|
バンコク都心の縁日には 子供の姿があまり見当たらない。
広場の奥には 小さな子供のための小さな遊園地が用意されているが、
やって来る子供はほんの僅かだ。
学校も前期が終わり、後期が始まる前の休みに入っているというのに
子供の姿がない。
縁日に子供たちの姿や親子連れの姿もない。
この縁日が バンコク都庁か区役所主催の催しの縁日で 地域ぐるみのものでは
ないからだろう。
今、サイアムスクウェアといえば、バンコクで1番地価の高い場所になっている。
バンコク一の消費センターと言ってもいいだろう。
BTS高架鉄道の2車線がここで交わり、交通の便もいい。
少しでも空き地があると すぐさま20階、30階建てのマンションやホテル、
オフィスが建ち始める。
今でもセンセーブ運河の向こうには 下町風景もあるが 周りはマンションや
オフィスビルに囲まれている。
だから、この辺りに住むバンコク庶民など僅かで、子供の数も少ない。
この辺りの高層マンションといえば、交通の便の良さから 高級マンションで
1平米当たり10万バーツ 家具付きの60平米のマンションであれば、6百万バーツ、
日本円で約16,7百万円 こんなマンションを購入できる人といえば、バンコクの
中でも一握りの人間である。
こんな場所に住む人たちは 縁日などにやってきて、物を買ったり、食べたりは
しない人たちである。
縁日にやってくる人たちといえば、地方の村から出稼ぎにやってきた人たちが、
縁日を覗き、安いものを見て回って 夜の時間をつぶしているというのが大半だろう。
周りは高級ショッピングセンターや高級デパートで 彼らが気楽に入っていける
ショッピングセンターといえば、気楽にウィンドウショッピングが出来るMBK
センターぐらいのもので 他の高級なショッピングセンターでは気後れしてしまう。
だから、冷房の効いた涼しいMBKセンターが 夜の9時近くに閉まると
時間つぶしのこの縁日にやってくるのである。
MBKセンター周辺に住む今どきの子供たちは 縁日の隅っこに設営された
小さな遊園地などには興味を持たない。
家でテレビを見ているか、近所のコンピューターゲームの店で 遊んでいるほうが
楽しいだろう。
バンコクも少子化が進み、東京と同じように子供の数が少なくなっている。
近頃では 家庭には子供二人というのが一般的になってきている。
バンコクの中心部では 子供の数は少ない。
昔は 繁華街のあるシーロム通りなど、スラム街のあるクロントーイに近いから
夜遊びをしている子供たちの姿をよく見かけたが、今では そんな子供たちの姿も
ない。
もうバンコクの中心部は バンコクの一般庶民が住む場所ではなくなっている
のだろう。
地方からの出稼ぎの人々はどんどん増え続け、大人ばかりが増えていく。
余程収入のある仕事に就けば、田舎から家族を呼び寄せることも出来るが、
ほとんどの出稼ぎの人たちにとっては 夢のような話である。
高い部屋代、食費と 地方からの出稼ぎの人たちが 家族を持って住むには
バンコクは 困難な街だ。
都市が近代化されていくことは 一体 誰に幸福をもたらすのだろう。
高層オフィスビル、高層マンション、高級ショッピングセンターと どんどん
建ち並んでいくが 誰がその恩恵を受けるのか、これはどうもおかしいぞと
判然としない思いに駆られる。
ずーっと 騙され続けてきたのではという疑いも湧いてくる。
++ブログランキングへの協力をお願いします。++
** 忘れないでね **
↓
にほんブログ村ランキングに参加しています。
*面白いと思ったら下のアドレスをクリック*
[https://www.blogmura.com/ にほんブログ村]
人気ブログランキングに参加しています。
*面白いと思ったら下のアドレスをクリック*
[ http://blog.with2%2enet/in.php?590199 ]
|