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 プラカノンへやって来れば、必ず覗きたくなるものが 市場である。
 バンコクにある市場の中では プラカノン市場は クロントイ市場の次に 
 大きな市場かもしれない。
 庶民の多く住む界隈には 必ずといっていいくらいに 昔ながらの市場がある。
 近頃では 大型スーパーが至るところに出来て、バンコクの中心部では、
 昔ながらの市場は減る一方である。
 スーパーはモダンで清潔な装いで 人々を惹き付けるが 売り手と買い手との間には
 暖かい係わりはない。
 あたかも安いように見せかけているが 実は値段も 昔ながらの市場に比べると
 はるかに高い。

 20年近く前、私の住んでいるあたりにも小さな昔風の市場があったが、今では
 その場所には 大型スーパー ロータスが建ってしまった。

 プラカノン市場はまだ健在である。
 果物、野菜、肉、魚と スーパーよりも安く、時間が遅くなれば、値段も安くなる。
 市場にやってくる人も 気楽に普段着でやって来ることが出来る気安さもある。
 人と物との基本的な生き生きした姿が ここにはある。
 安心して物を買うことはできる雰囲気の中で 人々の表情もゆったりしている。

 ここにやってくると、私も物の売り買いの原点を見るような気がして、
 嬉しくなってしまう。
 20年前には感じなかったプラカノン界隈のよさが、今 はっきりと感じられるようになった。
 あの頃は プラカノン界隈を散策しようをいう余裕もなかった。
 人に会う用事があって、この場所に来ることが何度かあった。
 その場所も 20年前とそっくりそのままの姿で 今も残っている。
 あの頃の自分と今の自分を考えてみるには 格好の場所である。

 今なら、このあたりに住んでもいいなと思うようになっている。
 無理なく自分をこの場所に置けるだろう。
 夕方に市場にやって来て、野菜だの、肉だの、魚だの買いにこの市場にやってくる。
 時々、プラカノン船着場から定期船に乗り、好きなところで降りて、運河沿いの
 遊歩道を散策する。
 プラカノン界隈を行きかう人々、路上で商いをする人々を眺める。
 そのうち飽きてしまうだろうが、それも一つの生活だ。
 どこかに腰を落ち着けて住むなら、こんな場所が 一番気楽でいい。

 市場の中を歩き回っていると 昔の木造の市場が残っていた。
 今は 物置のようになってしまっている。
 建てられてから 百年近くは 経っているはずである。
 今は使われてないところを見ると この市場もスーパーなどに押され、
 商いも 年々小さくなっているのだろう。
 冷房の効いた小奇麗なスーパーが増えるにしたがって、バンコクの人々の足元も
 ふらふらとおぼつかない地に着かないものになってきているようだ。
 買う気もなく、スーパーにいっては 商品を眺め、ため息をつきながら、帰ってくる。
 そして、生活に本当に必要なものとそうでないものの判別がつかなくなり、
 欲求不満に悩まされ、惨めさを感じるようになる。

 その分 こうした昔ながらの市場は 生活に本当に必要なものばかりで占められ、
 背伸びをする必要もない。
 こんな市場が バンコクから姿を消せば、バンコクも味気ない街になり、
 魅力を失っていくだろうし、その気楽で気の置けない良さを知る人も
 いなくなって行くだろう。
 しかし、今の若い世代の旅行者など、こんな市場など 根っから興味がないのかも
 しれない。
 懐かしんでいるのは 昔の日本を知る中高年ばかりなのに違いない。



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 1980年代に入ると ブータンの木綿のキラのほとんどは 工場で染められた
 工場生産の糸が使われるようになってくる。
 この木綿のキラもそんな時代のキラである。

 紋様の織り込みなども丁寧にしっかりとしているが、何か風合いのようなものが
 感じられないのである。
 糸が均一で揃っていれば、手紡ぎ糸に比べれば、織ることも楽になるし、染めも
 始めから染めてある工場生産の糸を使えば、時間も短縮できる。

 しかしである。手紡ぎ、手染めの糸で織られたキラに比べると 風合い、味わい、
 迫力に欠けているように思えてならないのである。
 確かに織るという作業には充分時間が掛かっているのだろうが、糸を紡ぎ、糸を染めと
 いう作業を省いたことで、大切なものがかけ落ちてしまったようにも感じられる。
 器用さだけが目立ってしまうのである。

 織り手にしてもこのキラを織り上げ、このキラにどれほどの愛情を感じているのだろう。
 どれほどの心をこのキラに傾けたのか、それが感じられない。
 ノルマを果たしたといった感じである。
 誰かに喜んでもらうというより、織り上げて お金を手にするということが
 大切な社会へと変わっていっているのである。

 1980年以降のキラには 織り手の織物に対する姿勢、心の置き方が変わり、
 それが 布にも現れているようにも思える。
 それでも 今織られているものに比べれば、まだましである。
 貨幣経済の浸透は ブータンの織物の世界も変えていったのである。



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 今日は 朝から曇り空、いつ雨が降り出しても不思議ではない空模様だ。
 どこかに出掛けても 雨に遇うといやだなと思ったが、こんな曇り空の下、家の中に
 いるのも鬱陶しいので、出掛けることにした。

 今日は久しぶりにプラカノンに行くことにした。
 ラーマ1世道路に出て、48番のバスを待っていると、今まで見かけたことのないような
 黄色の48番の冷房バスがやってきた。
 別に48番の冷房なしのバスでよかったのだが、プラカノンまで行くかと
 車掌に尋ねると 行くと言うので 座席に座り込んだ。
 走り始めたばかりの新しいバスだが、座席が硬く、居心地はあまりよくない。
 プラカノンまでの乗車賃は 14バーツである。

 プラカノンまでの道筋は 昔と随分違い、高層ビルがやたら増えたことに 
 今更ながら 驚いてしまう。
 20年前のバンコクを考えれば、夢のような光景だ。
 20階建て以上のモダンなビルを見ていると、つくづくバンコクは変わってしまったと
 いう思いに駆られ、溜息が出てくる。
 マンションや商業ビル、こんな建物の恩恵を受ける人は どれだけ居るのか、
 街の見た目は 近代的で、小奇麗になったが、その分、バンコクの人々が
 幸せになったのかと考えると、それは実感として湧いてこない。

 バスは タイの東方面に向かうバスの発着所 エカマイ・バスターミナルの前を
 通り過ぎていく。
 昔は このバスターミナルからパタヤによく行ったものだ。
 パタヤに行かなくなってもう12,3年になる。
 パタヤに初めて行ったのは 20年以上前である。
 年々パタヤは 変わり始め、私にとっては魅力を失い、行くことがなくなってしまった。

 そんなことを考えているうちに バスは プラカノンへと到着した。
 プラカノンはどういう訳か 果物が安い。
 今盛りのマンゴスチンは 1キロ20バーツ(約55円)以下、新種のライチも1キロ
 35バーツ、私の住んでいるところより はるかに安い。
 バンコクの東の果て、庶民たちの住む場所なのだろう。
 モダンな高層ビルの建ち並ぶスクムビットからやってくると 
 妙にほっとさせてくれる場所なのである。
 古いバンコクの雰囲気が色濃く残り、懐かしい場所にやってきたという想いに駆られる。

 路上で売られている安い果物を眺めながら、プラカノン運河の船着場へと歩いて行く。
 いつ雨が降ってくるかわからないので 今日は船には乗るつもりはない。
 船着場周辺を散策するだけである。
 バンコクの中心部とは違って、ごく当たり前の庶民の服装をした人々が行きかう街
 それがプラカノンだ。
 今風なモダンなものより、昔威風なものの方がよく似合う街である。
 船着場のすぐ橋の下は 屋台、床屋、昔風のタイの氷菓子の店と 
 昔風な庶民の暮らしやすい場所になっている。

 橋の上に上り、プラカノン運河を眺めてみる。
 プラカノン運河の下流に 昔ながらの木造の集落が見える。
 何艘かの水上生活者の船も浮かんでいる。
 私の心の中に深く残っている昔のバンコクの風景だ。
 のんびりとした亜熱帯の人々の生活の流れに合った時間の流れが 感じ取れる。
 私の好きだったバンコクの姿がどんどん失われ、もうそんな場所は バンコクの中では
 数少なくなった。
 そんな場所の一つが このプラカノンなのである。



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