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セッションズ

 
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『セッションズ』  (2012)



1988年、米カリフォルニア州バークレー。 少年時代に罹ったポリオが原因で、首から下が麻痺してしまったマーク(ジョン・ホークス)。

以来、ベッドに寝たきりの人生ながらも、みごと大学も卒業し、38歳の今は詩人・ジャーナリストとして活躍していた。

そんなある日、障がい者のセックスというテーマで原稿依頼が舞い込む。

取材の過程でセックス・サロゲート(代理人)の存在を知り、自らもセックス・セラピーを受けてみたいと願うマークだったが・・。


製作国 アメリカ  THE SESSIONS  (95分)

監督: ベン・リューイン
製作: ジュディ・レヴィン
原案: マーク・オブライエン
脚本: ベン・リューイン
出演: ジョン・ホークス/ヘレン・ハント/ウィリアム・H・メイシー



こちらの作品、障がい者の「性」を真正面から取り上げ、数々の映画賞に絡んだ、感動のコメディ・ドラマです〜〜。

ポリオが原因で、首から下が麻痺している重度障がい者のマーク(ジョン・ホークス)。

詩人やジャーナリストとしての肩書をもっているマークに、ある日、「障がい者のセックス」というテーマで原稿依頼が舞い込むのですね。



これをきっかけに、セックス・セラピストなる、「セックスの代理人」の存在を知ることになるマーク。

38歳で童貞のマークは、セラピストとして働くシェリル(ヘレン・ハント)とご対面するのですが・・。



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要はこれ、重度障がい者の男性に、セラピストの女性がセックスの手ほどきをする、という物語なのですね。

セラピスト役のヘレン・ハントは、惜しげもなく裸体を披露し、この作品はR−18指定となっています。



「セックス・セラピストと売春婦は、似ているようでまったく違う」 と強調するシェリル。

しかしながらシェリルも、マークも、心をもった人間ですからこれ、そううまくは感情をコントロールできないわけなんですね。



キワモノを扱った、興味本位の映画かとも思ったんですが、映画終盤にかけての鮮やかな転調はお見事で、脚色のセンスに唸る作品でもありますね。

小粒ながらも愛着のもてる一本。  いや〜、これよかったですよ。





サムソン満足度  92点
  

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『すーちゃん まいちゃん さわ子さん』  (2012)



すーちゃん(柴咲コウ)、まいちゃん(真木よう子)、さわ子さん(寺島しのぶ)の3人は、以前同じアルバイト先で働いていた。

出会ってから10年以上がたった今も、年齢や職業が異なる彼女たちの友情は変わらず、時間を見つけては集まっている。

だが、一見平和に暮らしているように見える彼女たちも、それぞれ悩みや不安を抱えていて・・。


製作国 日本  (106分)

監督: 御法川修
原作: 益田ミリ
脚本: 田中幸子
出演: 柴咲コウ/真木よう子/寺島しのぶ/染谷将太



こちらの作品、30代シングル女性のささやかな幸せと、ささやかな悩みを映し出す、ほんわか女子ムービーです〜〜。

カフェで正社員として働くすーちゃん(柴咲コウ)、バリバリのキャリアウーマンのまいちゃん(真木よう子)、お婆ちゃんの世話にかかりきりのさわ子さん(寺島しのぶ)。

彼女たち3人がそれぞれに抱え込む悩みや葛藤を、ほんわかタッチで描いた一作なのですね。



いくらほんわかタッチとはいえ、その悩みの内容はけっこう深刻で、、いや、正確に言うならばこれ、考え過ぎちゃうと陥りますよ系の悩みとでも言いましょうか。

結論から言えば、「あまり考えすぎない」のが解決策なのかもしれませんが、そこに行きつくまでがこれ、いろいろあるわけなんですよねぇ。



「遠い未来のために、今を決め過ぎなくてもいいと思う。」 というすーちゃんのセリフには、うんうん、そうだねー! と、激しく同意してしまいました。

最近めっきり綺麗になられた柴咲コウの主演作ということもあって、とてもよかったですね。 はい。





サムソン満足度  85点
 

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青天の霹靂

 
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『青天の霹靂』  (2014)



場末のマジックバーで働く、さえないマジシャンの轟晴夫(大泉洋)。

ある日、彼は10年以上も関係を絶っていた父親・正太郎(劇団ひとり)が、ホームレスになった果てに死んだのを知る。

父が住んでいたダンボールハウスを訪れ、惨めな日々を生きる自分と重ね合わせて涙する晴夫。

すると、突如として青空を割って光る稲妻が彼を直撃する。 目を覚ますや、40年前にタイムスリップしたことに愕然とするが・・。


製作国 日本  (96分)

監督: 劇団ひとり
製作: 市川南
原作: 劇団ひとり 『青天の霹靂』(幻冬舎刊)
脚本: 劇団ひとり/橋部敦子
出演: 大泉洋/柴咲コウ/劇団ひとり/笹野高史/風間杜夫



こちらの作品、人気お笑い芸人の劇団ひとりが自身の同名小説を基に、記念すべき監督デビューを飾った、ハートフル・ファンタジー人情コメディです〜〜。

いや〜、これは泣けました。 劇場で涙が頬を伝ったのは、何年ぶりのことでしょうか・・。



あらすじとしては、売れないマジシャンの晴夫(大泉洋)が、突如タイムスリップして、若き日の父(劇団ひとり)と母(柴咲コウ)に出会う、というもので、一見すると陳腐なものに感じられるかもしれません。

予告などを見ていても、「これは完全にスルーだな、どうせ芸人監督だし・・」 と思っていたのですが、あちこちから聞こえてくる称賛の声に、興味が湧いて今日のレイトショーで観てきました。

いやいや、これは素晴らしいですよっ。 



まず目を見張ったのが、監督・劇団ひとりのセンス、才能でありましょうか。

オープニングシーンのカメラワークから、もうすでに作品にのめりこませる絵力のようなものがあって、96分間、瑞々しくも完成度の高い才能に触れていられた、とでもいうんでしょうか、んもう、快感ですよね。

また大泉洋、柴咲コウ、そして劇団ひとりと、三者三様の演技がものの見事に素晴らしく、一気に全員のファンになってしまいました。



でもまあ、この作品が自分的にツボったのも、主人公・晴夫の境遇も大きいと思うんですよね。

冴えないマジシャンという仕事。 お金もない、恋人もいない、侘しくも惨めな生活。

「俺、どうしたらいいか、わからなくなった・・」 と晴夫がひとり号泣するシーンには、胸がぎゅっと締め付けられました。



そしてタイムスリップという荒業を使い、母の愛、父の愛を確かめることになる晴夫なのですが、んもうこれ、泣けるんですよね。

また主題歌がミスチルなもんだから・・  おいちゃん世代にはもう、心に沁みすぎてやばいですよっ、てな感じですかね。

劇団ひとりの才能は、素直に称賛したいです。  んん、ブラボーッ!!





サムソン満足度  100点
  

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月はどっちに出ている

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『月はどっちに出ている』  (1993)



金田タクシーに勤める在日コリアンの忠男(岸谷五朗)。

ある日、母の経営するフィリピン・パブで働く新顔のコニー(ルビー・モレノ)に出会い、あの手この手でアタックをかけるが・・。



製作国 日本  (109分)

監督: 崔洋一
製作: 李鳳宇/青木勝彦
脚本: 崔洋一/鄭義信
出演: 岸谷五朗/ルビー・モレノ/絵沢萠子/小木茂光/遠藤憲一/國村隼



こちらの作品、在日コリアンのタクシー運転手とフィリピーナの恋を軸に、東京でたくましく暮らす様々な人の姿をエネルギッシュに描いた、悲喜交々のドラマです〜〜。

20年ほど前の作品ですが、今回が初見でございました。

寂れたタクシー会社と、フィリピンパブを舞台に、人間賛歌的なお話が繰り広げられ、当時話題になっていたのも納得の面白さでした。



主人公の忠男(岸谷五朗)は、在日コリアン。 

忠男が恋する女性、コニー(ルビー・モレノ)はフィリピン人と、多国籍的な要素が盛り込まれているんですね。

その多国籍感が、「東京」を実にリアルに描き出していて、銭金の話も絡んで現実味はたっぷり。



タクシー運転手の気苦労なども描かれていて、金を稼ぐ、食べていくってのは、生半可じゃできないんだなと実感します。

働く人の為の応援歌、恋する人の為の応援歌、といった感じの作品。

まだ自分が若造だった20年前に観ていても、たぶん、この作品は面白く感じられなかったと思います。笑





サムソン満足度  90点
 

人生の特等席

 
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『人生の特等席』  (2012)



ガス(クリント・イーストウッド)は長年大リーグの名スカウトとして腕を振るってきたが、ここのところ歳のせいで視力が弱ってきていた。

それでもまったく引退する素振りを見せないガスに、チームは疑いの目を向ける。

窮地に陥った父親に救いの手を差し伸べたのは、あまり関係が良好とはいえない娘のミッキー(エイミー・アダムス)だったが・・。


製作国 アメリカ  TROUBLE WITH THE CURVE  (111分)

監督: ロバート・ロレンツ
製作: クリント・イーストウッド etc
脚本: ランディ・ブラウン
出演: クリント・イーストウッド/エイミー・アダムス/ジャスティン・ティンバーレイク



こちらの作品、メジャーリーグのスカウトという仕事を通して、父と娘が絆を取り戻す過程を描く、ヒューマンドラマです〜〜。

大リーグのベテランスカウトマン、ガス(クリント・イーストウッド)は歳のせいで、視力も落ちてだんだんと耄碌してくるのですね。

心配になった同僚のピート(ジョン・グッドマン)は、ガスの娘のミッキー(エイミー・アダムス)に、「もっとそばに居てあげては?」とアドバイス。



弁護士として働くミッキーは、日々忙しく過ごしながらも、ガスとの時間を増やすようにするのですが・・。



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無難というか、浮き沈みの激しくない穏やかなドラマ、という印象もあるんですけどね。

しかしながら監督のロバート・ロレンツは、イーストウッドのお弟子さんということもあってか、どこか「味」のある作品に仕上げてきているんですよね。

無難だけれど、きっちり魅せてくれるといいましょうか、平穏な流れの中にも、ちょっとした意外性があったりもして。



個人的には、ガスの娘のミッキー(エイミー・アダムス)と、ガスのライバルのスカウトマン、ジョニー(ジャスティン・ティンバーレイク)との恋物語に、ちょっとキュンキュンしちゃいましたけどね。

ティンバーレイクのティン・ティンが、膨れ上がるようなシーンも・・?

いやはや、イーストウッドは監督をしても主演をしても、良い作品に仕上げてくれますね。





サムソン満足度  87点
 

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