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 4泊5日というカトマンズ滞在の報告を終えた。
 体力が落ちているので 充分に動き回ることも出来なかったし、写真を撮ることも
 出来なかった。
 写真を撮るというのは 私にとって どこか被写体との緊張感を作り出すことが
 出来ないと うまく写真を撮れないことがよくわかった。
 ただ 歩き回っているだけで 体力を消耗し、写真を撮るという行為に緊張感を
 作り出すだけの体力・気力が残っていないことに気がついたカトマンズ滞在だった。
 写真を期待していた人には申し訳ないことをしたと思っている。
 
 それはバンコクに帰ってきてからも同じである。
 体力を回復したいと思うが 食欲がないから悪循環である。
 果物が食べやすいので出来るだけ摂るようにしている。
 食欲がないから 果物と飲み物以外のものは 何を食べても美味しく感じることが
出来ず、主食などは無理やり食べているといった感じである。
 
朝は 近所で豆乳を売っているから、中華風あげパンを一緒に買ってきて 
朝ごはん、昼は果物で済ませる。
夜はご飯を食べなくてはと思い、市場へ出かけ、惣菜を買ってくるが、
以前のようには進まない。
 
バンコクから上海経由の帰国の日 4月6日まではこんな日が続くのだろうと思う。
今までは どこにいても 食べることに苦労することはなく、インド、ネパール、
タイでも 何でも食べることが出来、どうにか生活してきたが、抗がん剤の
治療以降、味覚に大きな変化があり、果物と飲み物以外は美味しく感じず、
食べないと痩せるので努力して食べているが、充分ではなく 痩せてしまう。
 
ネパール滞在中に食べたダル・バート・タルカリはダールという豆汁と一緒にご飯を
流し込んで食べていたので 意外と食は進んだ。
人に作ってもらったご飯は 気が楽で食べやすいこともあったのだろう。
 
今年のバンコクは もうじき4月がやってくるというのに ここ2,3日 
しいが続いている。
4月の中旬には タイの最大の行事 ソンクラン(水掛祭り、タイの新年)が
あるというのに不思議な天候である。
明け方など扇風機をかけて寝ていると寒く感じるくらいである。
季節の変わり目の異常気象なのかもしれない。
涼しいといっても 日中 歩けば 汗が吹き出してくる。
汗かきの私にとっては バンコクは 1年中 地獄の季節である。
 
 
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カトマンズ 出稼ぎ

 ネパールの出稼ぎの草分け的存在は ラナ家専制時代に始まったイギリス軍への
グルカ傭兵である。
このグルカ傭兵によって ラナ家専制政治は 経済的に確立されたといってもよい。
しかし、グルカ傭兵によって 数多くのグルカ兵の血が流されたことも確かである。
 
今はグルカ傭兵の数も減り、中東、マレーシアへの出稼ぎが圧倒的になった。
特にここ数年の出稼ぎの増加には眼を見張るものがある。
グルカ傭兵といえば 山岳民族のライ・リンブー族、グルン族、マガール族が
主体であったが、出稼ぎはネパールのすべての民族に渡っている。
バウン族、チェットリ族、タマン族、タライ地方のインド系住民なども加わり、
全国民的な姿になっている。
出稼ぎの数が増えるに従って、賃金も下がり、カトマンズ生まれのネパール人に
とっては さほど魅力的なものではなく、大半は 自給自足に苦しむ山岳地方の
ネパール人が大半である。
 
その数は年々増え続け、空港にやってくるものの大半は出稼ぎのネパール人に
よって占められるようになっている。
賃金は 仕事の内容によるが、1万5千ルピーから2万ルピーが相場であり、
危険な仕事であれば、賃金が上がるが、命を落とす危険もあり、そうした出稼ぎの
ネパール人の事故死も多く伝えられている。
大半の出稼ぎ者が土地を担保に借金をして 渡航費用を捻出しており、もし 事故で
命を失うことにでもなれば、当人だけでなく、残された家族にも悲劇がやってくる。
 
カトマンズからバンコクへ向かう際、やはり空港は出稼ぎのもので
ごった返していた。
ほとんどが山岳地方の住民で 飛行機に乗るのも初めてといった様子だった。
年齢層は 20歳前後から30歳ぐらいまでの若者がほとんどである。
3,4年働かないと それなりのお金は貯まらない。
頑張れば、2,30万ルピー程度は稼ぎ出すことも出来るだろうが、
10万ルピーは渡航の費用で消えてしまう。
 
カトマンズに タライ地方やインド国境周辺からやって来て 野菜や果物を自転車の
荷台に載せて 行商している人たちがいるが、彼らが頑張れば、月1万から
1万5千ルピーを稼ぐ。
そしてうまくいけば、カトマンズで果物屋を開くところまで行く。
カトマンズで商売が出来れば、出稼ぎより 豊かな生活が出来るが誰でもできると
いうわけにはいかない。
 
大半の山岳地方の住民は 肉体労働で稼ぐより仕方がない。
カトマンズで肉体労働をしても月6,7千ルピーが精一杯で、出稼ぎにいけば
その倍稼げることは 魅力的に感じられるのだろう。
暑い中東諸国で たこ部屋のような場所に住み、ひたすら働き続ける。
そして仕送りに精を出す。
無事に3,4年の年季が終われば、再び、次の出稼ぎを求めてネパールを出て行く
ことになるのだろう。
 
昔は 出稼ぎの花は日本だった。
1年目は渡航の費用、2年目の稼ぎで カトマンズ郊外に土地を買う、
3年目、4年目で3,4階建ての家を建て、5年目でタクシー用の自動車を1台と
いうのが一つのパターンで カトマンズに帰って楽隠居できる。
 
こんなことは夢の中の夢になってしまった。
いてもほんの僅かな人々が享受しているに過ぎない。
 
夢を求めて出稼ぎというより、山で食うことが出来ないから出稼ぎに行かざるを
得ない、そんな状況である。
貧しさからの脱出を求めての出稼ぎであるが、一体何人の若者が貧しさから
脱出できるのだろうか。
 
お金のある家の若者たちは アメリカ、オーストラリア、イギリスへと留学し、
その後 安定した職を現地で得ることが出来、将来を考えての投資になっている。
貧富の差がその後の未来をも決定してしまう。
 
貧しい山岳地方の出稼ぎの若者たちを見ても 心の中で頑張れよと
声をかけるだけである。
 
 
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 カトマンズの家から 大家家族に見送られて 空港へと向かう。
 物価高のせいか 空港までの運賃は350ルピーだった。
 8ヶ月前は 300ルピーだったから 50ルピーの値上げだった。
 諸物価の値上げが タクシー料金にも影響を与えている。
 後方に大家家族を残し、タクシーは空港へと向かう。
 15年近い付き合いのあった大家家族であったが、再び会うことはないだろう。
 愛犬 リオとも同じだ。
 
 朝の通勤で混み合ったバグマティ橋、この橋を何度越えて、
 カトマンズ、パタンの大家の家へと通ったことだろう。
 
 12年前に 癌で一家の主を失い、今度は一人息子がC型肝炎の難病、
 二人の年よりも90歳までもう少しという年齢になってしまっている。
 希望の見えない大家家族である。
 大家家族には 私が癌であることは告げなかった。
 亡くなったご主人が癌であったことから 余計な心配をかけても仕方がないと
 思ったからだ。
 私が滞在していたときは ご主人が全身転移で苦しんでいたときだった。
 今でも忘れられない彼の姿だった。
 人の心の中は 口に出さない限り わからないものである。
 
 タクシーは私を乗せて 空港へと向かう。
 いつもなら タクシーの運転手と会話が弾むが 今回は何の会話もないまま、
 空港に到着した。
 
 空港の中に入る。
 去年から航空運賃に空港使用税が含まれ、空港内で空港使用税は支払う必要はない。
 タイ航空のチェックインカウンターに行くと 誰も並んでいない。
 様子がおかしいので 訳を訊くと 私の乗ることになっているTG 320便は
 キャンセルになり、4時間後のTG 336便に変更になっている。
 13時55分発の出発時刻が 17時55分になってしまった。
 4時間遅れのフライトになってしまった。
 1日2便のタイ航空の乗客が少なく、後発の336便にまとめてしまった
 のだろうか。
 6時間近く 空港内の搭乗待合室に 閉じ込められることになってしまった。
 6時間近く 設備の悪い待合室で どうすればいいのだろう。
 午後2時にランチサービスがあるというが そんなことでは割りは合わない。
 タイ航空なら時間通りに飛ぶだろうと 高いチケットを買ったが 
 とんだ期待はずれだった。
 水不足、電力不足による計画停電の中、1日2便 飛行機を飛ばすほうがおかしい。
 ツーリストなど期待できない時期である。
 そして この揚げ句である。
 
 トレッキング帰りの日本人乗客もこの災難にあってしまったようだ。
 一人で6時間をやり過ごすのは大変だが、旅は道連れということで 
 話し相手が出来てよかった。
 神奈川県からやって来ている3人グループで 話好きの人たちでよかった。
 長い6時間が少しでも 短く感じられた。
 彼らはバンコクで東京行きの飛行機を乗り換える必要があるようだが、
 どうにか間に合うようだ。
 
 長い待ち時間ではあったが 後発の336便は時間通りに飛び立った。
 飛行機2機分の乗客であるにもかかわらず、座席には空きがあり、
 70%程度の乗客だった。
6時間の待ち時間と3時間の飛行時間、そして不味い機内食 これですっかり
疲れ果ててしまった。
いらいらとさせられたが 飛行機は時間通り 22時40分にバンコクの空港に
下り立った。
 
預けていた荷物を受け取り 空港の外に出たのは 午後11時過ぎ、
パブリックタクシー乗り場でタクシーに乗り、アパートまでどうにか到着した。
チップ込み300バーツの料金だった。
 
短いようで長かった4泊5日のカトマンズ旅行も終わりとなった。
 
 
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カトマンズ 食事

 大家の親切で 朝晩の食事は大家のほうで用意してくれることになった。
 朝食は朝9時過ぎ、夕食は夜の9時過ぎ、準備が整うと 「カナ パキョウ」
 (ご飯が出来た)といって声をかけてくれる。
 特別食ということで ダール・バート・タルカリ(豆汁・ご飯・野菜カレー)に
 必ず、魚か鶏肉をつけてくれた。
 野菜カレーは大体2品である。
 青菜の炒めものとカリフラワーや鞘インゲン、ジャガイモの炒めものなどである。
 ネパール食のいいところは 食欲がなくても 豆汁と鶏肉のカレーの肉汁で
 ご飯の喉越しをよくしてくれるから、食べやすいところである。
 決して美味というわけではないが、シンプルな食事は 食べやすい。
 食欲がないから、食べたいというものがない。
 喉を通るものなら 何でもいいのである。
 
 大家の親切がなかったら、5日間の食生活は かなり困ったことに
 なっていただろう。
 市場に行って 野菜類を買ってきて、水不足と停電の中で調理することは 
慣れていなければ 負担は大きい。
久し振りにカトマンズにやって来て サバイバルライフが出来なかっただろう。
ずっとカトマンズに住んでいれば、少しずつ慣れて行くことも出来るが、
いきなりでは慣れるまでに時間がかかり、体力だけを消耗するだけだっただろう。
捨てる神あれば 拾う神ありである。
 
部屋の片付けも後で自分たちがやるから、やる必要はない。
重要なものだけ整理すれば いいと言ってくれる。
病み上がりに無理をするなといってくれるのである。
 
この家の2階に住み始めてから15年近い日が過ぎているはずである。
彼らからすれば 家族同様の気持ちがあるようだ。
最後の最後にきて 迷惑をかけてしまったという気持ちで一杯である。
 
この家族も高齢者二人を抱え、息子はC型肝炎で治療費がかかるという
大変な状況である。
日本人なら かなり落ち込む状況であるが、ネパール人特有の楽観主義が
どうにかなるさという明るさを生み出しているから不思議なものである。
女主人の持ち前の明るさが 過酷な状況を明るく支えていることがよくわかる。
今の苦しい状況を乗り越えてくれることを祈るばかりである。
 
12年前に癌でご主人を亡くしてからは 毎年大変な状況が続いてきている。
それでも頑張りぬいてきている。
どこかで不幸が幸福へと転換してもらいたいものである。
 
しかし、ネパールの国の状況は厳しい。
国がよくならなければ、国民の幸福もないのである。
貧富の差は拡がる一方、物価は上がる一方である。
 
乾期のカトマンズということもあるのだろうが、街全体が荒れ、
薄汚れてきている。街に勢いがないのである。
諦めムードが街全体を覆っているような気がする。 
そんな中でも人々は 食べることに必死である。
少しでも 人々の住みやすい国に近づくことを願うばかりである。
 
 
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カトマンズ 散歩

 2度ほど カトマンズ市内に行ってみたが、空気の汚さと混み合う交通に疲れ果て、
 体力の限界を感じてしまった。
 1年前は 自信のあった体力も 今では半分以下になっていて 
 無理が利かないことがよくわかる。
 特に汚染された空気を吸い込むことで肺に負担がかかることが気になる。
 
 2度ほどカトマンズ市内に行っただけで 行くことは諦めた。
 家の近くのバグマティ川沿いのいつもの散歩コースを歩くが、
 酸素が足りないのか目の前に幕がかかったようで しゃきっとしない。
 勢いよく歩くことも出来ないし、集中して物を観察することも出来なくなっている。
 カメラを持って散歩に出たが、写真を撮ることが出来ない。
 観察力の低下、集中力のなさからである。
 物をしっかり眺めるだけの体力がない。
 歩いていても歩くことに精一杯で 他に余裕がない。
 以前であれば 見たいもの、知りたいことがあれば、どんどん足が進んでいたのに
 今では 歩いていても 帰り分の体力が残っているのかが気にかかる。
 
 川沿いを歩いていけば、いつもと同じ風景が広がっているにも関わらず、
心が動いていかないのは どういうことだろう。
 やはり どこか 立っている土俵の違いを感じてしまうのだろうか。
 ネパール庶民の逞しさ、生き抜く力強さに圧倒されてしまっているのかもしれない。
 水不足、電力不足、物価高にも負けず、生き抜いている逞しさは いつもながら
 大したものである。
 しかし、それが確かなものとして 私の心の中に入り込んでこないから、
カメラを向けるという行動へとつながっていかない。
彼らの姿を受け止めるだけの力を私が失っているからである。
歩くだけで精一杯であることがよくわかる。
次の一歩が踏み出せない。気力に欠けている。
それは体力のなさから来るものである。
 
今回の短いカトマンズ滞在は そんな自分の状態を確かめに来たのかもしれない。
私がいようといまいと バグマティ川沿いに生きるカトマンズ庶民は 
たくましく生き続けていくに違いない。
どんな最悪な状況におかれても 負けずに生き続けていくだろう。
それがカトマンズ庶民の力強さに違いない。
それは確かめることが出来たような気がする。
 
出来ることしか出来ない、出来ないことは諦める、そういう潔さが 
カトマンズ庶民の強さの源なのかもしれない。
そして、生き続けていくこと、やはりネパール人の強さは 只者ではない。
 
 
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