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 私の住んでいるところの大家には、26歳になる息子がいる。
 長女は4年前に結婚して、1歳半の子持ちである。1歳半というと一番可愛い年頃で
 あるが、1週間、10日と子供を預け、自分は左団扇である。
 この長女、別に仕事をしているわけではない。
 生まれてから3歳までは母親と子供との関係を形成する最も重要な時期であるが、
 子育てには全く興味のない長女だ。

 母親も孫が来ると暇つぶしになるせいか、良く考えもせず預かり、時には長女の家に
 行って、孫を連れてくる。
 良き子育てという発想がないのである。
 子供が自立し、独立していくことを助けることが 親の役目という考えがさらさらない。

 こんな感じであるから、大家の息子もそれに寄りかかり、仕事を探して自立した生活を
 しようという意気込みはない。
 1日中家に居て、テレビを見、夜更かしをし、朝起きだしてくるのは いつも11時過ぎだ。
 こんな息子に親は何も言わない。

 勉学の方もしょっちゅう落第し、高校卒業後に 私立大学の2年の教養課程に入ったが、
 これも落第で、中途退学である。

 以前から、勉強は得意でないことがわかっていたから、料理でもなんでもよいから、
 技術的な仕事のための訓練を受けたほうが良いと忠告もしたが、そんなことは、
 身分の低い人間のすることという意識からか、親は全く関心を示すことはなかった。

 1年前、カトマンズに滞在していた時、この息子をアメリカで仕事をさせるために 
 アメリカへ行かせるという話もあった。今住んでいる家以外にもう1軒家があり、
 それを抵当に入れ、銀行からお金を借りるという。
 アメリカに行かせるには、100万ルピー以上のお金を業者に払い込む必要があると言う。
 カトマンズでもまともに仕事をしたことのない息子、小さい時に軽い小児麻痺にかかったらしく、
 動きも少し緩慢で、きびきびと行動することが難しい。
 何の訓練も成されていない彼を、アメリカに行かせるというのは、あまりに危険な賭けである。
 だから、私も反対し、まずは費用のかからないマレーシアあたりで仕事をしてみて、
 うまくやれるようだったら、アメリカに行かせてみればとアドバイスをした。
 マレーシアへの出稼ぎなど、貧乏人のすることと思っているせいか、その方面の働きかけは
 なかったようだ。
 プライドが許さないのである。
 息子の持っている能力、適応性など考えもせず、いきなり、費用のかかるアメリカへと
 いう考えには驚いてしまう。
 今はアメリカ行きの話は小休止の状態にあるが、息子の頭の中では、未だにアメリカ行きの話は
 くすぶっている。


 ネパールには案外にこうした若者が多いのである。
 外国に行けば 簡単にお金が手に入る。
 山岳地方に住んでいる力仕事に慣れた若者なら、マレーシア、アラブの建設現場の
 肉体労働にも耐えられるが、カトマンズでひ弱に育った若者には耐えられるものでは
 ない。
 そのことを考えようとはしないのである。
 6ヶ月ほど前にもアルバイトで衣料品店の雑用をしていたが、決められた時間に出勤しない、
 寝過ごすと遅れていくという仕事ぶり、1が月で首になってしまった。
 仕事に対する意識が全く出来ていないのである。

 1年前もこの家は 水の不足で大変だった。
 地下水を汲み上げるのにモーターだけでは、少ししか水を汲み出すことができないことから、
 1階に住んでいる家族、私、そして大家の家族で、手押しポンプを同時に押せば、
 水量が増えるということで、家族数によって時間数を決め、モーターを使っているときに、
 手押しポンプを押すことにしたが、途中で体の具合が悪い等と言って、休みがちになり、
 いつの間にか居ないと思ったら、仕事を放り出して、インドのカリンポンに遊びに
 行ってしまった。
 それ以来、まともに相手はしないことにした。

 カトマンズにはこうした仕事もせず、ふらふらしている若者が多い。
 親たちの別に気にしている様子もない。
 一方、12,3歳になると、村を出てカトマンズに仕事を求めてやって来て、
 ローカルなレストランで皿洗いなどをして生活している子供たちも多い。
 全く理不尽な世界なのである。
 働きながら、大学に通う若者など、少数派になったカトマンズだ。


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 連休になって、訳のわからないコメントが増え続けて、困っている。

  − 足跡を残してくれてありがとう。又、きてください。(訪問したことのないブログ)

  − 素晴らしいブログですね。時間がかかったでしょう。

  − 楽しい記事ですね。楽しませてもらいました。

 こんなコメントが書かれ、コメントを書いた人間のブログなり、ホームページを開いてみると、
 お金儲け目的のブログ、ホームページ、以前はこうした人間たちのコメントは
 はっきりと目的を書き入れていたが、それでは 誰も彼らのブログ、ホームページを
 開かないので、良心的なブログに見せかけて、誘うというやり方に変ってきている。
 コンピューターの前に座り込んで、楽をして設けようという姿勢が見えて、見苦しい。

 この頃は、自分の書いた記事に即して、きちんとコメントをしているものにしか、
 コメントを返さないようにしている。
 それ以外は消去である。
 ネパールのように遅いダイアル・アップが主流の世界では、商売目的のコメントは
 迷惑だ。
 うまく人を騙して儲けることができるなら、どんな機会をも利用する輩にあっては、
 いたちごっこの対応になる。

 おれおれ詐欺、振り込め詐欺、よくもこんなに悪質なことが出来るものだという詐欺が
 次から次へと出てくる。
 人の弱さに付け込む詐欺、インターネットを利用して簡単に儲けようとする詐欺まがい
 の金儲け、大変な社会になったものだ。

 病み続ける日本社会の縮図のようなブログの世界だ。
 日々の異様な出来事も 毎日のように起これば、当たり前の日常になり、誰も気に
 しなくなる。又かと思うだけだ。
 外からの刺激のない日本、どこもかしこも同質的な日本、日本の外から日本を眺めて
 いると、異様さが気になる。
 情報もコントロールされた情報、それを真実のように受け止める批判力のなさも気に
 かかる。
 そんなこと、俺には関係ないという世界、そんな日本の姿が見えてくる。


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 今日は昼頃から、雷が鳴り始め、イミグレーション・オフィスに出かける頃になると
 小雨がぱらつき始めた。
 イミグレーション・オフィスの受付は3時まで、2時から2時15分の間は 係官の
 軽食時間、その後の時間を狙って、家を出る。
 2時に家を出た。(午後2時から午後6時まで停電)
 2時半過ぎにうまく到着するには 時間がある。
 いつも煙草や砂糖、牛乳を買う店で 店の主人と世間話、近頃は煙草が高くなったので、
 安い煙草の味見をする。今吸っている煙草は シッカール 一箱43ルピー(約70円)
 もっと安い煙草でフィルターつきであれば、長さは短いが、ヤク(24ルピー)、ククリ
 (22ルピー)もある。緊縮財政で生活しているから、煙草の支出を抑えようかと思っている。

 そんなことで時間をつぶしながら、2時20分 イミグレーション・オフィスへと向かう。 
 家から歩いて15分の距離だ。
 傘は用意していたが、傘はささずに 小雨の中を とぼとぼと歩く。
 2時35分にイミグレーション・オフィスに着いたが、係官の何人かは軽食を食べている
 最中だった。それでも受付はしている。
 少しは混んでいるかと思ったら、ヴィザの申請をしているのは外国人女性一人だけ、
 私のほうも申請用紙とパスポートを出すと、10分もしないうちに終了、ヴィザ代
 1945ルピー50サタンを支払い、4時の受け取りを待つだけであったが、
 私の前の外国人女性が、ヴィザがすぐにも必要らしく、支給のヴィザ発行を頼んでいた。
 私は4時まで待てばいいと思っていたら、私のヴィザも3時には受け取ることが出来た。
 何か得をした気持ちになって 嬉しくなってしまった。

 イミグレーション・オフィスから出て、一軒の店を探す。あるのかないのかは知らない。
 20年以上前にマイティ・デービーにイミグレーション・オフィスがあった頃にから、
 顔見知りの人間で、当時はイミグレーション・オフィスの近くで小さな店を開いていた
 ネワール族のプラダン・カーストの女性だ。
 イミグレーション・オフィスが引っ越すたびに 彼女の店もそれに合わせて引っ越していた。
 顔を合わせば、お互いに年を取ったことを確かめ合っていた。
 彼女が、このイミグレーションの近くに店を出したのか、あたりを探してみたが、
 見つけることは出来なかった。

 大通りに出ると、ジャカランダの紫色の花が小雨の中に浮き上がってくる。
 カトマンズの大気汚染の中でも そんなことなど ものともせず、
 見事に花を咲かせている生命力には 驚くばかりだ。

 少し歩くと、自動車用のアクセサリーを売っている店の前に紫陽花の鉢植えがある。
 薄桃色の花をつけている。
 カトマンズの雨季にはまだ早いが、今日の小雨には似合っている。
 30年以上も前に行った、北鎌倉の紫陽花寺の記憶が蘇ってきた。

 通りにあるネパールのお菓子屋さんに いつも以上にたくさんの種類の甘いお菓子が
 店一杯に並んでいる。
 何事かと尋ねてみると、「アザ アマ・コ・ムーク ヘルヌ・ディン」
 (お母さんの顔を見る日)と教えてくれる。
 今日は皆、お菓子を持って、母親の下へ行く日なのだ。

 午後6時まで停電なので、ゆっくりと家に向かう。
 行きに寄った店の椅子に腰掛けて一休みしていると、土砂降りの雨になる。
 いつも朝食用のドーナツや菓子パンを買う店は、祖母の葬儀のあと、閉じたままである。
 死の穢れが消えるまでの13日間が店を開けないようだ。
 だから、雨宿りしている店で 食パン、牛乳、卵を買い、明日からはフレンチトーストで朝食だ。
 さあ、家に帰ろう。電気が来るまでにはまだ2時間ある。


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