近代戦史と国際情勢の研究、考察

旧北方領土(樺太、千島列島)の史実伝承

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軍隊と戦史

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 *写真は日ソ国境(北緯50度線)の日本側標識。

 自分が少年時代に戦争に巻き込まれ、通算10回以上の死地体験をしたことから、自分の運命が戦争と 密接に関連していることを自覚し、樺太の戦争はもとより世界の戦争、戦史に興味、関心をもち、探索 してきた結果、ようやくひとつの結論に達したので、同胞の皆さまにご披露します。
 
 過去の戦争の是非うんぬんは別の機会にゆずるとして、第2次大戦に焦点を絞るなら、世界的に
 日本の軍隊の軍規の厳正さと強さには定評がありました。反日3国のゆがめられた歴史観は例外とし  て、その他アジア諸国の日本軍将兵に対する評価は高いものでした。
 とくに白人の束縛(植民地政策)から開放してくれた同じ有色人種の国・日本国の軍隊として。
 敗戦間近の戦争中も敵(米英連合国諸国)と兵力、装備で格段の差がある劣悪な条件の下で、日本軍は いたるところで大奮戦し、敵を驚愕させ、手ごわさを示しました。

 私が密接に関連する樺太の戦争についてお話しますと、段階的に増強された樺太師団(第88師団)  が日本最北の領土・樺太の防備についていましたが、地続きである「日ソ国境(北緯50度線)」には
 警察隊(約100名)が派出所を点在させて国境警備にあたり、軍隊の陣地は若干構築されていたものの
 軍人は常駐はしていませんでした。意外に手薄な北の守りでしたが、それには「日ソ中立条約」の存在 が大きく影響していたと思います。そしてその有効期限はまだ1年近くも残っていたのです。

 万一、樺太に緊急事態が発生したときは、在樺太の警察隊と樺太師団が協力して防衛にあたり、北海  道・旭川駐屯の第7師団と第5軍の飛行隊が支援に駆けつける体制になっていました。
 それが戦況の悪化につれ、千島列島と北海道の防衛が主になり、最終的には樺太の防衛は自力で行なう ことになったのでした。
 
 そして長崎に原爆が投下された8月9日、ソ連は突然、「日ソ中立条約」を一方的に破棄し、樺太には
 8月10日から侵攻を始めました。前述した状況から飛行機や戦車、主な大砲類は千島、北海道の防衛  に取られ、きわめて劣勢な装備のままでソ連軍との戦闘が始まったのでした。
 日本軍が飛行機、戦車をまったく保有しない状況で、ソ連軍は100機余の飛行機と80余の戦車を
 持ち、その他装備に関しても「日本軍1対ソ連軍5」の劣勢で奮戦したのです。

 そして戦闘終結までの8月10日〜23日までに11万2千5百人の樺太民間人が日本引揚げ船あるい は自力で樺太を脱出し、日本に帰国しています。

 ソ連・マリノフスキー国防大臣は、樺太侵攻の第16軍の失敗について「樺太正面攻撃の失敗」という
 戦況を発表しているが、要旨を紹介すると(満州には80師団、樺太には2師団弱を送り、「ソ連英  雄」の称号を授与された軍人87名中に9人の樺太戦闘に参加した軍人がいることを明記しています。

 ここで樺太師団鈴木参謀長の言葉の大要を書き添えます。
 (樺太の日本軍は、装備、兵力に於いて格段の劣等でありながら、ソ連軍に対して一歩もひけを取ら   ず、むしろ敵を驚嘆せしめたところであることを思えば、日本人は、心さえ引き締めれば、如何なる  敵にも決して劣ることなきを確信して憚るところないと深く信ずる者である)と。
 *参考引用文献:「樺太防衛の思い出」鈴木康生著
 
 私もこの鈴木参謀長の言葉に深い共感を感じる者です。
 日本軍がかかわった世界の戦史を考察しても、たしかに日本軍将校の戦況把握の素質と能力は他国軍将 校に比べ抜群に卓越していることを実感します。
 例を挙げるなら、8月20日、樺太・真岡港に上陸したソ連軍将校は、日本軍2中隊と3日間、激戦し たと報告していますが、当時港や街には若干の日本部隊がいただけで、主力は港から1,2キロ離れた 谷地に露営しており、ソ連軍に攻撃、追跡されたのは、大部分が日本民間人でした。
 この例にかぎらず、米英その他軍隊の戦況報告や戦史には、疑問を感ずる記述が多いのです。
 それは対戦両国の戦史、戦況報告を対比してみるとよくわかります。

 結論として第2次世界大戦や日露戦争当時の日本軍でも、戦闘に必要な諸々の素質、能力等は他国に比 べ格段に高かった事は、歴然としています。
 平和ぼけし国籍不明に左傾化している現状日本で、少しでも自分の育った国に愛情をもち、自国を滅ぼ さない為に、自国防衛の気持をもつ若者が増えることを期待する者です。

 左翼政党やマス・メデイアが煽り立てているように、今の日本が軍国主義になり、他国を侵略するよう な国になるなど危惧するなど、まともな人間が考えればまことに笑止千万なことです。

 省に昇格したとはいえ防衛省傘下の自衛隊組織の現状は、米軍の利用しやすい2箇所の部分だけが尋常 に使用しうるアンバランスな機構です。こんな組織や不完全な法整備のままでは、侵略どころか自国を
 防衛することさえ不可能です。
 日本が真に自国の防衛に使用できる軍隊の創設にはまだ難問が山積しています。
 なによりも日本人が自国に愛情をもち、国際諸問題に関心を持つようになれば、生命の安全も保障され ずに4年間も不安で暮らしてきた戦争体験者(敗戦国民)の私にはとても嬉しいことなのです。(完)

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