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 バグマティ川の岸辺にある二つのシバ寺院の裏手に バイラブ神(シバ神の破壊神と
 しての化身)を祭ったパチャリ・バイラブ寺院がある。
 随分古い寺院らしく その由来はリッチャビ時代(1500年前)あたりまで遡る
 ことが出来るようだ。
 この寺院のプザーリ(神様の世話をする人)はネワール族の農民カースト マハルザン 
 である。
 カトマンズにあるバイラブ神を祭ってある寺院では どこもプザーリは 農民カースト
 マハルザンのようである。

 又、この寺院の周辺には 多くの火葬場がある。
 カトマンズのネワール族の仏教徒のカーストや農民カースト、下位カーストの人々の
 ための火葬場で、その火葬場はカーストごとに異なっている。
 ヒンズー教を主に信仰するシュレスタ・カーストの人々は パシュパティナート寺院にある
 彼らの火葬場で火葬される。

 先日、このパチャリ・バイラブ寺院に行くと 寺院の一角から 宗教歌のようなものが
 耳に飛び込んできた。
 歌と楽器の音のするところに行ってみると、4人の男たちが トライアングル、手押し
 オルガン、シンバル、タブラを演奏しながら、唄うことに没頭していた。

 農民カースト マハルザンの人たちが演奏しているのかと思ったが、どうも使う楽器が
 違うようだ。
 カーストを尋ねてみると サイ・カースト(家畜の堵殺、肉を扱うカースト)の人たちだった。
 彼らが演奏している部屋の正面には 怒り狂った女神 カーリが 夫のシバ神を
 踏みつけているタンカが飾られていた。
 どうも彼らは 女神 カーリを讃える音楽を専門に演奏するようだ。
 ネワール族の最下位カーストのデオラ(魚とり、豚の飼育、汚物の処理をするカースト)
 の人々も バドォラカーリ(女神 カーリ)の祭られている寺院のプザーリである。

 ネワール文化の奥深いところは 包容力、受容力の深さ、幅の広さである。
 何でも取り入れるという貪欲さである。
 インドのヒンズー教では 純粋性を尊ぶあまり、排他的になってしまうし、
 インドから4,5百年前から入り込んできたネパールのバウン・チェットリ族にも
 同じようなところがある。

 ネワール族の文化は カトマンズ盆地の中に入り込んできた人々の持つ文化を
 どんどん 受け入れ、その混合によって発展してきた文化であるが、
 ネワール族の王朝 マッラ王朝時代のジャスティス・マッラ王によって、
 インドのカースト制を導入するあたりから、カーストが固定され、生き生きとした混合、
 融合の文化の傾向が失われ、次第に衰退の傾向に向かい、最後には ゴルカ地方の豪族 
 チェットリ族のプリティビ・ナラヤン・サハに征服される原因を作ってしまったようである。

 私としては 現在のネワール族の人々が 昔のネワール族の混合、融合の精神を理解し、
 再度、生き生きしたネワール文化の再生を望むものであるが 一旦固定してしまった
 カーストの枠を取り外すのは至難の業のようだ。

 ネワール族の大半を占める農民カースト マハルザンの人々は 今でも混合、受容の
 精神を残しているが、どうも上位カースト シュレスタ、サキャ・バジャチャーレの
 人々は カーストにこだわる傾向が強いようである。

 サイ・カーストの人たちの演奏を聴いて、寺の外に出ようとすると 
 変わった石造りの像が 眼に入った。
 通りかかりの人に訊くと 音楽の神様であると教えてくれた。
 音楽の神様は サラサティだと思って訊き返すと、サラサティはシタールの神様、
 この神様は 音楽全般にわたる神様だと言う。
 神様の名前を教えてもらったが、あまり長すぎる名前で忘れてしまった。



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 私が 外国で長距離バスというものを利用したのが 25年前のネパールでのこと
 だった。
 25年前に初めて外国生活を始めたのは ネパールのカトマンズからだった。
 当時のネパールのツーリストヴィザのルールでは 3ヶ月滞在したら、一度他国に出る
 必要があった。
 隣国といっても陸路で移動できる国といえば 当時はインドしかなかった。
 3年間 ネパールに住むつもりだったから、3ヶ月ことにインドで出国し、
 ヴィザを取り直すということは 避けることの出来ないものだった。
 最初の3ヶ月の滞在が終わりに近づき、インドへの出国が必要になり、
 その目的地をインドのダージリンと決めた。
 一番簡単な方法は ネパール・インド国境のバイラワ・スノウリへ行き、インドに
 出国し、再び、ネパールに入国する方法であったが、せっかくインドへ行くのだから、
 インド旅行も楽しもうと、ダージリン旅行を決めたのである。

 インドヴィザを取り、当時は必要だったダージリン入域パーミッションも取り、
 インド国境 カーカルビッタ行きのバスのチケットも予約した。
 初めてのインド行きであり、ネパールの長距離バスの経験だった。

 バスは 夕方の5時頃、カトマンズを出発した。予定ではカーカルビッタには
 13時間後の翌日の午前6時過ぎには 到着するはずである。
 このバスというのが 時代物のインドのタタ製のバスで、形だけのリクライニング
 シート、快適とは程遠いものだった。

 カトマンズ盆地の出口であるタンコットのチェックポストを過ぎて、バスが下りに
 入ると 辺りは夕闇に包まれ、時は夜の闇の世界へと向かっていた。
 カトマンズ盆地を出ると 見渡しても 電気の明かりなど見ることは出来なかった。
 遠くに明かりらしきものが見えても それは電気の明かりではなく、家々の夕べの
 食の用意のための燃える火だった。
 それ以外は 全くの暗闇だった。
 カトマンズ盆地の中を除けば、盆地の外は まるで 江戸時代にでも迷い込んだような
 気持ちがしたものである。

 途中の停留場所 ムグリンまでそんな暗闇の世界が続いた。
 ムグリンに バスは30分ほど停車し、乗客はそれぞれタカリ族の経営する食堂で
 ダール・バート・タルカリ、それに地鶏のカレーのネパール定食を食べることになる。
 このムグリンのタカリ族の作るダール・バート・タルカリは 美味しかった。
 25年前からタカリ族の作るダール・バート・タルカリは 健在だったのである。

 ムグリンまでは スムーズにバスの旅は進んでいったが、ヘタウダという南ネパールの
 東タライ地方の入り口を過ぎたあたりから、様子がおかしくなってくる。
 バスが30分ごとに止められ、乗客と荷物のチェックが始まったのである。
 夜行バスなのに30分おきに乗客と荷物のチェックがあるのでは 眠れたものではない。
 30分おきに5分、10分と停車するようでは バスもスピードを出せない。
 こんな状態がカーカルビッタまで続き、カーカルビッタに到着したのは 午前9時、
 バスの旅は なんと17時間に及んだのである。

 カトマンズに帰ってから、話を聞くと カトマンズでバスが出発した日、王宮のゲート、
 アンナプルナホテルなどの何箇所が爆破され、そのためにチェックが厳しくなったと
 いうことだった。
 まだ若かった時代であるから、おんぼろバスでの17時間の旅も耐えることが出来たが
 今では 到底 無理だろう。
 こんな目にあったら、疲れで2,3日は旅どころではないだろう。

 17時間のおんぼろバスを降り、ネパール側で出国手続き、インド側で入国手続きを
 済ませ、ジープで次の街 シルグリへと抜け、そこから 山の町 ダージリンへと
 向かうバスに乗り込み、2時間以上かけて、カルシャンという小さな町に到着した。

 初めてのバス旅行が こんなひどい状態であったから、このあと経験するバス旅行が
 すべて大して過酷なものだとは思えなくなったのは 怪我の功名である。

 ネパールには鉄道というものがないのだから、カトマンズ盆地から地方、インドへの
 旅行は インドのタタ製の使い古したおんぼろバスに頼るより仕方なかった。
 このバス、上り坂に弱く歩くような速さで カトマンズ盆地へと上っていくのである。
 これには あきれ果ててしまったものだ。

 ネパール滞在の3年間 ネパール・インド往復をこのおんぼろバスで 
 何度 繰り返したことか。
 その間 バス事故の多いネパールのバスの旅であるが、1度のそんな目に合わなかった
 ことだけでも運が良かったと言っていいだろう。



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