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司馬先生作『王城の護衛者』を読みました。
ご存知の方も多いかと思いますが、この作品は会津藩主・松平容保公を描いた短編作品ですが、読み終えて真っ先に感じたのが『短編ではなく長編作品として読みたい!』です。
容保公が京都守護職に任命されてからの激動を短くまとめてありますが、そこは司馬先生、さすが!の面白さなんですけど、これを司馬先生の筆で長編作品とし読めたらもっと面白くて最高だったと思いますね。
司馬先生がご存命なら絶対に書いて欲しいです・・・ッ!
容保公の会津人としての実直さ、将軍、天皇へ忠誠心、時代の流れに翻弄されながらも会津藩主として生きた姿に最後の”竹筒”の秘話には涙が出そうになりました。
なぜ明治維新後に”逆賊”の謗りを受けなければならなかったのか・・・会津贔屓のみこちんからしたら納得なんて出来るものじゃないし薩長の連中に恨み辛みの一つや二つ言ってやりたい気もするが容保公は一切抗弁せず、ただ誰よりも自分(容保公)を信頼し、長州を奸賊して罵った孝明天皇からの手紙を慰みとして身につけ余生を送った話しが描かれていた。
容保公、歴史上最も尊敬出来る人物の一人です・・・!
そして改めて思った・・・戦争って恐ろしい。
”勝ったほうが正義”なんだね?
どっちが正しいとか間違ってるじゃなくて勝てばそれが正義なっちゃうんだよ・・・。
武力と策略に負けただけで、実直で誠実な会津が逆賊になるんだから・・・。
ちなみに新撰組は名前だけ出てきます。
会津藩お抱えの市中巡邏警察的な感じで・・・でも完全ないいイメージでは書かれておらず結構微妙な感じですが、あくまで名前だけです(爆汗)
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