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モロッコを旅行中のアメリカ人夫婦、リチャード(ブラッド・ピット)とスーザン(ケイト・ブランシェット)が、突然何者かによって銃撃を受け、妻が負傷するという事件が起こる。

同じころ、東京に住む聴覚に障害を持った女子高生のチエコ(菊地凛子)は、満たされない日々に苛立ちを感じながら、孤独な日々を過ごしていた・・。





「体調不良」になるシーンがあるというニュースが飛び交う中、これ、カラダ張って、観てきました〜。。

問題のシーンは、上映開始後80分ほどでの、ディスコのシーンとのこと。。

いや〜、ところどころ、目を瞑っちゃいました〜。。 んー、消化不良。。



こちらの作品、『アモーレス・ペロス』、『21グラム』のアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督作品ということで、前2作品と同様に、「時間軸」を巧みに交差させた、群像ドラマとなっております〜。

’一発の銃弾’が、これ、モロッコ、メキシコ、アメリカ、日本と、国境を越えながらにして、奇しくも繋がっているという、本作の「核」となっています〜。

「核」から散らばりゆく、様々なエピソード。。



ハリウッド屈指のスーパースター、ブラッド・ピットとケイト・ブランシェットの、夫婦の絆。。

メキシコのフェロモン男優、ガエル・ガルシア・ベルナルと、本作でオスカーノミネートの熟女女優(?)、アドリアナ・バラッザによる、身勝手な裏切り。。

そして我らが日本代表は・・ 役どころの幅広い名優、役所広司と、オスカーノミネートで自宅の電話がリンリンと鳴り響いていたであろう、菊地凛子こと、リンリンちゃんです〜〜。



私的には、日本でのエピソードが一番見やすく、見応えもこれ、ガッツリ! でありました〜。

リンリンちゃん演じるチエコは、聾唖の女子高生という設定であるんですが、チエコはなにかと、’イライラ’しているのでありますね。

自分が聾唖であるから・・ という苛立ちから、ストーリーが進むにつれ、自分が受け入れてもらえないという、’寂しさ’も共存しているような気もいたしました。

公共の場で、股間を若い男性に見せつけたり、治療を受けている最中の歯科医に対して、いたずらっぽくキスをしてみたりもします。

それらの’コミュニケーション’は、拒絶され、からかわれ、一笑に付されてしまいます。。

他人と接したいという想いが強すぎるのか、「表現」があまり上手ではありません。。

聾唖者であるから・・? チエコの深い「孤独感」は、本作品の様々なエピソードの中でも、異彩を放っていた感もいたします。



映画終盤、チエコはある男性の前に、生まれたままの姿でもって現れます。

男性は拒絶はしますが、歩み寄るチエコから逃げ出したりはしませんでした。男性は異様な空気を感じつつも、チエコを叱りつけます。

彼の「叱咤」は、大人として、未成年に対する当然の’処置’に過ぎなかったのかもしれません。

チエコは、彼の「叱咤」に対して、自分のことを受け入れてくれたと感じたのか、受け入れてくれなかったと感じたのか・・。

男性の肩に顔を埋め、チエコは、感情を吐き出すようにむせび泣きます。。



菊地凛子、圧巻の表現力でございましたぁ。。  んもう、「すごい」という言葉しか見当たりません。。



ん〜。。 リンリンちゃん一色の記事になってしまった感があるのも、これ、否めないんでありますが、この作品の様々なエピソードに通ずるものは、人の「行動」といいますか、「このような状況に置かれたら、こうする」 ・・というような、人間の’本能’が描かれている気がいたしました〜。

ヒューマンドラマの中の、ヒューマンドラマ。。

鉛の塊を、唐突に手のひらに落とされたかのような、ズシリと重い一作でありました。。





サムソン満足度  86点

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    私も観ました〜。何故かレビューし忘れてますけど。そうですか、リンコちゃんがおツボでしたか。上手かったですよね!私にとっては、本能というか、人間の愚かさも垣間見た作品でした。

    にげら

    2007/5/11(金) 午後 10:35

  • りんこちゃんにやられましたね。私はアドリアナ・バラッザが良かったと思いました。チエコのエピソードが一番深いかもしれないですね、TBしますね。

    LAGUNA

    2007/5/12(土) 午前 0:22

  • NIGERAさん、ども♪ 観ましたか〜^^ リンリンちゃんがおツボでした〜。 人間の愚かさですか〜。 さすがに深いっすね。 レビュー待っております〜^^

    サムソン

    2007/5/12(土) 午前 3:41

  • らぐなさん、ども♪ はい、やられました〜〜。。 ^^; アドリアナさんも、なかなかよかったですよね。 国境沿いで、あんな悲劇を描けるなんて、さすがイニャリトゥさんです^^ TB、ども♪

    サムソン

    2007/5/12(土) 午前 3:44

  • お久しぶりでーす♪体当たりでご覧になられたんですね!!ズッシリ重かったでしょ。でもだんだんと後でくるものがありましたね。凛子さんの演技にかなりブっとびの私です。あの最後の手紙の内容が気になってしょうがないんですけど…^^;

    ハチ

    2007/5/12(土) 午前 6:29

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    あ、TBしますね♪

    ハチ

    2007/5/12(土) 午前 6:30

  • ハチさん、ども♪ おひさしぶりで〜す^^ はい、カラダはりました〜^^ ズッシリと重みのある一作でした。 凛子さん、すごいですよね〜。。

    サムソン

    2007/5/12(土) 午後 7:58

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    あ、TBありがとうです〜♪

    サムソン

    2007/5/12(土) 午後 8:00

  • いい映画でしたね。キイワードはやはり「愛」だと思いました。

    atomic

    2007/5/14(月) 午後 6:31

  • あとみっくさん、ども♪ お〜、「愛」ですか。 たしかに愛情なくしては、これだけ重みのある物語には、なっていなかったかもしれませんね〜。。 ^^;

    サムソン

    2007/5/14(月) 午後 11:12

  • 私もやっと観てきました。私も菊池凛子にビックリでした!凄かったですね。チエコの彼女なりのコミュニケーションのとり方が痛くて哀れで…。かなりズシンとくる作品でした。TBさせてくださいね。

    Fummy

    2007/5/17(木) 午前 0:00

  • Fummyさん、ども♪ 菊地凛子は、すごかったですよね。 ほんと、痛さが伝わってくるような、深みのある演技だったと思います。ズシン、ときましたね〜。 TBありがとう♪

    サムソン

    2007/5/17(木) 午後 10:04

  • どうもこんばんは〜 TBどうもです〜♪ また見たくなっちゃいましたぁ〜♪ ズシリ〜とする映画でしたぁ〜

    フリーダム-FXDB

    2007/5/21(月) 午前 1:10

  • フリーダムさん、ども♪ はい〜、ズシリとくる作品でしたね〜。繰り返しみたい、貴重な一本です〜☆ TBありがとです♪

    サムソン

    2007/5/22(火) 午前 0:01

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    おいら、この監督の作品21グラムの作り方好きだったんですよ。
    ソダーバーグの「トラフィック」みたいでしたね。記事、TBさせてくださいね。

    mossan

    2007/6/4(月) 午後 7:04

  • もっさん、ども♪ 『21グラム』は自分も大好きです〜。
    退廃的な物語に、斬新な映像、そしてなにより、ショーン・ペン命です〜^^;
    こちらの作品では、リンリンちゃん命(?) ^^; TBどうもです♪

    サムソン

    2007/6/4(月) 午後 11:30

  • 若い刑事さんが素敵でしたぁ(●´艸`)
    しかし凛さん、あそこまでとは!
    伝えることの難しさを痛感いたしました
    なんかおかしなレビューなんですがTBさせてください

    [ 翔syow ]

    2008/2/25(月) 午前 9:05

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    syowさん、ども♪ お、あの刑事さん、お気にですね〜〜 ^^;
    凛子さん、頑張ってらっしゃいましたね。 号泣シーンは胸打たれましたです。
    TB、どもです〜〜。 ^^

    サムソン

    2008/2/25(月) 午後 9:50

  • あのデカはリンリンとやったに違いない!
    あっ!それは僕がガキデカだった時の妄想でした
    最後の手紙には何書いてたんでしょね〜
    ちゅうか邦画でええやんこれみたいなぁ〜 TBしますね〜

    pony

    2010/9/10(金) 午後 11:21

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    ポニーさん、ども♪ リンリンはなんでも、スパイク・ジョーンズと付き合ってるらしいですね。 まったく、国際派になったな〜。
    TB、どもっす。^^

    サムソン

    2010/9/11(土) 午後 11:43

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