ネパール パタン

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 パタンの旧市街地の中を歩き回っていると、木々の茂っている場所が目についた。
 あんなところに何で、高い木々が建ち並んでいるのかと、細い路地の中に入り込んで
 みる。
 両側をレンガの塀に挟まれている路地の向こうに 一本の木の幹が道をふさいでいる。
 人がかがんでやっと通れる高さだ。その幹の向こうにはオートバイが置かれている。
 オートバイの通り抜けは出来ない。
 その幹をくぐって、向こう側の通りに出ると、古めかしいヒンズー教寺院があった。
 木々はヒンズー教寺院の庭から外へと伸びてきたものだ。
 木々は 神々の化身と考えられ、切り落とすことが出来ないのだろう。

 寺院の中に入ると 子供たちがカード遊びをしている。
 プロレスラーの写真の印刷されているカードを使い、カードの強さでカードの
 とりっこをする遊びらしい。
 私にはどのカードが強いのかわからないが、子供の間では、きまりがあるらしい。
 この頃、カトマンズのどこでも見かける遊びだ。
 人気ない寺院の一隅は、子供たちの格好の遊び場だ。
 大人に干渉されることはない。
 何でもかんでも管理される日本の子供社会とは違う。
 社会が歪んでしまえば、子供たちには安全な場所は失われていく。
 何がおかしいのか わからないまま、泥沼の中に入り込んでいるのが日本だ。
 そのことを誰も真剣に考えようともしない。

 寺院を出て、やって来た路地を戻ろうとすると パタンの農民カースト 
 マハルザンの男たち二人、一人は老人、一人は中年の男、中年の男は担いでいた荷を 
 通せんぼをしている木の前でいったん下ろし、担ぎなおしている。
 昔ながらの風景だ。まるで20年も昔に戻ったような気がしてくる。
 身につけている服装も 昔ながらの農民の格好だ。
 どうも親子か、親戚のようだ。精米した米を家へと運んでいるようである。
 荷を担いでいる男を追いかけるように 老人は通り過ぎていった。


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 人々の生活する場所に入り込んでいくと、やはり、異質な人間として見られてしまう。
 特に、路地の奥の広場の中に入っていくと、見慣れない人間が入ってきたと、
 警戒されることもたびたびだ。
 こちらは、好奇心から彼らの生活場所に入っていくのだから、当然といえば当然の
 ことである。
 そういう時には出来るだけ自分が日本人であることを明かす必要がある。
 ネパールでは、日本人に対する印象は良く、日本人であることを話すと、
 安心してもらえる。
 私のように、日にやけて少し浅黒くなっていると、見た目だけでは、外国人のようには
 見られず、ネパール人のように思われてしまう。
 ネワール族の人たちも普段使う言葉は、ネワール語だから、それほどネパール語は
 流暢ではない。大体、私といいとこ勝負である。だから、グルン族がやってきたのか、
 ライ・リンブー族がやってきたのか、彼らも半信半疑だ。
 
 パタンの旧市街に昔から住んでいる人たちはネワール族の人たちだ。
 彼らは64の職業カーストを持っており、それを、ヒンズー教の4つのカーストに
 当てはめていったようだ。
 インドのように厳しいものではなく、緩やかな感じはする。
 マハルザンと呼ばれる農民カーストは、ネワール語で、ジャプーとも呼ばれ、
 きつい肉体労働にも耐えられる人と云う意味だそうだ。
 ネワール族の中でマハルザンは7,80パーセントを占めているのだから、出会うことが多い。
 同じマハルザンの人々でも住む地域によって、性格が随分違う。
 最初に入り込んだマハルザンの人たちの広場は、こじんまりとしていて、広場も良く
 清掃されており、広場に置かれている宗教的な場所も、大切にされているのがわかる。
 こうした場所に住む人たちは、節度があって、礼儀もわきまえている。
 何かにつけて、行事の多いネワール族、ともに協力し合って、生活しているために、
 濃厚な人間関係を持ち、良くも悪くも、隣近所の影響力は強い。

 別の広場に行ってみると、雑然としていて、住んでいる人々も、なんとなく、しまりがない。
 遠くに座っていたマハルザンの男性が近づいてきて、
 「この子達が甘いものをほしがっているから、10ルピーあげてくれ。」
 近くに12,3歳の子供たちがいた。
 いろいろ話を聞いていると、農地もそこそこにあり、貧しくはない。
 カトマンズの郊外に行っても、村によって、こういう風に言ってくる村がある。
 そういう村は、なんとなく雑然としており、気持ちよく会話を交わせない場合が多い。
 不思議なものである。
 地域ぐるみの習慣、教え、プライドが地域ごとに違うのである。
 生活場所の人間関係の影響力は、ネパールでは未だに強いのである。

 日本では、地域ぐるみという活動が力を持たなくなってきているが、
 ネワール族の社会では未だに大きな力を持っている。
 いわゆる地域の持つ教育力である。
 数あるネパールの民族の中では、人間同士の絆は、1番強固な民族である。
 そのために逆に、他の民族に対して、排他的になっているのが大きな欠点だ。
 しかし、私にとっては、彼らの歴史、文化、人間関係には興味を感じる。
 一筋縄ではいかない民族であるが、その複雑さが、パズルのようで面白い。

 一人のマハルザンの老人が、一輪の花を耳元に飾ろうとしていた。
 日本の老人では考えられない仕草である。生きているなという実感がある。
 諦めていないなと云う強さを感じる。
 そういうこと一つ一つに 興味を惹かれてしまう。


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 今日は朝から停電、午前10時から午後2時まで、そして夜には、午後8時から
 真夜中の12時まで、家の中に居ても仕方がないので、散歩に出かけることにした。
 腹ごしらえに えんどう豆とちりめんじゃこ、そして青葱を入れてチャーハンを作り、
 昨夜のおかずの残り、わらびの卵とじと一緒に食べる。

 家から歩いて、パタンに向かう幹線道路に出て、パタン・ドカ(パタン門)行きか、
 モンゴルバザール行きの乗り合いテンプーかバスを待つ。
 しばらく待つ間、バス停にいたグルン族の女性と話す。
 昔はポカラ近くのラムジュンに住んでいたが、今はチトワンに住んでいるという。
 親戚を訪ねて、カトマンズにやってきたようだ。

 パタン・ドカ行きのバスがやって来たので、バスに乗り込む。
 運賃はクポンドールから終点のパタン・ドカまで7ルピー(約10円)、
 歩けば20分ほどの距離であるが、上り坂なので怠け癖が出てしまった。

 別に何を見るというあてはないので、パタンの旧市街の中をふらふらと歩き回る。
 ネワール族は多くのカーストを持ち、そのカーストによって、それぞれに住む場所が
 違う。
 上位カーストはシュレスタと呼ばれ、ヒンズー教を主に信仰し、マッラ王朝時代の
 支配階級にあたる。
 マッラ、プラダン、マスケ、ジョイシー、ラーズバンダーリなどのカーストがある。
 それとは別に仏教のカーストがあり、バッジャチャーレ、サッキャを頂点としており、
 その下に、タムラカール、トラザー、マハルザンなどが居り、なかなか複雑である。

 仏教徒の大半はもの作り、生産に従事する人たちだ。
 パタンの王宮を中心にして、中心部に支配階級、周辺部にカーストの低い人たちの住居が
 あることを実際に確かめてみたかった。

 パタン・ドカを抜けると、昔ながらのネワールの生活場所へと入っていく。
 真っ直ぐパタンの王宮へとは向かわず、わき道にそれる。
 ネワール族の住居の特徴であるが、細い路地に入っていくと、四角い広場が広がり、
 その広場に面して家が建ち並んでいる。
 その広場の中には必ず、宗教的な場所が 設置されている。
 神様の像であったり、寺院であったりする。
 そうした広場を中心とした家々には、サッキャなり、マハルザン、バッジャチャーレなどの
 ひとつのカーストの人たちが主にすんでいる。
 人口でみれば、農民カーストのマハルザンが一番多い。全体の7割から8割を占めるだろう。
 私の見るところでは、カトマンズ盆地の中では1番古くから住んでいる人のように
 思われる。
 チベット・ビルマ系語族であるといわれているが、どこから移住してきたのだろう。
 マハルザンの居住地域、バッジャチャーレの居住地域、サッキャの居住地域を
 歩き回っているうちにパタンの王宮広場に来てしまった。

 ここまできたら、ネワール料理のホナチャに寄らないわけには行かない。
 久しぶりのバーラ・アンダー(卵入りバーラ、大豆をつぶして、お好み焼き風に料理する)、
 水牛肉のカレー、ツウェラ(水牛の半生肉の和え物)を食べる。
 40ルピー(約70円)だ。

 腹ごしらえが済んだところで、モンゴルバザールから乗り合いテンプーに乗って、
 家路についた。
 帰ってみると、電気が来ていた。今度は夜8時から12時までの停電が待っている。


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