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苦痛といっても 怪我をするとかと言った苦痛と違って 抗がん剤の副作用のような
身体の内側から湧き起こる不快感は 何ともし難い。
生きようとする身体の反発・反抗のようなもので 食欲不振、脱力感、倦怠感、
すべて 生きることから逃げ出すような身体の状態を引き出すようだ。
昨夜など苦しくて 息苦しく 主治医を呼んでもらう体たらくである。
もう少しだけでいいから 命がほしいのである。
ここで倒れるわけにはいかないと思い、どうにか一晩無事に過ごすことが出来た。
食欲不振に関しても 味覚がすっかり変容してしまうのだ。
つい先日まで そこそこに食べることの出来ていたものに対し、不快な臭いや味を
感じてしまうのである。
魚や肉は特に臭みを感じてしまう。
味付けが薄いから 余計に感じてしまう。
デールームに備えつけられているテレビから 肉・魚の料理番組が流れてきても
不快感しか催さない。
今日は MRIによる脳みその検査の日で 脳への転移の是非を探るものだ。
そのため 昼食は絶食だったが、食事を食べなくてよいことが嬉しい。
カーテンで閉じた部屋の内側で 皆 昼食を取っているが、その音さえ、不愉快に
聞こえてくるのである。
自分が食べたいのではなく、食べるという行為そのものが嫌なのだ。
時間のはっきりしないMRI検査を待っていると 「とも遠方より来る」と
Kさんが見舞いにきてくれる。
抗がん剤の副作用を心配して、やってきてくれだのだ。
有難い事である。
Nさんからは 蕗の佃煮、Pさんからは匂い袋が届いた。
どれもこれも嬉しいことだ。
こうした思いやりで どんなに苦痛を和らげることが出来るものか 心温かくなる。
と思っていると 私のブータンコレクションを使って 展示会のような形で生かしたい
というAさんという女性がやってくる。
彼女に協力してくれる人がいると 嬉しいな。東京のひとである。
夕方7時過ぎると Yさんもやってくる。
平日1日と日曜日にやってきてくれるので どんなに助かっていることか。
どこもかしこも有難い事ばかりで 嬉しいばかりである。
苦痛が喜びに変わる幸せな一日だった。
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