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 カトマンズ盆地に2000年にわたって住み続けているネワール族の人々、
 彼らは本当に木工芸を愛する人々なのだろう。
 カトマンズのハヌマン・ドカ周辺のマッラ王朝時代に建てられた寺院、王宮、
 クマーリの館、どの建物にも素晴らしい彫刻が施されている。
 窓の一つ一つに、当時の木工芸の巨匠たちの創意工夫が現れている。

 マッラ王朝を征服した、もっと厳しい言い方をすれば、ネワールの土地を奪った
 サハ(ゴルカ)王朝は、こうした工芸を保護することなく、
 その後のラナ専制においては、イギリスの建築様式を真似るばかりで、
 その愚民政策の中で他民族を抑圧し続け、ネパールの山岳民族を、ゴルカ兵、
 イギリスの傭兵として身売りすることで巨額の富を蓄財していった。
 この時代に優れた工芸が生まれていないことは、如何にネパール独自の文化を
 ないがしろにし、インド文化、西洋文化に傾倒していったかが、わかる。

 こうした中断がなければ、カトマンズの木工芸は、世界に名だたるものに
 なっていただろう。
 商いによって得た富を喜捨することで、寺院を造り続けていたネワール商人は、
 インドのマルワリ商人に取って代わられてしまう。
 ラナ家がマルワリ商人を優遇することで、ネワールの大商人たちは、その地位を
 マルワリ商人に奪われていく。
 マルワリ商人は、商売で得た利益はすべてインドへと持ち帰る。
 富はすべてインドへと流れていくのである。
 なんと愚かな政策であったことか。
 このことで、ネパールの経済は、インド マルワリ商人に 今も 牛耳られているのだ。
 そして、その周りには王族、官僚、政治家がダニのようにまとまりついている。

 商売によって得た富が、寺院、公共福祉へと循環していくシステムが失われていく。
 その中では、更なる工芸の発展はなかったと言っても良い。
 だから、マッラ王朝崩壊以後、素晴らしい木工芸の粋を尽くした素晴らしい遺産は
 生まれてはいない。

 すべての悪循環がこの国を覆い尽くしている。
 それが、マッラ王朝時代の遺跡の保存をこんなにしている。
 カトマンズの優れた建造物は、ネワール族の遺産であることから、
 権力を握るバウン族、チェットリー族の関心の外にある。
 だから、政府は保存、修復には関心を示さない。
 全くの朴念仁だし、田舎者なのである。文化を理解しない山奥の野蛮人なのである。
 政治家として、権力者としてカトマンズで君臨しても、自らの蓄財のみに走る野蛮人
 にすぎない。
 それがネパールの不幸である。


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 季節は 確実に春から夏へと変りつつある。時折の激しい雷雨は 夏を告げる予告だ。
 昨夜の雷雨で埃をすっかり洗い流した草木は その新鮮な生命力を取り戻し、
 ほっと一息ついている。
 そんな気持ちの良い朝、バグマティ川の川沿いを歩いてみる。
 川辺近くの井戸や湧き水の周りでは、間借り住まいの人たちの洗濯で賑わっている。

 すっかり汚れってしまったバグマティ川の水の流れの向こうに、川辺の寺院が
 朝の光を浴びて、如何にも至福のときを楽しんでいるようだ。
 紅く燃え上がるような満開の花の前を、着飾った女たちが急ぎ足で通り過ぎていく。
 その光景は、遠い昔のカトマンズを髣髴とさせるものだ。
 穏やかな平穏な時が、この川辺の寺院に流れる瞬間である。
 こんな一瞬の輝きが、まだこのカトマンズに残っていることを知利、心が弾む。
 こんな瞬間をあと何年味わうことが出来るのだろう。

 街では制憲議会選挙 たけなわである。
 選挙の結果が、この薄汚れたカトマンズ、そして人々の生活を変えていくことに
 誰も期待してはいまい。
 それほど 人々の期待を裏切り続けてきたお金に目を奪われている政治家たちだ。
 川が汚れ、街の空気が汚染され、人々が貧困のどん底の中で苦しんでいても、
 心を痛めず、ひたすら蓄財に走る。

 期待できない政治、そして選挙の中を、橋を渡り、人々は仕事に向かう。
 為すべきことを為す、今はそれだけしか 生きる道はない。


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 夕暮れ時に カトマンズから家路に向かう。
 ふと 後ろを振り返ってみると 昔ながらのカトマンズが 顔を出したような気がして
 懐かしい気持ちになる。
 ツリケルの広場にはもう人の姿はなく、その向こうには家の明かりが、つき始める。
 横断歩道橋の上に佇んでみると、あわただしいはずのビンセン・タワーあたりも
 忍び寄る夕闇の中で しっとりとした情趣をかもし出している。

 家儀に向かって、歩を進めるにしたがって、太陽はやさしくその光を投げかけてくる。
 『夕焼け小焼けで日が暮れて…』という幼い日に家路を急いだ頃の気持ちが
 蘇ってくるのは どうしたことだろう。

 夕闇は カトマンズの汚れを押し隠し、25年前に感じさせてくれた時間の流れを
 取り戻してくれる。
 こんな時に カトマンズは 昔ながらの美しさを取り戻し、再生する。

 沈み行く夕陽にあわせて、ゆっくりゆっくり徒歩を進めていく。
 タパタリのラーマ寺院の向こう、バグマティ川の向こうの山間に 
 夕陽は沈もうといている。
 まだこんな美しい光景が 残っていたのかと、驚かせてくれる習慣だ。

 バグマティ橋の上に立てば、折からの雷雨のあとで、その臭気を押し流している。
 橋のたもとの路上の市場で夕食の糧を求める人々の流れ、
 そして 闇は迫りつつある。
 どんなに暮らしに困っていても どうにか今日一日を終えることの出来る安堵感は
 すべての人の心の中にある。
 そんなことを思いながら、私も家路を急ぐ。


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 今日も午前中4時間の停電である。いつものように近所を散歩することにした。
 昨年の10月のカトマンズ滞在の折に 『カトマンズ教育事情 校舎崩壊の危機に
 怯える公立学校』で記事にした公立学校の辺りまで足を運ぶことにした。
 その後、どうなったのか気になっていたからだ。

 そこにたどり着いてみると、学校の正面にあった木工芸の窓の美しかった建物が
 すっかり消え失せてしまっていた。
 どうも壁に貼られている図面を見ると、前の姿を生かしながら、新たに建て直すようだ。
 百年以上経ている建物、74年前の地震には、どうにか持ちこたえたが、建物の内部を
 見れば、次の地震の際には保障しかねるというものだった。
 雨漏りもひどく、室内も目を悪くしそうな暗さだった。
 どこの国の援助が入ったのかは知らないが、ここで学んでいた貧しい家庭の子供たちの
 姿を思い出すにつけても、一安心である。
 ネパールの仕事であるから、いつ完成するのかわからないが、建物という器が出来たら、
 教育内容に関しても充実するように この学校の教師にも期待したい。

 カトマンズ市内の公立学校は、百年を超える建物が使われており、
 その施設の劣悪さには目を覆うものがある。
 公教育に無関心な政府の姿勢をそのまま表している。
 政府官吏、政治家の子供たちは、公立学校などには通わず、皆、私立学校に通っている。
 こうした教育に係わる、あるいは重大な決定権を持つ政府官吏、政治家が関心を
 持たないことから、カトマンズの公教育はなおざりにされている。
 公教育の充実なくして、どう国づくりを進めていくのか疑問も湧く。
 教育に無関心な政府が 国づくりに成功したためしはない。

 カトマンズの8割以上の子供たちの教育が、私立学校に任されている現状は、
 異常としか思われない。
 異常が当たり前のことになってしまうと、
 誰もおかしいと思わなくなってしまうところが怖い。
 未来に展望を持とうとしないネパール政府、政治家たち、こんな姿勢では、
 国の混乱はいつまで経っても終わらない。

 国民も政治家も政府官僚たちも てんで別々の方向を向いている。
 自分さえ良ければいいという姿勢は、後には大きな不幸を呼び込むことになる。
 50以上の民族融和の機会は、公教育の場にしかないことが、
 どうしてわからないのだろう。
 自らの国の教育を外国に頼って当たり前だとするこの国の政府の姿勢には
 あきれ果てている。
 公教育にそっぽを向かれてしまっているこの国の政府に再生の道は あるのだろうか。


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