過去の投稿日別表示

[ リスト | 詳細 ]

全1ページ

[1]

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

イメージ 5

イメージ 6

イメージ 7

イメージ 8

 もらった竹を片手に ブンガマティの村の下の方へと下っていく。
 片手に竹を持っているせいか、やたら、犬が吠え掛かる。
 この辺りで木工彫刻はさかんだ。
 アンティークの木工の彫像を売っている。
 木工彫刻の村だけあって、玄関のドアなどにもその趣向が見られる。
 日本のネパール料理店などでも、この村にドア、窓、調度などを注文し、
 店のインテリアに使用しているようだ。

 もう少し、じっくり村の中を歩きたかったけれど、竹を持って移動するたびに
 犬に吠え掛かられるのは嫌なので、村の外を通って、バス停に向かうことにする。

 バス停近くに ネワールの農民カースト マハルザンの木工の作業場があり、
 以前、二人の少年が見習い修行中であったが、その腕を上げているかと、
 作業場の中を覗いてみると、その姿は見えなかった。
 訊くと、親戚の別の場所で仕事をしているということだった。

 ここでバスに乗れば、カトマンズまでのバスがある。
 しかし、ここに来るときに、バスの中から、素晴らしい景色が見えた。
 その景色をゆっくりと眺めるために、その場所まで歩くことにした。
 ネパールのローカルバス、手を上げれば、どこでも止まってくれる。

 竹を杖代わりにして歩き始めると、道筋の家の中でチベッタン・カーペットを
 女たちが織り上げている。
 チベット人の注文で織っているらしい。
 この仕事するのは、ネワール族の農民カースト マハルザンの女たちが多いようだ。
 作業をしている作業場、お茶を飲み、のんびり休息をとっている作業場もある。
 ネワールの農民カースト マハルザンの女たちは働き者である。
 畑仕事、酒造り、こうした手間仕事、育児、炊事・炊飯とよく働く。
 少し会話をして歩き始めると、「気をつけて、行きなさいよ」と声をかけてくれた。

 竹をくれたサッキャの女性やマハルザンの女性の心遣い、そうした小さなことが、
 村の印象をよくするものだ。
 今回の訪問はそれだけでも大きな収穫だ。

 上り坂を 竹の棒を杖代わりにして、登りつめると、素晴らしい景観が見えてきた。
 緩やかな平野部の真ん中を川が流れ、その周りの田畑は広がっている。
 周辺に広がるにしたがって、段々畑になっている。
 平和なのどかな風景だ。
 こうした風景を見ると、カトマンズ盆地が、如何に豊穣な土地であるか、よく理解できる。
 ここに紀元10世紀以降、ネワール族の文化が花開き、マッラ王朝を頂点とする
 宮廷文化の基礎になった過剰な農産物を作り出していた風土が 見て取れる。
 外への侵略の意思は持たず、ただひたすらカトマンズ盆地の中の充実だけを目指した
 マッラ王朝は、今の数々残る仏教建築、上下水道の施設を残し、カトマンズは、
 民衆にとっても 桃源郷のような地であったのだろう。
 今のカトマンズを見ていると、このマッラ王朝の時代より進んでいるとは、
 到底 思えない。人間が賢くなっているとは思えない。
 世界中、人間の愚かさにあふれている。

 そんなことを思っていると、そばにいたネパール人が、
 ― タクシーはいらんかね と訊いてくる
 ― バスで帰るから必要ない と云うと
 ― バスはネパール人が使うもの、旅行者は使わない と捨て台詞を投げかけてくる。

 余計なお世話である。ここにも愚かなバウン族のネパール人がいる。
 バウン族の人間は いつも一言多い。
 政治家のほとんどは バウン族が占めている。
 こんな連中がいるから、ネパールはよくならない。

 少し待つと、カトマンズ行きのローカルバスがやって来た。
 バスの中はがらがら、パタンのラガニケルに近づくにしたがって、満員状態、
 窓のすぐ近くだったので、悪臭をかぐこともなく、タパタリで降りることが出来た。
 乗車賃14ルピー、誰が、2,3百ルピーのタクシー代を払うか。


   ** 忘れないでね **
          ↓

 にほんブログ村ランキングに参加しています。
 *面白いと思ったら下のアドレスをクリック*
 [https://www.blogmura.com/ にほんブログ村]

 人気ブログランキングに参加しています。
 *面白いと思ったら下のアドレスをクリック*
 [ http://blog.with2%2enet/in.php?590199 ]

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

イメージ 5

イメージ 6

イメージ 7

 マチェンドラナート寺院のある場所に行き着くと、そこには広い広場が広がり、
 その周辺にはネワール式のレンガ造りの民家が建ち並び、その中心に
 マチェンドラナート寺院が聳えている。
 ここを出発点にマチェンドラナートの祭りは始まる。

 広場の中では、ブンガマティの村人が、それぞれに休日の土曜日の午後を過ごしている。
 寺院というより村人共同の広場といった感じである。
 農民カースト マハルザンの女は、木槌で打った豆の枝の中から、豆を拾い集めている。
 あるものは莚作りに励み、あるものはおしゃべりに興じている。

 仏教カーストのサッキャ・カーストの人々が、この寺院を護るように、寺院の回りには
 住んでいる。
 レンガ造りの民家の入り口に、乾燥した小枝や、竹が立てかけてある。

 ― 何に使うの と尋ねると
 ― ネパール式ストーブ と笑いながら答えてくれる。

 カトマンズ郊外の民家には、まだかまどが残っており、今のように灯油が高くなると、
 灯油ストーブと、かまどを併用しているようだ。
 最近の住宅ではこんなわけには行かない。

 前々から、竹の足踏み用の竹がほしかったので

 ― これひとつ、おくれ と乞うと
 ― いいよ、いくらでも持っていきなよ と云う
 ― 何に使うの と尋ねるので

 竹の上に足を乗せ

 ― こんな風に足を乗せて、竹を踏むと、健康にいいし、足の疲れも取れるよ。
  畑仕事で疲れたときには 一番だよ と云うと 半信半疑で聞いている。

 そうすると一人の親切なネワール族の女性が、家から鎌を持ち出し、
 ささくれ立った竹を、持っていき易く、きれいにしてくれる。
 その間、近くにいたネワール族サッキャ・カーストの人たちとおしゃべりをする。
 前回のこのマチェンドラナート寺院訪問の際は、男ばかりで、そっけなかったけれど、
 今回は、のんびりと訪問して、打ち解けた会話を交わすことが出来た。
 ネワール語を少し話すだけで、彼らとの距離が縮まることがわかる。
 そんなことがあると、村の印象は、俄然違ったものになる。

 楽しい会話を交わしていると、中年のイタリア人夫婦が、ネパール人ガイドに
 連れられてやってくる。
 会話が弾んでいるのを見たネパール人ガイドが、何事かと思って近づいてきたようだ。
 ネパール人ガイドがつまらない質問をし始め、雰囲気が壊れてしまったので、
 もらった竹を手に持ち、マチェンドラナート寺院をあとにすることにした。

 寺院の正面玄関から その石段を下りていくと、この前と同じように、一人の老女が
 石段の脇に座り込んでいた。
 この前の時は、お金を乞われたが、今日は話しかけても、そんなことがなかったのは
 不思議である。
 竹の切れ端を持っていたから、怖がったのだろうか。


   ** 忘れないでね **
          ↓

 にほんブログ村ランキングに参加しています。
 *面白いと思ったら下のアドレスをクリック*
 [https://www.blogmura.com/ にほんブログ村]

 人気ブログランキングに参加しています。
 *面白いと思ったら下のアドレスをクリック*
 [ http://blog.with2%2enet/in.php?590199 ]

カトマンズ 四月の雨

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

イメージ 5

イメージ 6

 家賃の支払いのために、午後から銀行に両替に行く。
 雨模様の曇り空の中を 傘を持たずに 出掛けてしまった。
 ネパール航空の前まで、ミニバスで行く。
 乗せられるだけ乗客を乗せ、すし詰め状態、以前は定員制だったのに、いつの間にか
 その制限はなくなっている。規則があってないようなもの それがネパールだ。

 ビシャル・バザールのすぐ横にあるヒマラヤン・バンクに行く途中のニューロードの
 パン屋でドーナツを二つ買う。1つ12ルピー、小麦粉、食用油の値上がりから、
 10ルピーから12ルピーの値上がり、物の値上がりは日本だけでなく、ネパールも
 同じことである。このドーナツは、朝食用のためだ。

 ヒマラヤン・バンクは他の銀行より現金での両替のレートが良い。
 今日は1万円で6340ルピーだった。

 次はアッサン広場へ向かうが、わざと、路地裏の道を選んで遠回りをする。
 路地裏にカトマンズの昔からの民 ネワール族の生活がある。
 迷路のようになった道の奥に、10年以上前の美しい彫刻を施した窓を見つけることが
 出来る。
 今日見つけた場所は、コンサカールというネワールカーストの工芸職人の住居だった。
 空はすっかり掻き曇り、雨までは時間の問題、まるで夕暮れのような有様だ。
 写真を撮ろうにも、明るさが足りない。まだ午後3時前だというのに。
 路地裏の奥に入り込み、カメラを向け、フラッシュをたくと、何事かと人が出てくる。
 家屋の1階に間借りしている人たちだった。
 話を聞くと、東ネパールの山岳地方イラムを故郷とするライ族の家族だった。
 薬になる木の実、草などを故郷の山からカトマンズに運び、薬を作り、売っている。
 夫婦と子供3人の5人家族だ。バウン族の男が一人、客としてきていた。
 昔、東ネパールに行ったことがあるので話が弾む。

 アッサン広場の近くの煙草の卸売りの店で煙草を1カートン買う。煙草も値上がり、
 シカールと云う銘柄のネパール煙草の卸値が、1カートン 368ルピーから
 408ルピーへの値上がりである。
 広場の野菜売りから 蕨のような山草とライムを3個、そして、1キロ60ルピーの
 平茸を500グラム買ったと思うと、雨が降り始めた。
 大急ぎでもと居たビシャル・バザールで 雨宿りをするつもりで急ぐ。
 雨脚はどんどん激しくなる。ずぶ濡れになる前にビシャル・バザールに到着した。
 3時過ぎだというのに夜のような暗さだ。雷の音、稲妻が走っている。
 どうもしばらくは止みそうにない。空気も冷え込んできて、長袖でも寒い。

 雨宿りした店の前が電気屋、40インチの液晶テレビが飾ってある。
 値段を訊くと、20万ルピー(約32万円)、1ヶ月に1台程度は売れるという。
 そんな家には、大型充電器があり、それを使って停電中もテレビが見ることが出来る
 という。
 停電に苦しむのは、貧乏人ばかりかと、情けなくなってくる。
 クレカニの第2発電所の修理は、終わったというのに、電気事情はよくならない。

 1時間経って、雨はやっと小降りになる。
 お腹も空いた。タパタリのネワールの食堂で モモとツエラを食べようと思って
 歩き始める。食堂に着いたはいいが、今日は寒かったせいで、モモはすべて売り切れ、
 仕方がないので アル・タルカリ(ジャガイモカレー)とツエラとセクワを食べて、
 家に向かった。



   ** 忘れないでね **
          ↓

 にほんブログ村ランキングに参加しています。
 *面白いと思ったら下のアドレスをクリック*
 [https://www.blogmura.com/ にほんブログ村]

 人気ブログランキングに参加しています。
 *面白いと思ったら下のアドレスをクリック*
 [ http://blog.with2%2enet/in.php?590199 ]

全1ページ

[1]


.
hikaruno
hikaruno
男性 / A型
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について

標準グループ

美術・工芸

日本の政治

海外情報

ニュース

1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30
友だち(5)
  • アジアや世界の歴史や環境を学ぶ
  • はーちゃん
  • ピタル…☆
  • ミーヤー
  • yag*o*ama
友だち一覧

過去の記事一覧

スマートフォンで見る

モバイル版Yahoo!ブログにアクセス!

スマートフォン版Yahoo!ブログにアクセス!

よしもとブログランキング

もっと見る

[PR]お得情報

ふるさと納税サイト『さとふる』
11/30まで5周年記念キャンペーン中!
Amazonギフト券1000円分当たる!
話題の新商品が今だけもらえる!
ジュレームアミノ シュープリーム
プレゼントキャンペーン

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事