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9月に入ると バンコクも 随分 日が短くなったように感じる。
雨期の曇り空のせいもあるのだろうが 夕方の6時を過ぎると 薄暗くなり、
街には明かりが灯り始める。
買い置きの果物もなくなり、今日は セン・セーブ運河の向こうにある市場へ
果物を買いに出かけることにした。
BTS高架電車の高架線が走るパヤタイ道路に出て、運河に架かる橋
フア・チャン(象の頭)橋を越え、アジアホテルの方向へと歩いていく。
この道筋は、夕方近くなると、東北タイ料理の屋台が 軒を並べる。
給料が出て間もない9月の始め、まだ懐具合が暖かいのか、
屋台の横に並べられたテーブルを囲んでたくさんのタイ人たちが座り込んで、
東北タイ料理を肴に ビールを傾けている。
皆 のんびりと夕暮れ時の仲間たちとの集いを楽しんでいる。
そんなタイ人たちの姿をうらやましく眺めながら、アジアホテルまで行き着き、
アジアホテルの脇の細い通りに入っていく。
この界隈は 下町のような雰囲気が色濃く、バンコクの庶民たちの生活場所だ。
通りの明かりも薄暗く、1970年の東京の下町の様子に似ていて、
懐かしい気持ちが 湧いてくる。
あの頃の東京は 繁華街をはずれれば、通りは暗かった。
薄暗闇の中で、人々は歩き、うごめき、屋台では 下町の住む人たちが
暗い中、夕べの食事を摂っている。
MBKセンター、パラゴン、ディスカバリーなどの集まるサイアムスクエアが
モダンライフの象徴であるなら、そこから わずか5百メートルしか離れていない
この場所は、人々に安らぎを与える安息の場所である。
薄暗い通りをしばらく歩き続けると、市場のある通りに出る。
ここに来ると、打って変わって 電灯の数も増し、明るい光にあふれ、活気を増す。
夕食の惣菜を買いに来た人、おやつを買いに来た人、大勢の人々が行きかう。
このあたりに住む庶民たちの必要なものは 何でも揃う気さくな通りだ。
東北タイの人々が好むバッタ、蚕のさなぎのから揚げなども露店では売られている。
こんな通りは、タイの田舎に行けば、どこでも見られる通りである。
だから、田舎から出てきた人たちは この通りの近くに部屋を借りて住む。
人は どこにいても 誰しも肌合いの合う生活場所を求めるものだ。
果物の売られている露店を探すが、種類が少なく、値段も安くない。
果物は諦め、今夜の夕食の惣菜を買うことにした。
この通りでは、一袋10バーツから惣菜を買うことが出来る。
独り者には都合のいい量である。
三品で30バーツ これだけあれば、夕食は充分に楽しめる。
こんな通りがあるから、貧しくても 皆 どうにか生きていける。
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