バンコクの運河

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 見知らぬ街にやってくると、ひたすら歩き回りたくなる。
 歩き回ることで、何かに出会うのでは期待するからだ。
 このボーベーの街からの帰りも 再び水上バスに乗ろうと思ったが、
 いや、たいした距離ではない、歩いても帰れるではないかと思い、
 船着場へと行きかけた足を、運河にかかる橋の方向に向けた。
 遠く向こうにはプラトーナムのバイヨクタワーが見えている。
 あれを目印にすれば、道に迷うこともあるまい。

 橋を渡ると、そこには迷路のように入り組んだ
 もう一つの衣料品卸売りマーケットがあった。
 高いビルディングのあるマーケットは、新マーケットであれば、
 この場所は、旧マーケットなのだ。
 新マーケットとは、裏腹に暗い照明の中で、衣料品が売られている。
 マーケットの端っこには、打ち捨てられた3階建ての長屋風の建物が、
 朽ちるままに打ち捨てられている。
 その中の食料品市場も、古い昔のままで、如何にもうらぶれているのである。
 衣料品マーケットにしろ、食料品市場にしろ、何十年か前のバンコクそのものである。
 なにやら、懐かしい思いすらする。
 20年前にバンコクの街を当てもなく彷徨していた頃の想いが甦ってくる。

 その旧マーケットの果てに 出口がある。
 その出口を越えると、そこは線路だった
 その出口には、「汽車に注意」と書かれていただけだ。
 踏み切りなどはない。
 線路を渡るものは、自分で勝手に気をつけろということだ。
 皆、それぞれに 勝手に線路の上を歩いている。
 バンコク中央駅、タイの人々は、フアランポン駅と言うが、
 そこから出た列車が通り過ぎていく線路である。
 列車に乗って、フアランポン駅を出ると、
 線路沿いにはスラムが密集していた。この場所よりもっと先かもしれない。

 予測されない風景が、突然現れ、驚きを覚えてしまう。
 旧マーケットの出口を出た途端に見えたこの風景は、
 まさにそうした風景だった。
 当てもなく歩き回る旅の形には、こんな醍醐味、楽しさがある。


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 ボーベーの水上バスの船着場の対岸には、イスラムの街がある。
 百年以上前に、タイ南部パタニーからやって来て
 このボーベーに住みついたイスラム教を信じる人々である。
 このボーベーという街の名前は、インドのボンベイの名に由来するという。
 この地にインド人が多く訪れたからという話であるが、
 いつ頃からこの名を呼ぶようになったかは、定かではない。

 バーンー・クルアの街にも犬はいなかったが、
 この街にもいるのは猫だけだ。イスラム教徒は、どうも犬を好まないようだ。
 この街も イスラム教徒が大半を占めるせいか、街全体にまとまりがあり、
 路地の中を歩いても、静かで清潔だし、危険な感じはしない。
 この街もラッタナーコウシン王朝のラーマ五世の時代にこの土地に
 住むことを許されたという。街の人口は約1万人、この街の対岸には中国人、
 この街を挟むように両側には、タイ人と中国人が住む。

 この街の中には当然モスクもある。そして、死者を埋葬する墓地もある。
 イスラム教徒であれば、誰でもここに眠ることが出来る。
 外国人のイスラム教徒もここに眠っているということだ。

 南タイでは 日増しに争いが激しくなり、死者の数は増す一方であるが、
 このバンコクでは、イスラム教徒も仏教とも平和に共存している。
 政治家の利権争いの渦の中に巻き込まれ、
 痛い目を見るのは、いつも地に生きる一般庶民である。
 それはイスラム教徒であっても、仏教徒であっても変わりはない。


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 近頃は、水上バスを利用することが多い。水上バスの停まる街には、
 ついつい興味を持ってしまう。
 そんな水上バス乗り場の一つにボーベーがあった。
 他の乗り場に比べ、人の乗り降りがはるかに多いのだ。
 乗り場周辺は、衣料を売る店が建ち並び、大きなビニール袋を下げた人たちで
 ごった返している。

 プラトーナムと並んでこのボーベーの街は、
 バンコクで最も大きな衣料品の卸売りマーケットなのだ。
 水上バス乗り場周辺一体が、衣料品の店で覆いつくされ、
 売られているものはといえば、
 高級品衣料ではなく、バンコク庶民の身につける安価な衣料である。
 ブティックではなく、街の洋品店、露天で売られているような類のものである。

 街には各々の顔がある。街の特徴を知るには、市場に行くのが一番だ。
 市場はどこかと、街の人に訊くと、橋の向こう側だという。
 街の中央を流れる運河(水上バスの行きかう運河ではない)にかかる橋を越えると、
 そこには、果物を商う大きな市場があった。
 バナナ、マンゴ、パパイヤ、パイナップル、スイカが
 うずら高く積み上げられているが、市場の中は静かである。
 果物を扱う商店の前もひっそりしている。
 訊いてみると、市場が開くのは、夜中の1時から明け方にかけてだという。
 昼間の今は、休息のときだったのだ。
 路上で行商する果物売りの人たちも、この市場で朝早く仕入れて来るのだ。

 ボーベーの街には二つの顔があったのである。
 一つは衣料の卸売りマーケット、もう一つは果物の卸売りマーケット
 それもバンコク市民に大きく貢献している重要な市場が、この街を支え、
 活気を与えているのである。


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 水上バスの終点の街 バンカピに行くことにした。
 名前は聞いたことはあるが、どんな街だかは知らない。
 プラトーナムの船着き乗り場から水上バスに乗り込む。バンカピまでは18バーツ。
 水上バスが動き始めると、みんな一斉に、水よけのビニールシートを上げる。
 座ってしまうと外の景色が見えないので、立ったままで行く。

 運河の周りの景色はといえば、工事中の建築現場、建売の豪邸、昔ながらの木造住宅、仏教寺院、イス ラム寺院とめまぐるしく変わっていく。
 30分近くで終点であるバンカピに着きましたよ。
 叙情ある街を想像していたのであるが、
 着いたところは、デパートの裏、デパートの駐車場からデパートの中を抜け、
 表通りに出るのであるが、このデパート、やけに馬鹿でかい
 行けども、行けども、出口が見えない。
 まるで野球場のようなデパートだ

 デパートを背にして、街を眺めてみると、地方都市の野暮ったい光景、
 10年以上前のバンコクの姿だ。
 朝から何も食べてなかったので、屋台を探すが、あるのは持ち帰りの惣菜屋ばかり、
 やっと見つけた麺の屋台は、東北タイ風牛肉入りクイティアオ、
 かかっている音楽は タイの演歌 ルッツン
 街の様子も音楽も地方都市風
 ここはコンケンか、ウドンタニか

 ここで帰っては、時間も運賃も無駄になる
 こういう野暮ったい街には、いい市場があるのだ
 そう思い、市場を探す
 ありました、ありましたよ 立派な市場が。 
 安い、安い、何でもバンコク中心部よりはるかに安い
 肉あり 魚あり 野菜あり なんでもある 新鮮だ
 毎日でも来たいくらいだ。
 魚好きの私には、こたえられない、あじ さより かに えび かい
 ちょっと遠いのは残念でありました
 
 帰りは73番の冷房バス、運賃は22バーツ 
 1時間もかかってしまいましたよ


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