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 例年の8月はこんなに雨が降らなかったかと思うほど、雨のないバンコクだ。
 カトマンズからバンコクに移動してきてから もう10日になるというのに
 雨らしい雨が降る気配はない。
 1日に1度のスコールでもあれば、ひと時の涼風も用意されるだろうが、それすら
 ないバンコクの夏の雨期だ。
 それでも 薄曇りの空模様で 気温はさほど上がらず、冷房を使わなくても 扇風機
 一つでどうにかしのげるから有難い。

 バンコクでの生活が10日経ったにもかかわらず、生活実感がどういう訳か 
 湧いてこない。
 カトマンズでのカトマンズ庶民たちの人間模様が あまりに人間らしく、
 生きることに対する意欲、生活感を感じさせてくれたせいだろうか。
 夕方になると 夕餉の仕度のために水を求めて 夕暮れの薄闇の中でうごめく人々、
 野菜の高騰に対抗するために 少しでも安く野菜を買い求めようと 市場の中で
 眼を皿のようにして、動き回る人々、そんな緊張感があふれていたカトマンズだった。
 今年のカトマンズの夏の雨期は カトマンズ庶民にとっては 地獄にも近い季節だった。

 生きること、生き抜くことに精一杯の努力をしているカトマンズ庶民たちの姿が脳裏に
 焼きつき、そのままの感覚で バンコクにやって来ると バンコクの街を覆っている
 気だるさ、緊張感のなさには 物足りなさを感じてしまう。
 夕方、通りを歩き、屋台が建ち並ぶあたりまで足を伸ばしてみると、東北タイ料理の
 屋台の前や横に並べられたテーブルの周りの椅子には 仕事帰りのサラリーマンたちが
 我が世の春を楽しむように 料理と酒に囲まれ、夕暮れの宴に酔いしれている。
 どこに世界不況があるのか、少しも感じられない。
 本当に困っている人は 人の目に届くところには出てくることはないのだ。
 それは 日本でも同じことだろう。

 近頃は バンコク、カトマンズの暑い季節の中で過ごすせいか、夏という季節に
 特別な感情を持つことがなくなっていることに気がついた。
 暑い日本の夏を避け、バンコクやカトマンズで過ごすことが多かったせいだ。
 私の中にある夏のイメージといえば、吉田拓郎の歌、あの『夏休み』に凝縮されている。
 日本が 夏の風物詩を失ってからどのくらいの年月が流れたのだろう。

 夏祭、海水浴、ラジオ体操、昆虫取り、西瓜、花火、午後の昼寝、将棋、蚊取り線香、
 蚊帳と思い出していけば 数え切れないくらいの夏の風物詩が甦ってくる。
 決して豊かな生活ではなかったが 豊かな自然に囲まれた夏は 素晴らしいイメージを
 思い出として残してくれた。
 今の子供たちは どんな夏のイメージを思い出として持つことが出来るのだろう。

   夏休み
    吉田拓郎 作詞・作曲

   麦わら帽子は もう消えた
   たんぼの蛙は もう消えた
   それでも待ってる 夏休み

   姉さん先生 もういない
   きれいな先生 もういない
   それでも待ってる 夏休み

   絵日記つけてた 夏休み
   花火を買ってた 夏休み
   指おり待ってた 夏休み

   畑のとんぼは どこ行った
   あの時逃がして あげたのに
   ひとりで待ってた 夏休み

   西瓜を食べてた 夏休み
   水まきしたっけ 夏休み
   ひまわり 夕立 セミの声

 夏休み 唄 吉田拓郎
 http://www.youtube.com/watch?v=PmNQIaOFjn4 

 学校から開放された夏休みには 子どもたちの王国が 用意されていた。



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 バンコク発のタイ発ニュース速報サイト newsclip.be(http://www.newsclip.be/)に
 こんなニュースが発信されていた。


     *** 「人がいいから」日本人狙い、10年で1000万バーツ ***

 ― 日本人を狙って窃盗を繰り返していたタイ人のニューハーフが29日、バンコク
   都内で逮捕された。被害額は1000万バーツ(1バーツ=約2・8円)に上る
   もようだ。
 
   捕まったのはスラウェート容疑者(54)。調べによると、容疑者は日本人のタイ
   在住者、旅行者に声をかけ、「自分はマレーシア人(もしくはフィリピン人)の
   旅行者で、財布を無くし困っている。現金を貸してくれないか」と頼み、これに
   応じた日本人が現金自動預払機(ATM)で現金を引き出す際に暗証番号を盗み
   見し、後に被害者の財布を盗んで、ATMから現金を引き出していた。財布は
   共犯者が運転するタクシーに被害者と乗り込んだ際に盗んでいた。

   スラウェート容疑者は犯行を認め、過去10年で約1000万バーツを盗み、
   共犯者と山分けしたと供述。日本人を狙った理由については「人がいいから」と
   話しているという。タイ国営テレビ局チャンネル9などが報じた。

   タイでは今回の手口や、睡眠薬強盗、いかさま賭博といった「定番」の犯罪がある。
   在タイ日本大使館のホームページやガイドブックに手口が詳しく紹介されているが、
   被害に遭う日本人が後を絶たない。 ―  〜 newsclip.beより


 私がタイとのかかわりを持ち始めてから、22,3年になるが 姿、形は変えながらも
 タイで騙される日本人の数は 増えることはあっても減ることはない。
 日本人が だましやすいカモのような存在になっているようだ。
 安く手軽に遊べるタイは アジア旅行の人気のスポットになっている。
 旅行会社も航空会社も 格安旅行、格安チケットを用意して タイ旅行を謳っている。
 日本国内を旅行するより 安い料金でタイにやってくることが出来ることから、
 日本人旅行者も日本国内を旅行しているような錯覚に陥ってしまうのかもしれない。

 今日もよく日本人の利用するレノホテルの前のラーメンなどの麺を食べさせる屋台に
 座り込んで バーミー・ヘーンを食べていると レノホテルの前に5,60歳台の
 女性が立っていた。
 雰囲気からすると日本女性のように見えるが 着ている服装の感じが変わっている。
 しまりのないウェスト丸出しの腹だしファッションである。
 へそを見せる腹だしファッションを楽しむなら、運動でもして ウェストを締める
 努力も必要だと思うが そんなことは関係ないらしい。
 暑いからという理由だけのようだ。
 タイ バンコクでも見かけない60歳前後の中年女性の腹だしファッションである。
 ホテルの前で友達と待ち合わせをしていたらしく、会話を聞いていると 聞こえて
 きたのは関西弁だった。
 その友達の着ているものは 腹だしファッションの女性とは全く真反対のお出かけ
 ファッションで この暑さの中でご苦労さんといいたくなるような服装で これも
 バンコクの気候には全く会わない日本のおばさんのお出かけファッションだった。

 どうもバンコクでもそうだが、服装だけ見ても 日本人は浮き上がって見えるのである。
 私は日本人ですよ、あなたたちのカモですよと 発信しているようなものだ。
 海外に出ても 日本と同じ感覚でいる日本人の適応性のなさ、無防備さはどこから
 来るのか 不思議な思いに駆られてしまう。
 日本の中年女性のこうした感覚はどこから来るのだろう。
 大和なでしこは どこに行ってしまったのだろう。
 ここ10年の海外旅行ブームは 空前のものだったが、日本人の国際感覚は どこまで
 育ったといえるのだろう。

 自分の国の状況に無関心な人間が 異国にやってきても異国の文化を理解することなど
 ほとんど出来ないだろう。
 騙される自分が悪いのか、騙す側が悪いのかも 理解できないだろう。
 それは日本の振り込め詐欺の現状と同じことである。
 日本という国のたがが すっかり緩み、若者の手本になる日本の中年層以上のたがの
 緩みには 目を覆いたくなるものがある。
 それは バンコクにやってくるような一部の中年層であることを信じたいが、
 実際には どうなのだろう。



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 川辺の寺院の仲良し3人組の一人だったタルー族のスーザンのこの1年半の小さな
 歴史の中で何があったのだろうか。

 前回の3月のカトマンズ滞在の際には 母親の身体の具合が悪いことから、近所にある
 公立学校を辞めていた。
 今回 出会ったときもまだ新しい学校は決まっておらず、川辺のシバ寺院の近くで
 近所と友達と遊び呆けていた。
 長髪だった髪の毛が 丸坊主になっていたので 「どうしたのか」と訊くと 
 南ネパールのタライ地方に住む実家の祖父が亡くなり、それで丸坊主にしたと言う。
 ネパールでは ヒンズー教徒にしろ、仏教徒にしろ、身近な家族が亡くなると
 丸坊主になって喪に服すという習慣がある。
 ヒンズー教であるタルー族のスーザンもその習慣に従ったわけである。

 母親の病気、祖父の死によるタライ地方への里帰りと様々のことが起こり、
 新しい学校への転校は遅れているようだった。
 
 バグマティ川沿いの歩いていると 近所の仲間3人で遊んでいるスーザンに出会った。
 すぐ後ろにある寺院の中では 桃の樹が桃の実をたわわにつけている。
 「あっ!桃の実が一杯なっている。スーザン とってきておくれよ」と
 声をかけると 塀をよじ登り、そこから桃の木に登って 小さな桃の実を取り始め、
 投げて寄こしてくるが、まだ熟れてはなく 青い桃の実だ。
 猿蟹合戦の蟹になったような気分である。

 あるときは 妹を連れて 水汲みに出掛けている姿もよく見かけた。
 1年半で随分成長したものである。

 そんなスーザンが やっと転校できる学校が決まったようだ。
 初めて新しい学校に行く日の朝、川辺のシバ寺院の庭の片隅でであった。
 とても不安そうな様子で 学校の手続きをしてくれたシバ寺院に住んでいる住人に
 いろいろ説得されていたようだ。
 制服も前の学校のものとは違い、白いシャツから青いシャツに変わっている。
 補助教材も前の学校のものとは違うだろう。
 転校するだけでも 親にとっては大きな負担である。
 公立学校であっても 制服や補助教材は同じではない。

 とにかく 学びへの1歩を再び踏み出したのである。
 再度 3年生になって学ぶ必要がある。
 スジータは もう4年生である。
 ビックラムは 学校を辞めたままである。

 1年半の間に彼らの家族に起こった出来事から 仲良し3人組も別々の歩みを
 始めることになった。
 家庭の安定しているスジータやスーザンは どうにか勉強できる態勢が出来たが
 ビックラムの家族、ビックラムの姉妹たちには 学びの機会はやって来ない。

 学校があるから 学べるのでなく、学ぶことを支える家族がいなければ、子供たちの
 学ぶ機会が失われてしまうネパールである。
 それは 日本でも同じことだろう。
 日本だって登校拒否児童はいる。給食費の払えない子供だっている。
 皆関心がないから、しっかりと見ようとしないだけである。
 自分たちが安定した暮らしをしていれば、苦しんでいる人には眼を向けようとしない。
 地域共同体が失われているから、他人の子供のことは知らないで済むのである。
 助け合い、支えあいの精神などすっかり失われ、仕事を失い、子供の養育すら苦しく
 なっても 助けてくれる近隣はないのである。
 明日は我が身であるかもしれないから、少しでも困っている人に手を貸そうという
 当たり前の助け合いの精神は失われれば、あるのはただただ砂漠のような殺伐した
 風景が広がっていくだけである。

 ビックラムの家族だって、ネワール族の共同体の中にいれば、どこかから救いの手は
 のびてきているはずであるが、異民族間の結婚をしたために 共同体の外で生活する
 羽目になり、共同体を失ってしまったのである。
 ネパールで共同体の外にはみ出てしまえば、大変な思いをすることになる。
 それと同じように 日本の都会生活の中での日本人の緊張も小さなものではない。
 ビックラムの家族と同じような状況の中で生活しているのだから。



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