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カトマンズの市場に出かけると、必ず眼にするものは、大小様々の豆類だ。
大豆、小豆、空豆、インゲン豆、えんどう豆と数え上げれば、きりがない。
それとともにダールと呼ばれている穀類もある。
これら豆類は、ネパール人がたんぱく質として摂取する重要なものだ。
ネパールの食の形は、ダール・バート・タルカリ、ダールと呼ばれる豆汁、バートと
呼ばれるご飯、そしてタルカリと呼ばれる野菜カレー、それに、トマト味、香辛料味の
少し酸っぱいピクルスのようなものがつく、それが一般的である。
肉や魚は、肉カレー、魚カレーにして食べるが、たまに食べる程度で、
毎日というわけにはいかない。
カトマンズ盆地のネワール族は、他の民族に比べると、肉を食べることが多いが、
行事の多い彼らは、そのご馳走として水牛肉の料理を食べる。
しかし、毎日というわけではない。
大抵は、肉なしのダール・バート・タルカリであることが多い。
カトマンズ盆地から離れれば、このダール・バート・タルカリなど食べず、
ディローと呼ばれる、とうもろこしの粉、ヒコクビエの粉をお湯で溶いたものが
主食で、米など贅沢品になる。
ヤギ、鶏、アヒルなどは飼ってはいても、自分たちの口に入れるものではなく、
換金のためのものだ。
これらの家畜を売って、砂糖、塩、香辛料、油、服、薬などを買うお金を
手にするのである。
肉などのご馳走を口にするのは、ネパール最大の祭りダサインのときぐらいのものだ。
確かにネパール人も肉は好きだが、彼らは彼らの環境の中で、適応して生活している
のである。
別にそれで飢えて死ぬわけではない。
自分の小さいときのことを思い出してみても、肉などいつも食べるものではなく、
ご馳走など 正月に食べていたくらいで、ネパールとあまり変わりはなかったのかも
知れない。
たんぱく質など豆腐や豆類で取っていた。
そんなネパールから、日本に帰ってくるたびに、日本人の食べ物に対する関心、
執着が年々、強くなっていることだ。
テレビをつければ、これでもかというほどの料理番組、グルメ番組、食べ物を
ゲームにして遊んでいる番組、日本人の食べ物に対する良識は、
どこに行ってしまったのかと疑いを持ってしまう。
これらの番組を眼にするたびに、食べていない自分たちの方がおかしいのかと
思えてしまうほどである。
アフリカの飢餓を放送している同じテレビ局が、飽食番組・グルメ番組を飽きもせず、
毎日のように放送している。
万事が万事、こんな調子だ。
今日一日、どうにか食べることが出来たことを有難がるという謙虚さは、
もうこの国では失われてしまっている。
これでは、世界を襲っている飢餓など想像する想像力など、
日本人に期待する方が無理なのだろう。
食べ物を粗末にしてはならないよという言葉は 誰の口からでてくるのだろう。
粗食という言葉は、日本では死語になりつつある。
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