カトマンズ 街の風景

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 カトマンズ盆地の中に住む人々の人口は 三百万人に近づこうとしているというのに
 街の中は まだ田舎のような雰囲気を残している。
 その一つの姿が カトマンズの街中に住んでいる動物たちである。

 牛、水牛、山羊、猿、犬、アヒル、鶏などは 街の中で当たり前に見かける。
 それも大半は 放し飼いである。
 牛などは 我が物顔で路上に寝そべっているし、バグマティ川に架かるカトマンズと
 パタンを結ぶバグマティ橋のすぐ近くにあるラーマ寺院には 多くの猿が住み着いて
 いる。
 ラーマ寺院というのは インドの叙事詩『ラーマヤナ』の主人公 ラーマを祭って
 ある寺院で ラーマヤナの物語の中で 猿の大王ハヌマンが ラーマを助けたことから
 ラーマ寺院の中では猿が飼われていることが多い。
 この橋の近くのラーマ寺院の猿たちも数が増え続け、寺院で与える餌だけでは
 充分ではなく、道行くネパール人たちを狙い、ぼんやりしているネパール人から
 とうもろこし、果物、お菓子、アイスクリームなどを掠め取っている。
 そんなことが日常茶飯事ではあるが、取られたネパール人たちもやられたと思う
 ぐらいで 別に怒り出すわけでもなく、苦笑いをしているだけである。

 犬だってそうである。
 路上の至るところに放し飼いになっており、大半の犬には飼い主はおらず、
 近所の人たちが適当に餌をやっているうちに 居ついてしまったというのが
 実情である。
 ちょっと餌でも与えれば、すぐさま 仲良しになってしまう。
 余程のことをしない限りは 昼間であれば、噛み付くということもない。
 昼間の暑い午後などは ほとんどの犬たちは だらしなく惰眠をむさぼっている。
 夜になると 自分のテリトリーを徘徊し、見知らぬ人間を見かけると そんなときは
 吠え掛かってくるから要注意である。
 これが泥棒よけにもなっている。
 1時期 犬が増えたことから、カトマンズ市当局が 犬の捕獲を始め、
 犬を処分しようとしたが、カトマンズ市民の抗議から頓挫してしまったことがある。
 確かに狂犬病は怖いが、村々では犬に咬まれるという話は聞くが、カトマンズ市内に
 ついていえば、あまり聞かない。
 狂犬病より、皮膚病の方が気になる。

 山羊や水牛、アヒル、鶏は カトマンズ市民の大切な食料だから、街の至るところで
 見かけるし、バグマティ川沿いの河川敷周辺では 動物たちがのんびりと草を食んで
 いるし、牧歌的な風景が広がっている。

 カトマンズの街にいると 人間と動物が うまく共存していることがよくわかる。
 これだけでもカトマンズは 不思議な雰囲気を持った場所である。
 水牛、山羊、アヒル、鶏の屠殺などは 街中でも見ることがあるし、残酷というより、
 肉を食べていても 命を頂いているという実感がある。

 人間のみならず、カトマンズに住む動物たちを眺めていても飽きないカトマンズである。



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おはようございます

1枚目がしびれます
ちょっとした、軍隊みたい
こんな眼差しがなつかしいです・・・。

2009/8/7(金) 午前 7:25 poetryfish9

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犬もその国の国民の性格に似てくるのでしょうか。
カトマンズの犬たちは 性格が従順で穏やかですね。

昼間にネパール人たちが食べるカザ(昼食用の軽い食べ物)を売る
店の前で 客からの残り物をねだっている犬たちです。
ひたすら待ち続けているひたむきさがいいですね。

2009/8/7(金) 午前 7:33 [ hikaruno ]

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いつもネパールの風景楽しみに拝見しています。今年、
3月に数年振りに4回目のネパール訪問を果たしました。日本人以外のアジア人観光客が増えた他、善悪はともかくあまり、変わらないネパールに安心感もおぼえました。私も以前ネパールに住めないものかと(今でも)思っていましたが、今は一応、北タイの田舎街に暮らしております。どこに居ても外国で暮らすにはビザの問題があろかと思いますが、貴方様の場合、ネパール、タイとビザはどのようにされていますか?もし、差し支えなければお教え下さい。私は4年前に早期退職した身分です。

2009/8/7(金) 午後 4:34 [ 地球の人 ]

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タイの場合は 1回の滞在が大体1ヶ月以内なので トランジット・
ビサで如何にか済んでいます。
長くなりそうなときは ラオスに出ます。

ネパールの場合は 観光ビザで年間5ヶ月ですから
その範囲内で調整していますが ビザ代の値上げがひどく、
悩みの種です。

今のネパールの状況では 長期滞在は サバイバルライフになってしまいますね。
乾期には今の状況では 長時間の計画停電、水不足も深刻です。
今のネパールの政治状況では、この二つの問題が解決するのは
いつのことになるのかわかりません。

タイの場合は経済的な問題をクリアすれば、ロングステイビザ、
リタイヤビザの取得も可能ですが、誰でもということには
なりませんね。
私も日本には住みたくないので、これから海外生活が可能な方法を
考えていますが、思い通りには運ばないものです。

2009/8/7(金) 午後 4:56 [ hikaruno ]

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とっても面白い写真が多くて楽しく読みました。確かにネパールは動物と人間と自然がうまく共存している不思議な場所ですね。

2009/8/7(金) 午後 9:26 [ ERIC ]

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人間と人間との距離がないのと同じように
動物と人間の信頼関係もどこかにあるようです。

動物も人間も興味深い場所です。

2009/8/7(金) 午後 11:11 [ hikaruno ]

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文化の違いなのでしょうか。
日本だったら牛が暴れだすのではないかとか、
人間が動物に危害を加えるのではないかとか心配します。
やはり言葉通り『共存』がうまくいっているのですね。
それがネパールでは自然な風景なのですね。

2009/8/8(土) 午前 0:42 [ BTTF ]

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私の小さい頃、近くの家で牛を飼っていましたが、
時々、暴れることがあって、牛は怖いものだと思っていましたが、
ネパールの牛はのんびりしているし、犬だっけ、昼間だったら
寝ているだけで、危害を加える、噛み付くといった風には
感じられません。
ちょっと餌を与えれば、もう仲良しになってしまいます。
路上で自由に生活している犬は 特にそうです。

2009/8/8(土) 午後 1:58 [ hikaruno ]


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