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『レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで』  (2008)



1950年代、半ば。

富裕層が集まるコネチカット州の郊外で、フランク(レオナルド・ディカプリオ)とエイプリル(ケイト・ウィンスレット)の夫婦は、二人の子どもにも恵まれ、幸せに暮らしていた。

しかし、彼らはお互いが抱いていた、平凡な生活の疑問点に、葛藤し始める・・。


製作国/アメリカ : イギリス  Revolutionary Road  (119分)

監督: サム・メンデス
製作: スコット・ルーディン/サム・メンデス/ etc..
原作: リチャード・イェーツ
脚本: ジャスティン・ヘイス
撮影: ロジャー・ディーキンス
出演: レオナルド・ディカプリオ/ケイト・ウィンスレット/ディラン・ベイカー/マイケル・シャノン
     /キャシー・ベイツ/キャスリン・ハーン/デヴィッド・ハーバー/ジェイ・O・サンダース/ etc...



こちらの作品、ごく普遍的な夫婦と、彼らの生活にスポットを当て、苛立ちや不満や虚無感をじわりとあぶり出してゆく、これぞまさにドラマ! と思わせてくれる一作です〜。

んもうこれ、「衣・食・住」においてはこれ、何不自由のない生活をしているフランクとエイプリルのご夫妻なのですけれど、まあ、’夫婦喧嘩’が絶えないのですよね。

観る人が観ればこれは、「ありがちなお話」なのかもしれませんが、んん〜〜、これ、なにぶんこれ、独身30代オトコの自分からするとこれ、フクザツな心境にならざるを得ない作品であったのですよねぇ。。



とにもかくにもこれ、夫フランクはレオナルド・ディカプリオ、そして妻エイプリルは、ケイト・ウィンスレットが演じているわけでございまして、んもうこれ、超・実力派俳優同士の’夫婦喧嘩’は、んもう、マフィアもテロリストも恐れおののくほどの(?)、ド迫力なのですよねぇ〜。

さらに怖いのがこれ、’喧嘩の原因’なのですよね。

この映画の軸となるところは、’夫婦の苛立ちはいったい何が原因なのか・・?’ ということであるのだとも思います。

夫フランクはこれ、会社勤めをしているわけなんですが、仕事に嫌気が差しているわけなんですよね。 そしてフランクは当たり前のように、’我慢をしている。’

’嫌なことに耐えるのは当たり前’ と、劇中でごく当然のように描かれていたことに、自分的には、少し、ホッとさせられるところもあったんですよね。



そして、妻エイプリルはといえば、専業主婦という立場に物足りなさを感じ、’パリに移住’しようと言い出すわけなんですよね。 

フランクも渋々承知するわけなんですが、エイプリルの3人目の子供の妊娠や、夫フランクの昇進話などで、’移住計画’は立ち消えになってしまうのですね。

妊娠、昇給など、一見は恵まれたような状況を、夫婦共々、’幸せ’に感じることができないでいたのですよね。

女性の方がご覧になれば、妻エイプリルの心境に共感を得られる方も、少なくはないのかもしれません。



ちなみに、先日発表されたアカデミー賞ノミネートで、助演男優賞候補に挙がっていたマイケル・シャノンは、知り合いの老夫婦の息子、という設定で、軽い知的障害があるという男性の役柄なのですね。

フランクとエイプリルの不仲の原因を、気を遣うことなくズバズバと言い当ててしまうのですよね。 この物語を解くうえでの、重要なキーであるのかもしれません。 



本作品は、何かしらのメッセージを投げかけるような性質はないのかもしれませんが、敢えて、何かを受け取らせていただくなら、人の話は真剣に聞きすぎないこと、という教訓があるような気がいたしました。

いい意味で、’いい加減’に、そして’適当に’が、いいのでしょうね、きっと。

でもやっぱり、聞いて欲しかったり、見て欲しかったり、あの辺を触って欲しかったり、乳首をつまんで欲しかったり、するものなのでしょうね、きっと。。  んんっ・・!



 

サムソン満足度  90点
  

  • 顔アイコン

    はい、そうなんです。主婦の目から見ると彼女の気持ちに共感できます。ただ普通はそこまで追求しないし、パリに行ってもうまくいくはうがないとわかっているだけです。
    フランクはよくガマンしてましたよね。
    TBさせてくださいね。

    car*ou*he*ak

    2009/1/26(月) 午後 11:14

  • 顔アイコン

    Cartoucheさん、ども♪ あ、やはり、主婦の人からの視点は違うのですね〜。^^;
    はい、フランクの我慢は、ちょっと勇気づけられたりもしました。^^;
    TB、どうもです。 ^^

    サムソン

    2009/1/26(月) 午後 11:56

  • 顔アイコン

    面白く、興味を持って観れましたよ〜。(・ω・)bグッ
    TBしますね〜〜〜。

    Kaz.Log

    2009/1/27(火) 午前 0:05

  • パリに移住しよう!というとこら辺から、すでにもう壊れてましたね、この二人。全く現実味がなく、現状からの逃避そのもの。離婚するという選択肢は、なかったのかしら・・・??

    kuu

    2009/1/27(火) 午前 9:51

  • 私は、主婦の目から見て、エイプリルに共感出来なかったです(^^ゞ
    せっかくなので、TBさせて下さいませ(_ _)

    ふぇい

    2009/1/27(火) 午後 1:33

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    Kazさん、ども♪ 面白くご覧になれましたか〜。 リアルな話でありましたよね。
    TB、どうもです〜。^^

    サムソン

    2009/1/27(火) 午後 11:44

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    Kuuさん、ども♪ あ、そうですよね。 離婚という選択肢もあるんですよね。^^;
    現状からの逃避、ですよね、まさに。
    TB、どうもです。 ^^

    サムソン

    2009/1/27(火) 午後 11:46

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    フェイさん、ども♪ あ、主婦の目から見ても、エイプリルには共感できなかったですか。
    はい、せっかくなので、TBどうもです。 (^。^;

    サムソン

    2009/1/27(火) 午後 11:47

  • 映画で「生活する上で嫌なことに耐えることは必要」だと、現実を表したレオ。夢見がちなケイト。
    映画見てるのに現実のレオのほうに共感してしまったっていうのが皮肉でしたね。
    なんだかほんと、じわじわくる作品でした。

    Tommy

    2009/1/28(水) 午後 3:11

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    Tommyさん、ども♪ あ、たしかにそうですね。 皮肉かもですね。^^;
    この映画の辛辣な内容は、娯楽というよりは、教訓をいただいたって感じです。
    じわじわくる作品でしたよね。 TB、どうもです。^^

    サムソン

    2009/1/28(水) 午後 6:14

  • 夫婦を長持ちさせるにはある意味いい加減そして適当なのが最も大切な事かもしれませんね。独身のサムソンさんは結婚なさるのが怖ろしくなったのではないでしょうか?
    ちなみに私はエイプリルに全く入り込むことが出来ませんでした。
    TBさせてくださいね。

    つらら

    2009/2/3(火) 午後 10:39

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    つららさん、ども♪ はい、いい加減、適当って、悪い意味ばかりではないですよね。
    あ、、独身、という言葉がカラダに沁みてしまいました。。^^;
    まあ、今のところ結婚は考えてはいませんけどね。^^;
    TB、どうもです。 ^^

    サムソン

    2009/2/3(火) 午後 11:28

  • 生活においては、隣家のご夫婦(特にご主人の方)のように暮らすのが一番いいのかも・・・と、思ったりもするのですが、
    なんとなくそれだけでもないような。。
    結局は悲惨な方向に物語は向かうのですけれど、なんとも色々考えさせられた作品でした。
    案外嫌いじゃないです ^^ あ、結婚は、別問題?w
    トラバさせて下さいませ。

    恋

    2009/9/7(月) 午前 8:11

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    恋さん、ども♪ いや〜、いろいろな登場人物に、いろいろな共感ができる映画ですかね〜。
    結末は、非現実的、であったんですかね、、わかりませんが。^^;
    結婚は、、当分はいいです、、(/∀\)
    TB、どうもです。^^

    サムソン

    2009/9/7(月) 午後 11:54

  • 他人事じゃないような感じもありながら、でも実際の家族生活ってもっとゴチャゴチャしてて・・・とも思いました。
    自分であることに意味はない・・・と言うようなことを洗脳されて、そうかな?って思いながら暮らしてる自分は単純かも。。。
    不景気の中、お給料を貰ってくるだけでも今は大変です^^;
    でも、いろいろ考えてしまう映画でしたねー。
    「真剣になりすぎないこと。」大事ですね♪TBお返ししますね。

    かりおか

    2009/12/15(火) 午後 0:31

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    かりおかさん、ども♪ あ、もっとごちゃごちゃしてますか、実際は。^^;
    そそ、お給料もらってくるだけで恵まれてる、と思えればよいかもですよね。
    いろいろ考えさせられる映画でございました。^^
    TB、どうもです。^^

    サムソン

    2009/12/16(水) 午後 9:42

  • あはは、二人の喧嘩はテロリストやマフィアよりも怖かったですね。
    フランクがここまでKYじゃなく、妻の心を繊細に受け止めてあげたら、こんなことにはならなかったのではないか、人の話はよく聞かなければ。。と思ったのは私が女だからかなw
    TBさせてくださいね。

    pu-ko

    2010/4/5(月) 午前 7:11

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    pu−koさん、ども♪ そそ、マフィアよりも怖かったです、あの喧嘩は。^^;
    この映画は、「ひとの話を聞く」というのが、ポイントなんですかね〜。 難しいテーマなんでしょうか。
    TB、どもです。^^

    サムソン

    2010/4/5(月) 午後 9:42

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    ラストが効いていましたね。
    夫婦生活を長くやっていくためには、聞かなくていいことは聞かないようにするのが賢いのかもですね。
    目指す方向が同じだと思って結婚したのに、実は違っていたっていうのはよくあることなのかも。( ̄-  ̄ ) うーん
    TBさせてくださいね。

    木蓮

    2012/10/24(水) 午前 9:19

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    もくれんさん、ども♪ そですね、生返事も必要かもです。
    う、うーんな作品でしたね。
    TB、どもです。

    サムソン

    2012/10/27(土) 午後 3:52

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