた辺りで、自分の体と体の隙間に残りの体を膨らませて
覆い被さった
これで徳二郎さんは大丈夫だわ
赤い眼から涙を流して愛しい徳二郎の体を、自らの体で守ろうとする大蛇・・・
徳二郎は、その様子も分からない。疲労困憊の為、熟睡していた
その寝顔を優しく見守る大蛇・・・
心から嬉しそうだった・・・
それから間もなく部下達が戻って来た・・・
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蛇がリナである事に気が付いた徳二郎は
普通で有れば近づく事のない大蛇の元に走り寄り
首に抱きついた
大蛇はとても嬉しそうに舌をペロペロと出し入れして
徳二郎の暖かみを感じていた
だが
部下達が
材料の調達を終えて戻って来た
そして、その光景を目の当たりにした部下達は
これはきっと大蛇が襲い掛かって来たので
徳二郎が首にしがみついているとの誤認をした
手に角材を握りしめて徳二郎を守ろうとする部下達
ジリジリと近づく
その時、徳二郎が大声で怒鳴った
やめろ!
止めてくれ!
この大蛇はリナさんだ!
私が探し求めていたリナさんだ
その声を聞いて呆気にとられる部下達
まさかそんな馬鹿な事が・・・
あり得ない・・・
再び徳二郎が叫んだ
この大蛇は、あの濁流に呑み込まれたリナさんだと叫んだ
大蛇の眼を見ろ・・・リナさんの眼だ
その声を聞いてうな垂れたように首を下げる大蛇
その様子を見た部下達は、その仕草を見て
この大蛇は代理の声を理解している
代理が言っている通りかも知れないと角材を足元に降ろした
大蛇は静かに頭を下げ
徳二郎は地面に降りた
それまで夢幻かと思っていた部下達も
これは間違いなくリナさんだと確信を持った
そして大蛇に近づき、代理出会えて良かったですね・・・
と、今までの徳二郎の辛かった心理状態を思い出しながら
目から涙を流しながら喜ぶ部下達
姿形を変えても、その正体に、気が付く流れって凄い物で有る・・・
この大蛇は15メートル程の長さがあった
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北海道の山野には大蛇は生息していない。冬があるからだと思うが
それでも体長2メートルを超える大きなアオダイショウを
見た事が何度か有ったが、今にも倒れそうな錯覚を覚えた(爆)
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見つめれば見つめる程、可愛い眼差しの大蛇
もう、大蛇と呼ぶ者は誰ひとりいなかった
徳二郎は溢れる涙を拭いもせずに、再び大蛇に近づいて
抱きしめていた
その様子を見て居た部下達は
代理・・・
社長に報告して来ますねと了承を得てその場を立ち去った
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