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 パタンの街の中を歩いていると 一際目立つ五重塔に出くわす。
 この寺院の中にはヒンズー教の様々の神様が祭られている。
 その中で一番古くから祭られているのが バングラムケという神様らしい。
 パルバティ、カーリなどの化身らしく、ネパール人の間で古くから信仰されている
 重要な神様である。
 寺院群の中心にある五重塔に祭られているのは シバ神である。
 その他 ナラヤン、ガネシュなども祭られている。

 いつも不思議に思うのだが、ネワール族のマッラ王朝時代に建てられた寺院は
 今でも、人々の信仰を集め、参拝者が絶えないのに、サハ王朝、ラナ専制時代に
 建てられた寺院は いつもひっそりしていて 参拝者の姿を見かけることはない。

 ネワール族によってマッラ王朝時代に建てられた寺院には ネワール族のプザーリ
 (神様の世話をする人、寺院の管理をする人)がいて、目が行き届いている。
 寺院に祭られている神様によって、プザーリのカーストは異なることが多い。
 バイラブ神であれば、マハルザン、バドゥラカーリ神であれば、デオラ シバ神、
 バングラムケ神であれば、ラーズバンダーリがプザーリであったりする。

 ネワールバウン(僧侶階級であり、マッラ王朝時代の支配層 シュレスタ・カーストに
 属す)であるラーズバンダーリ、昔はバンダーリだけのカースト名だったが、
 ラナ専制時代に、ネワール族のバンダーリとゴルカ王朝のバンダーリと区別するために
 バンダーリの上にラーズを付け加えられたという。
 又、ネワール族のマッラ王朝時代に時のマッラ王が 祭儀のためにインドから
 ブラーマンを呼び、王専用の宗教的な祭儀を行わせた。
 彼らは ウッパディアと呼ばれていたが、これもゴルカ王朝のウッパディアと区別するために
 ラーズを付け加え、ラーズウッパディアとネワールバウンと命名した。

 この寺院も 寺院の管理・運営はネワール族のラーズバンダーリに任されており、
 重要な儀式の際には ラーズウッパディアが呼ばれて、祭儀をする。
 この寺院は 何時も盛況で、サハ、ラナ家によって建てられた寺院が崩れるのに任せて
 いるのに比べて、対照的である。
 2千年近い歴史を持つネワール文化と高々250年の歴史しか持たなかったゴルカ王朝
 の文化の奥行きの違いだろうか。

 インド、チベット、東南アジア、中国の人と文化が混じり合い、豊穣で多様な文化を
 形成してきたネワール文化と インドの亜流の文化、建造物はヨーロッパの物まねと
 いう底の浅いゴルカ王朝文化との違いが 寺院の存続にも影響しているのかもしれない。

 バングラムキの神様の横に座り、神様と訪れる参拝者の世話をするラーズバンダーリの
 人たち、この前行ったときには その家族がシバ寺院の前に座り込んでいた。
 女性に囲まれて座っていた老人は90歳だった。
 この寺院の世話をすることを誇りに思っている様子の家族である。

 寺院の中には 参拝者から小銭をねだる子供たちも多くいて、
 混然とした雰囲気の寺院である。
 それが 今も生き続けているネワール族の寺院の魅力でもある。 


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 カトマンズの旧王宮広場の一角で 農民たちの楽団に出会った。
 太鼓を敲く者、小さなシンバルを敲く者、歌を歌う者たちの行列だ。
 ネワール族の農民カースト マハルザンの楽団だ。
 彼らの信仰する神様のお祭りの日らしい。
 農民カースト マハルザンといえば、このカトマンズ盆地に2千年に渡って
 住みついてきたネワール族である。
 彼らは このカトマンズに住み着いて以来、こんな形で街を練り歩き、神様を
 敬ってきたのだろう。
 彼らの先祖がこの小さな祭りを始めてから、何百年も途絶えることなく引き継がれて
 きたのだろう。

 カトマンズのネワール族の農民カースト マハルザンは もう 農民とは言えない。
 彼らが耕す土地など もうどこにも残っていない。
 古い時代から ネワール語でジャプーと呼ばれ、どんな力仕事にも耐えることの出来る
 頑強な人という意味を持つ。
 ネワール族のカーストの中では中間に属すが、支配層からは搾取されてきた人々だ。
 昔は 国土はすべて国王のものであり、その政府のものだった。
 政府が道を作る、官舎を建てるといえば、二束三文で土地を取り上げられ、
 農地を失っていった。
 教育の機会のなかった彼らは 未来に向かって備えることも、時代を見通す力もなく、
 祭りの中で 楽器を鳴らし、歌を歌い、酒を飲み、水牛の肉を食らい、
 貧しい自分たちを慰めてきたのである。
 今でも 生き生きとした昔ながらの濃厚な数多くの祭りや行事を残しているのは
 このマハルザンである。

 マハルザンの楽団を後に残して、以前行ったことのあるカトマンズのドゥンゲ・ダーラ 
 と呼ばれている水場の近くにある小さな集落に行ってみることにした。
 後に残したつもりのマハルザンの楽団が どういうわけか私の後ろについてくる。

 水場の近くの集落の門を潜りぬけ、集落の中に入って行く。
 集落の奥に入り込んでみると、そこでは何やら宴会の準備がなされている。
 水牛の肉を使ったツェラと呼ばれる水牛肉のあぶり肉を大蒜、唐辛子、菜種油であえて
 作るネワール族の宴会には欠かせない料理が 男たちの手によって作られている。
 その横をマハルザンの楽隊が通り過ぎていく。
 彼らはこの集落の人々で 祭りはこの集落のものだったのだ。
 カトマンズの旧王宮広場の中心のすぐ近くの集落に 昔と少しも違わない生活が
 残っている、これがカトマンズの面白いところである。
 どんどん大きく膨らんでいくカトマンズの街の中に 都市の機能と村の機能が
 共存している。
 こんな街は他にはないだろう。

 料理を作っている人、周りに群がっている人たちと話し込む。
 私が日本人であることがわかると、日本のことがしきりと話題になる。
 ツェラとロキシーを食べて行けと言われるが 家に電気が来るのは夕方の4時、
 もう時計の針は 3時を指している。
 大急ぎでこの集落を離れ、家へと向かった。



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