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もらった竹を片手に ブンガマティの村の下の方へと下っていく。
片手に竹を持っているせいか、やたら、犬が吠え掛かる。
この辺りで木工彫刻はさかんだ。
アンティークの木工の彫像を売っている。
木工彫刻の村だけあって、玄関のドアなどにもその趣向が見られる。
日本のネパール料理店などでも、この村にドア、窓、調度などを注文し、
店のインテリアに使用しているようだ。
もう少し、じっくり村の中を歩きたかったけれど、竹を持って移動するたびに
犬に吠え掛かられるのは嫌なので、村の外を通って、バス停に向かうことにする。
バス停近くに ネワールの農民カースト マハルザンの木工の作業場があり、
以前、二人の少年が見習い修行中であったが、その腕を上げているかと、
作業場の中を覗いてみると、その姿は見えなかった。
訊くと、親戚の別の場所で仕事をしているということだった。
ここでバスに乗れば、カトマンズまでのバスがある。
しかし、ここに来るときに、バスの中から、素晴らしい景色が見えた。
その景色をゆっくりと眺めるために、その場所まで歩くことにした。
ネパールのローカルバス、手を上げれば、どこでも止まってくれる。
竹を杖代わりにして歩き始めると、道筋の家の中でチベッタン・カーペットを
女たちが織り上げている。
チベット人の注文で織っているらしい。
この仕事するのは、ネワール族の農民カースト マハルザンの女たちが多いようだ。
作業をしている作業場、お茶を飲み、のんびり休息をとっている作業場もある。
ネワールの農民カースト マハルザンの女たちは働き者である。
畑仕事、酒造り、こうした手間仕事、育児、炊事・炊飯とよく働く。
少し会話をして歩き始めると、「気をつけて、行きなさいよ」と声をかけてくれた。
竹をくれたサッキャの女性やマハルザンの女性の心遣い、そうした小さなことが、
村の印象をよくするものだ。
今回の訪問はそれだけでも大きな収穫だ。
上り坂を 竹の棒を杖代わりにして、登りつめると、素晴らしい景観が見えてきた。
緩やかな平野部の真ん中を川が流れ、その周りの田畑は広がっている。
周辺に広がるにしたがって、段々畑になっている。
平和なのどかな風景だ。
こうした風景を見ると、カトマンズ盆地が、如何に豊穣な土地であるか、よく理解できる。
ここに紀元10世紀以降、ネワール族の文化が花開き、マッラ王朝を頂点とする
宮廷文化の基礎になった過剰な農産物を作り出していた風土が 見て取れる。
外への侵略の意思は持たず、ただひたすらカトマンズ盆地の中の充実だけを目指した
マッラ王朝は、今の数々残る仏教建築、上下水道の施設を残し、カトマンズは、
民衆にとっても 桃源郷のような地であったのだろう。
今のカトマンズを見ていると、このマッラ王朝の時代より進んでいるとは、
到底 思えない。人間が賢くなっているとは思えない。
世界中、人間の愚かさにあふれている。
そんなことを思っていると、そばにいたネパール人が、
― タクシーはいらんかね と訊いてくる
― バスで帰るから必要ない と云うと
― バスはネパール人が使うもの、旅行者は使わない と捨て台詞を投げかけてくる。
余計なお世話である。ここにも愚かなバウン族のネパール人がいる。
バウン族の人間は いつも一言多い。
政治家のほとんどは バウン族が占めている。
こんな連中がいるから、ネパールはよくならない。
少し待つと、カトマンズ行きのローカルバスがやって来た。
バスの中はがらがら、パタンのラガニケルに近づくにしたがって、満員状態、
窓のすぐ近くだったので、悪臭をかぐこともなく、タパタリで降りることが出来た。
乗車賃14ルピー、誰が、2,3百ルピーのタクシー代を払うか。
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経機で織物している女性も、そのお知り合いも、素敵な女性ですね
頬杖ついている中央の人のはいているスカートすてきです。
縦糸は木綿ですか?強撚糸?それとも結束糸?
模様部分は羊毛ですか?
先日男の子とにわとりの後ろにやぎがいましたが、やぎの糸は作られていますか?
染めは植物?化学?
竹踏みして、疲れはとれましたか、良かったですね
2008/4/2(水) 午後 7:35
過去ブログを最初から読み返しています。まるで、自分が旅しているような感動が味わえています。女性の笑顔素敵ですね。バウン族のことは、妻も同じようを言っていた事を思い出しました。
2008/4/2(水) 午後 9:09 [ emi*ee*aka ]
poetryfish9 様
木綿の工業糸(結束系)ですね。
染めは今はほとんど、化学染料です。
模様部分は羊毛です。チベットから輸入された羊毛です。
チベット人が難民としてネパールにやってきてから、ネパールの絨毯織りが始まりました。
チベット人は、これでネパールでは大金持ちになりました。
ヤギは食肉用の去勢やぎです。このてのヤギは毛が短いので、糸にはなりませんね。
山岳地方には毛の長いヤギもいるようです。
それは、ヤギ毛として利用されているかもしれません。
2008/4/3(木) 午前 1:51 [ hikaruno ]
emineetaka 様
奥さんは日本に帰国しましたか。
ネパール人の中のどの民族なのでしょう。
いつまでネパールとのかかわりを持つことが出来るか わかりませんから、私の体験を通して、ネパールのことを出来るだけ伝えていこうと思っています。
カトマンズで生活していますから、どうしてもネワール族のレポート
が多くなります。
街の持つダイナミズムが好きです。
ここに矛盾も人間模様も凝縮され、特に、アジアは面白いですね。
2008/4/3(木) 午前 1:58 [ hikaruno ]
妻は、タマン族です。バトゥィバティニスーパーマケットから歩いて10分くらいの所に住んでいます。まだ、帰っていませんが、間もなく帰ってきます。一昨日、電話しましたが、雨が降っているから?つながっても、雑音がひどく、聞き取れず、あまり話ができませんでした。わたくしは、3年前にネパールに入った時が最近です。随分、変わってしまっているようですね。
2008/4/3(木) 午前 3:54 [ emi*ee*aka ]
ここ2,3日カトマンズの天候は不安定です。
春から夏への変わり目なのだろうと思います。
昨夕も雨でした。
この頃は、タマン族も教育に関心を持つようになりましたが、
教育程度の低さから、なかなか政府の主要ポストには入っていけません。
カトマンズ近郊の村々には多くのタマン族が住んでいますが、
ラナ専制政治の愚民政策の影響を1番蒙っているかもしれませんね。
タマン族の男は結構怠け者ですから、逆に女はたくましく働き者ですね。
男並みの力仕事もこなすようですよ。
ネパールの男は口ばっかりだから、女は大変だと思いますよ。
2008/4/3(木) 午前 4:16 [ hikaruno ]
カトマンズ、ネパールですか。縁がないですが・・・・。
2008/4/3(木) 午前 10:40 [ 近い人 ]
世界の臍のそうな場所で、面白い場所ですよ。
今は、政治的な混乱の中にありますが、それもネパール的で、
部外者としては、人間の業の深さを見ているようで興味深いものがあります。
現在(都市)と過去(村)が共存する不思議な場所です。
その格差には驚くと思いますよ。
是非一度、いらっしゃるといいですよ。
2008/4/3(木) 午後 0:53 [ hikaruno ]