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中華街といえば、中華レストラン、ホテル、中国料理の食材の店の並ぶ通り
ヤワラートが知れ渡っており、観光客は中華街といえば、ここに訪れる。
今では中華街は このあたりは中心になっているが、昔は ヤワラート近辺は
中国人たちの享楽の中心であり、20年近く前までは 冷気茶室と呼ばれる置屋、
女の子たちが 唄を歌い、客にサービスする中華風な雰囲気のいかがわしい感じの
酒場などが多くあった。
昔は 商品などを売る商いの中心は このヤワラートではなく
オン・アン運河に近いあたりだったようだ。
中国風の古い建物が残っているのもこのあたりである。
ラーマ5世の時代には 王室の経済を潤すために、主だった通りや路地には
1階が商店になっている棟割長屋が ラーマ5世によって建てられ、
その数は膨大な数であり、今でも貴重な王室の収入源になっている。
昔の王宮地区と中華街を隔てていたオン・アン運河の中華街側の一角に
ちょっと変わった店を見つけた。
その店の隣には 古くから有名なカフェ 園楽安(On Lok Yun )がある。
その店は ヘアトニックだけを売っている店だ。
『SNOW』と名づけられたヘアトニック、暑いバンコクとは無縁の名前であるが、
これを頭に振り掛ければ、雪のような清涼感を感じることが出来るという効果を
彷彿させる目的で名づけられたものだろう。
売られている商品はこれだけ、ショーケースに並んでいるものもこれだけだ。
店の中を覗いてみても 店の主人の姿も 店員の姿もない。
店番をしているのは、1匹の猫と1匹の犬だけだ。
今から50年以上前の中華街を勝手に想像してみる。
バンコクの経済、享楽の中心が、この中華街であった時代のことだ。
隣のカフェ 園楽安には 今はオールディーズに変わってしまっている老人たちが
若かりし頃の姿で座り込み、威勢のいい話に夢中だ。
中華街の「ナグ・レーン」と呼ばれる不良たちだ。
頭には隣の店のヘアトニック『SNOW』を流行のように振り掛けている。
こんな時代には ヘアトニックは男たちのもの珍しいおしゃれの道具だったことは
確かなことだろう。
当時 時代を先駆したヘアトニック『SNOW』も 時代の波に押され、
オールディーズたちの古き良き時代を思い起こすだけのものに
なってしまったのだろう。
今時の若者など 見向きもしないだろう。
ただただ 中華街のオールディーズたちに 若かりし日の思い出を思い起こさせる
役割を担っているだけだ。
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