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 中華街は 様々の食材の集まる無国籍地帯のような場所である。
 果物一つ取っても 中国、ニュージーランド、オーストリアなどから輸入された
 果物が路上に並んでいる。
 りんご、梨、柿、葡萄、プラム、細長い珍しい瓜、食べ物好き、珍しがりやの中国人の
 住むところならではの盛況振りである。
 しかし、中華街で売られている果物は 皆 1キロ百バーツ以上では 庶民にとっては
 高嶺の花である。

 この高級果物が売られている近くには ニューマーケットと呼ばれている中華料理の
 食材を売る市場もある。
 干し椎茸、干し海老、乾燥ナマコ、乾燥あわび、練り物、漬物を何でも揃っている。
 こうした食材を使う高級中華料理店も中華街の中では 数が多いが、私にとっては
 何年かに1度行くぐらいの場所で あまり縁がない。

 私の財布の中身に見合い、楽しめる場所といえば、夕方過ぎに出てくる食べ物を
 売る屋台だ。
 中華街以外の場所に比べれば、少し高めではあるが、味の良さは 中華街ならではだ。
 中華街の中国人は 安くても不味いものは食べないが、少々高くても美味しいものには
 手を出す。
 麺類一つとっても スープの味、麺、具がやはり 一味も二味も違う。
 まあ 中華街の屋台で食べるなら、百バーツも使えば、腹も一杯になるはずである。
 夕方近くに出てくる海鮮料理の屋台では そういうわけには行かない。
 マングローブ蟹や海老、貝類を食べて、ビールの2,3本でも飲めば 
 軽く5百バーツは超えてしまうが、日本円で千5百円ぐらいなら、観光でやって来て
 いる旅行者からすれば、大した額ではないだろう。

 こんな料理は仲間と一緒に食べるから美味しいので、一人 蟹や海老を剥いて、
 ビールを飲むというのも侘しいものである。
 そのくらいなら、麺類やカーオ・マンカイ(中華風鳥飯)、カーオ・カームー
 (豚足ご飯)でも食べる方が実用的で値段的にも気が楽だ。

 そんなわけで ニューマーケットの入り口の道を挟んで真向かいにある路地で
 夕方になると 開店する屋台で多いしそうなものを探すことにした。
 麺類が中心の屋台が並んでいる。
 カーオ・カームー(豚足ご飯)の店もあるが 今回は 豚の臓物いりのクワイ・
 チャップを食べることにした。
 人気の店らしく 屋台の後ろに並べられたテーブルでは 大勢の人が クワイ・
 チャップに舌鼓を打っている。
 普通のものが30バーツ、特別製のものが40バーツである。
 初めてだから、普通のものを頼んだ。
 屋台では 忙しそうに 屋台の主人が 湯がいた臓物を切り刻んでいる。
 豚の臓物料理にかけては 中国人が 1番である。

 昔、7月22日ロータリーの近くの台北ホテル脇に 朝になると店を出す屋台の
 臓物入りのお粥(チョーク)の美味しかったことを思い出した。

 私もこの店のクワイ・チャップを頼み、味見をした。中国人は胡椒味が好きだ。
 口の中が ひりひりするくらいに胡椒がよく効いていた。

 夕方を過ぎると 路上が屋台のなる街 中華街、屋台一つ一つを眺めながら、
 夕闇の迫る中、バス停へと急いだ。
 又、ポツリポツリと雨が降り始めた。
 雨は 屋台泣かせであるが、バンコクの雨は 長雨でないことが 
 せめてもの慰めである。



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 中華街で生活している人たちは 中国系の人たちばかりではない。
 数十年前までは 中国人の店では 中国本土からやって来た出稼ぎ、移民の中国人が
 使用人として働いていたのだろうが、今ではその中国人たちに代わって、東北タイから
 の出稼ぎの人たちが 中国人の店で働いている。
 店の主人の言いつけに従って、倉庫から荷を運び出して来る、届いた荷を倉庫に
 運びこむなどの肉体労働は 出稼ぎの東北タイの若者たちの仕事である。
 出稼ぎの女たちは 中国人の家で家事をしたり、店員の仕事をこなす。

 中華料理は 確かに美味しいものであるが、こんなものを毎日食べることが出来るほど
 充分な給料を貰っているわけではない。
 店によっては 使用人も 店の主人の家族と共に食事を共にする昔ながらのやり方を
 しているところもあるようだが、この頃では出稼ぎの人たちも仲間と一緒に食事を
 することを好むらしい。

 夕方の路地裏に行くと 東北タイから出稼ぎにやって来た人たちのための食材や
 惣菜を売る行商の野菜売りや惣菜の露店は 並び始める。
 高級な中華料理を売っている表通りとは 打って変わったような商いの姿である。
 東北タイ料理は 唐辛子をたっぷり使ったとてつもなく辛い料理である。
 唐辛子をあまり使うことのない中国風味付けでは 東北タイの人々の味覚には
 合わないのかもしれない。

 荷車に積んだ野菜、棹の両端に提げて運んできた食材、東北タイ特有の辛い惣菜を売る
 露店、仕事を終えた出稼ぎの東北タイの人たちが群がって、夕餉の材料を買い込んで
 いる。
 売る人も東北タイの人であれば、買う人も東北タイの人である。
 今ではバンコクの人口の半分、いや3分の2以上は 東北タイからの出稼ぎの人々に
 よって 占められているかもしれない。
 東北タイの過酷な農作業は 重労働にも耐えうる能力を育ててきた。
 タイの経済の土台を支えているのは 重労働に耐える能力を持った東北タイの人々で
 ある。
 この中華街でも建築現場でも工場でも 身体を使う仕事は 東北タイの人々の仕事だ。

 12,3年以上前 6年近く 東北タイのコンケンに住んだことがあるから、
 東北タイ方言のイサン語(ラオス語と同じ)を耳にすると 懐かしい気持ちになる。
 タイ語とは 語尾の使い方が違うので すぐわかる。
 「メン・ボ」(そうじゃないか)「ボー・メン」(違うよ)「キン・ボ・ダイ」(食べられ
 ない)など聴いていると コンケンでの生活が思い出されてくる。

 酒好きで 騒ぐのが大好きな東北タイの人たちだが、怒らせると怖いところもある。
 普通に付き合っている限りは 問題はない。
 タイの王朝は 豊かな中央タイを中心にして 栄えてきた。
 東北タイは ラオス人の住む場所として長い間 差別されてきた。
 灌漑がなされていない天水に頼る水田での稲作は たびたびの旱魃で東北タイ農民を
 苦しめてきた。
 それは今も変わらない東北タイの姿である。
 農業では 食べていくことが出来ないから、バンコクに出稼ぎにやって来るのである。
 タイの人口の3分の1を占めていながら、中央政府の中で発言力を持つことも
 出来なかった。
 最近になって やっと地方の発言力を強めてきている。
 選挙制度のお陰である。

 中央タイのタイ人、南タイのイスラム教徒のマレー系タイ人、そして 東北タイの
 ラオス系タイ人、中国系タイ人と それぞれの利権が異なり、タイの政治に混乱を
 もたらしている。
 民族による格差社会が是正されない限り、政治の混乱は終わらないだろう。
 中国から移住してきた中国系タイ人がタイの経済を牛耳って、使用人として 
 東北タイのラオス系タイ人を使う。
 中国人に タイを乗っ取られたという気持ちは 昔からタイに住み着いている人の
 心の中にはある。
 口に出さないだけである。
 タイもなかなか難しい国なのである。


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