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カトマンズの旧王宮から裏道を使って、タメル地区に向かう通りは、野菜や果物の
露天の並んでいるところだ。
バクタプールの手前にあるチミという町からネワール族の農民たちが、この場所に
自宅で取れた野菜を運び、座り込んで商いをしている場所である。
私は、こんな商いをしている場所が好きで、ついつい目が行ってしまう。
この頃は、自転車で移動することより 歩くことが多いので、じっくりと眺めることが
出来る。
そんな路上の商いを眺めながら歩いていると、小ぶりの桃を路上に広げ、売って
おばさんに出会った。
ネパールでは桃といっても、梅の実を少し大きくしたぐらいの大きさでどう見ても桃には
見えない。
摘果をすれば、もう少し大きくなるのだろうが、ネパール人にはどうも摘果の習慣はないようだ。
私の育った田舎の家では、家に白桃が植えてあったが、摘果と袋で覆うのは当たり前、
ネパールでは果物の栽培はあまり得意ではないようだ。
24,5年前にカトマンズ近郊のキルティプールという町に住んだことがあるが、
そこでも子供たちが果物を食べている姿を見かけたことはない。
カトマンズの人たちが、よく果物を食べるようになったのは、ここ14,5年のことだろう。
ただ キルティプールの下には 試験農園があって、そこでは桃やアプリコットなどの栽培が
試験的に行われており、すぐ近くにある私立学校のリンカーン・スクールの生徒たちが、
忍び込んでは、桃などを盗み取っていたという話を、生徒から聞いたことがある。
子供のいたずら心である。
果物には目のない私であるから、早速買うことにした。
1キロ40ルピー、ネパール産の果物にしては、少し高いと思ったが、初物だと思い、
それほどぼられているとも思わなかったので、その値で買った。
ネパールでは、熟れるまで待って売るということはないので、実はまだ硬い。
それでも桃の香りはする。
幼い頃にまだ熟れていないのにもぎ取って食べた桃の味だ。
その味から家に植えていた桃の木の姿が思い浮かぶ。
記憶と味とは結びつき易いらしい。
もう少し経てば、アプリコットも出てくるだろう。
ネパール産の果物は、遠いインドから運ばれてくるものとは違って、安さが取柄だ。
何もかもが値上がりしているカトマンズ、今年も安くネパール産の果物を手にすることが
出来るのだろうか。心配である。
この桃だって、去年は25ルピーから30ルピーで買っていたような気がする。
リュックの中に桃を入れ、家に帰って洗って食べることを思い浮かべながら、歩き始める。
タメルの入り口 チェットラ・パティに近づく。この辺にはツーリストに貸し出すための
貸し自転車屋がある。昔に比べると随分と自転車も立派になった。
なかなかカトマンズでは、自動車が増え、自転車で走り回ることは難しくなったが、
カトマンズ郊外にサイクリングに行けば、市内とは違うカトマンズも体験できる。
気をつけなくてはならないのは、盗まれることである。
夕方から激しい雷雨、停電の中で、桃の味見をしてみると、熟れているものは甘くて
美味しい。
日本の桃の味である。今年の桃は、カトマンズで満喫できそうだ。
しかし、小さいから一口でおしまいである。
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こんばんわ、犬がトイレに行きたいといったので、起こされてしまいました。
どうみても、梅にしか見えなくて、文章の最後まで少し気になっておりましたが、めでたし、めでたし・・・でしたね
さて、おやすみなさい。小さな桃でも安心と知りました
2008/5/3(土) 午前 2:56
ネパールの果物は 日本の気候に似ているせいか、果物の味覚が日本のものに似ています。
食べると懐かしい感じがするのは、そんなところから来ているのかも知れません。
秋になると、日本の指導によって植樹された梨の豊水も出てきます。
柿もあります。
南インド、タイの果物は 濃厚すぎて、味わいにかけます。
味か強烈ですが。
今 ネパールは、インドからのマンゴの季節を迎えていますが、
1日1個食べれば、充分です。
蜜柑なら1日5,6個食べないと食べた気になれません。
不思議なものです。
2008/5/3(土) 午前 4:10 [ hikaruno ]