ブータン布の今昔

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  ブータン   ブータンの帯 ケラ    20世紀初頭 〜 20世紀中期


 20世紀初頭から中期あたりに織られたブータンの帯 ケラ、
 紋様のほんの一部だけ、従来の黒、えんじ、青以外の色が 空色が使われている。
 白地部分がブータンの手紡ぎ木綿糸、紋様は 黒が木綿、えんじが野蚕シルク、
 空色も野蚕シルクの糸が使われている。
 実験的に空色を入れてみたという感じである。

 こんな具合に新しい色を加えていくことで ブータンの帯 ケラにも大きな変化が
 見られるようになる。
 それはケラだけでなく、民族衣装のキラや壁掛けのパンケップにも影響を与えていく。
 ブータンの人々の色に対する感覚も 変わっていく時期が20世紀中期あたりなので
 ある。
 
 カラフルな色彩が若い女性を惹き付けるというのは 世界共通のようである。


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  ブータン   ブータンの帯 ケラ     20世紀初頭 〜 20世紀中期


 20世紀初頭から中期にかけて織り上げられたブータンの帯 ケラ、
 藍染めの青、ラックのえんじ、そして、ウコンの黄色とウコンと藍の染め合わせの
 緑の糸が 紋様の織り込みに使われている。
 特に 黄色と緑は ケラの紋様のアクセントとして使われている。
 藍染めで染められた糸は ブータンの手紡ぎの木綿糸、他の色の糸は ブータンの
 野蚕の手紡ぎ糸である。

 20世紀中期に近づくにつれて、黒、えんじ、青に加えて 天然染料で染めた黄色、
 緑が使われるようになってくる。
 これは ブータンの正装のキラ クシュタラの紋様でも 同じような色使いが見られる
 ようになってくる。
 
 このケラの紋様も 織り手独特の複雑な紋様が織り込まれ、その紋様のパターンも
 多用しており、織り手の工夫が感じられる。
 もうこんな美しいケラを ブータンの国で見つけることは不可能である。
 こうした幅広のケラを ブータンでは使われなくなって30年近くなる。
 今ではケラは カード織りで織られるようになっている。

 両面縫い取り織りで織られたケラは 今では使うためのものではなく、観光客への
 お土産品として織られているだけである。
 こうした帯 ケラを締めているブータン女性を今では見ることは出来ない。
 時代の流行は こんな素晴らしい帯を消滅させていくのである。


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 20世紀中期近くに織られたブータンの帯 ケラ、藍染めの青、
 ラックカイガラムシのえんじ、ウコンの黄色が 品のいい雰囲気を
 作り出している。

 白地部分の経緯糸は ブータンの手紡ぎの木綿糸であるが、19世紀後期から
 20世紀初頭の綿とは違う種類のようである。
 細い手紡ぎの木綿糸を 紡ぎだすことが出来るような綿の栽培が始まったことで
 骨太の力強い紋様から繊細な紋様へと変化しているようだ。

 色合いは日本人好みのものだ。
 織物の素材が変っていくことで 技術的にはより高度のものが 織られるように
 なっている。
 20世紀に入ってから、イギリスとの関わりが深くなり、綿の種もイギリスによって
 もたらされたのかもしれない。
 イギリスの東インド会社は インドで綿を栽培し、イギリス本国へ送り、綿製品を
 再び、インド、アジアに持ち込んで、売り込んでいたはずである。
 
 本当に繊細で美しいブータンの帯 ケラである。
 マスターピースのような技量の高さが 充分に感じ取れる逸品である。



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   ブータン   ブータンの帯 ケラ   20世紀初頭 〜 20世紀中期


 20世紀初頭から20世紀中期頃までに織られたブータンの帯 ケラだ。
 白地部分は ブータンの手紡ぎ木綿糸が使われているが 糸そのものが細く紡がれ、
 織られた布地が薄くなっている。
 両面縫い取り織りで織られた紋様には 藍で青く染められた手紡ぎ木綿糸、
 ラックカイガラムシの染料でえんじ色に染められた野蚕の手紡ぎシルク糸が
 使われている。

 手紡ぎの木綿糸が 細くなったというのは 栽培している綿そのものの種類が
 違ってきたのだろうか。
 織り込まれている紋様も繊細なものに変り、骨太い雰囲気はなくなっている。
 又、紋様に使われる色も この時代から 今までのものと違って 青、黒、えんじの
 3色に加えて 他の色も使われるようになってくる。
 このケラでは 橙色が加わっている。



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  ブータン   ブータンの帯 ケラ     19世紀後期 〜 20世紀初頭


 このブータンの帯 ケラも 19世紀後期から20世紀初頭に織られたものである。
 白地部分は ブータンの手紡ぎ木綿糸、紋様の織り込みには 色を重ねて染めた黒の
 手紡ぎ木綿糸、ラックカイガラムシで染めたえんじ色のブータンの野蚕の手紡ぎの
 シルク糸が使われている。

 ブータンの帯 ケラは 両面縫い取り織りの技法を使って、紋様を織り込んでいくが、
 その紋様の形の多様性には驚いてしまう。
 東南アジアのラオスでも こうした紋織りが行われているが、紋様の種類の多さでは
 ブータンには敵わないだろう。

 紋様の一つ一つには 意味があり、織り手にとっては 言語のようなものなのだろう。
 まるで象形文字のようである。

 この紋様も時代時代で異なるが 古い時代の方が 多くの種類の紋様が使われている。
 織物に対する姿勢が古い時代ほど 精神性が高く、紋様の形が 心の表現の一つで
 あったに違いない。
 だから、訴えてくる力の強さを感じてしまうのである。
 紋様が自然物の表現であることもあるし、魔よけの意味も含んでいるのだろう。
 そんなことも感じられる古い時代のブータンの織物である。



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