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首相官邸で繰り広げられている連合のデモ、非常事態宣言の影響で、
タイにやってくる観光客の数が激減しているといわれている。
私が住んでいるあたりの中級ゲストハウスを見る限りは
いつもとは変わらないように見える。
この辺に泊まる旅行者の大半が バックパッカーであるせいか、
情報交換の場所が各地にあって、正確な情報が伝わりやすいせいかもしれない。
私もバンコクにやってきて2週間近くなるが、タイの政治的な混迷の影響を受けて
困ったということはないが、プーケットの空港が連合派によって占拠され、
封鎖されたときには 被害を被った旅行者も少なからず いたようだ。
現在は 正常に戻っている。
現政権もいろいろ手を打とうとしているが、有効な手段は見出せないようだ。
連合に対して共感しているタイ国軍も 積極的には行動を起こすつもりはないようだし、
現政権を支持するかどうかの国民投票、議会解散・総選挙という手段も
解決の手立てにはならない。
国民投票の結果も、再び選挙を行っても、現政権の優位は変わらないからだ。
地方住民対バンコク住民、地方を出身地とした新興勢力対旧支配層(官僚、経済界、
軍部、警察)の軋轢があり、バンコク、バンコク周辺に利権が集中していることに
対する不満は 地方にはある。
2百年近く前、バンコクの地にバンコク王朝画創始されて以来、
王室を頂点に 王室、軍、警察、華僑を中心とする経済界は
密接につながりを深め、バンコク中心の支配構造を作り出してきた。
この支配構造の中で 地方の富は華僑を通じて すべてバンコクに集まる構造が
出来上がり、地方の農民たちは 貧しさに、辛苦に甘んじてきたのである。
その支配構造に反旗をひるがえし、地方の政治に眼を向けさせた人間が
タクシン元首相であり、彼の下に集まったのが地方の有力者『シャオ・ポー』たちで
あったようだ。
この地方の有力者『ショオ・ポー』といわれる人たちは 一昔前までは
違法ビジネスで財を成した地方の有力者で、中国系の人たちだった。
密輸、ドラッグ、国有林の木材の伐採などで 軍や警察に賄賂を払い、
利権を分け合い、力をつけてきた人たちである。
バンコクの中央政界も選挙の際には 票の取りまとめを頼み、
それに見合った利権を与えていたが、1990年代のタイの民主化以降は、
中央政界に当人もしくは子飼いの人間を議員として送り出すようになってくるのである。
彼らは、タクシン政権の下で 急速に力をつけてくる。
バンコクの支配層と対等にやりあえるだけの力をつけ、地方の政治・利権を
独占し始めたのである。
それが 一大新興勢力になっていったのだ。
タクシン勢力の台頭により失った利権、既得権の奪還を目指し、
タクシン勢力の力を殺ぐ、それが見え隠れしている今回のデモ騒ぎのように思われる。
しかし、どこまで時代の流れに逆らうことが出来るのか、疑問を残すところだ。
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