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世界最強だった日本軍
先に「日本軍は世界最強の軍隊だった」と書いたが、それは決してわたしの独善的な思い込みなどでは なく、日本軍と戦った米英軍将兵が口をそろえてその勇敢さを絶賛評価していて、数多くの戦闘報告や 史実に記録されているのだから、その戦争の善悪は別として、日本人は誇ってよい事実なのだ。
前述したように戦争は国際法で認められた双方の国益紛争解決法で、だからその詳細も陸戦法規とか海 戦法規などと「戦いのルール」が分類されていて、最終的には賠償金支払いなどで解決しており、敗戦 国の指導者が処罰されることなどなく、それだからこそ第2次大戦は戦勝国による敗戦国(日本)に対 する復讐裁判だといい続けられているのだ。
極東軍事裁判とニュールンベルク裁判の違い
日本(極東軍事裁判)とドイツ(ニュールンベルク裁判)の裁かれ方が異なるのは、日本の指導者層が
平和、人道の罪として有罪(絞首刑)にされたのに対し、ドイツでは国の指導者層は一切、裁かれず、 ユダヤ人大量虐殺に関わった首謀者のみが「人道の罪」として裁かれているのだ。
日本憲法は米軍(GHQ)の押し付け ドイツ憲法はドイツ議会が自主的に
そして憲法に関しても、日本は米軍の押し付け草案から成立したのに対し、ドイツはドイツ国民が選出 した議会で成立したが、日本憲法はそのまま維持され、憲法改正に必要な「国民投票法」案がやっと今 月に成立寸前。それに対してドイツは自国民の意思で作った憲法を、すでに50数回も時代に合わせて 改正しているのである。
日本軍とドイツ軍のちがい
色々な評価があり、世界最強だった軍隊はドイツだという説もある。だが私はドイツ軍の上をいくのは
日本軍と考える。その理由は、お互いの戦史を振り返ると、どの戦場でも緒戦はお互いに勝ち進んでい る。武器の水準を考えると、日本軍よりハイレベルだったのはドイツ軍だったが、海軍については、
戦艦大和や武蔵その他の戦闘艦の造船技術や魚雷(酸素)など一部の武器の技術は、ドイツ軍に比肩
できた(潜水艦はドイツが上)。航空技術は同レベルで、ロケット、小火器などはドイツが上。
ドイツ軍は、常に用意万端で破竹の勢いで各国に進撃したが、武器弾薬等の補給能力が低下すると
急速に弱体化し、戦闘意欲が低下し、ためらいもなく敵軍に投降した。
それに対し日本軍は、敵軍とほぼ対等の武器弾薬なら、どの戦場でも必ず勝った。そして戦況劣勢な
敗戦2年前頃でも、「武器弾薬が米英軍の四分の一あれば対等に戦える」と善戦し、それ以下になって も得意の夜戦斬りこみなどで敵の肝を冷やし、しまいには特攻隊や回天などで敵軍を仰天させ、さむか らしめた。ほぼ全滅したガダルカナル、サイパン、アッツ、硫黄、グアム、その他の島々でも、日本軍 守備隊は困窮した食糧事情の中でも奮戦敢闘し、全滅した。米軍はこれら守備隊を世界一不屈勇猛な 日本軍と絶賛し、「日本本土に接近するほど日本軍には新式兵器が出現する」と驚愕した。
たしかに「戦陣訓」の影響があったことは否定はしないが、稀に見る日本軍の強さは、根底には日本伝 承文化の武士道の名誉や大和魂、祖国愛が将兵の心に宿っていたからだ、と確信する。
中国・大連では、日露戦争戦場跡に足を運んだが、あの巧妙に作られたロシア軍の塹壕内で、日本軍が
いかに突破口を切り開き、進撃したかの屈強な大和魂が実感され、涙ながらに感動した。
今回は日本軍の強さについて私の考えを述べたものだが、決して日本軍に弱点や悪がなかったというこ とではない。これから順次折に触れて所見を披露させていただこうと考えている。
どこの国、軍隊でも、その戦況発表には戦略上、カムフラージュする部分があるのが普通だが、日本戦 史上あまりにも悪名高く、国民を欺いたとされるのが、「大本営」陸軍部、海軍部の発表だった。
国民はあまりにも過度なこの戦況発表を信じ、実情から遠のき、判断を誤まってしまったのである。
*この写真は、樺太師団(第88師団)125連隊 彼ら将兵の奮戦があったればこそ、北海道の
北半分をソ連に占領されずに済んだのである。
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