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 未使用の野蚕シルクの3枚組みの布をばらばらにして、洗濯機で洗い、糊抜きを
 してみた。
 アイカプール、メンスィ・マタ、ルンセルマ、これらの布を使って 女性用民族衣装
 キラや男性用民族衣装 ゴが作られる。

 未使用といっても 20年前に購入したものだから、今 織られているものに比べれば
 仕事は確かだし、丁寧である。
 残念なことに1980年代に入ると、野蚕のシルク糸を染めるのに 科学染料が
 使われるようになっている。
 それでも 野蚕シルクは 今のものに比べると 数段 質が良い。
 幅50cm前後 長さ 230cm前後の布である。

 この布を部分的に使って ベストやジャケットを使ってもユニークで面白いと思うし、
 袱紗や高価で格調の高い陶器の包む布や袋物にするのも似合っているように思うが
 どうだろう。
 益子焼きの陶器にはぴったりの布のような気がする。
 貴重な茶器をくるむには厚地で柔らかく最適である。


 昨日のテレビのニュースで 殺人未遂で指名手配中の暴力団関係者の37歳の日本人が
 恐喝未遂でタイ警察に逮捕されたことを報道していた。

  ** 手配の組員、ついに御用…タイで逮捕→逃亡繰り返し **
     http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20091026-OYT1T00985.htm

 【バンコク=田原徳容】
 タイ警察は26日、元山口組系暴力団組員、宮崎和也容疑者(38)を恐喝未遂容疑
 などで逮捕したと発表した。

 同容疑者は日本で2006年に殺人未遂容疑で指名手配され、偽造旅券でタイへ逃亡。
 タイでは逮捕―保釈―逃亡を2度繰り返し、行方をくらませていた。

 捜査関係者によると、同容疑者は今年1月、バンコクでタイ人女性への恐喝未遂容疑で
 逮捕されたが、保釈後に逃亡。警察は9月、潜伏先のバンコクのアパートで発見、
 逮捕した。
 ところが、裁判所は同容疑者を再保釈し、今月12日に裁判所へ出頭しなかったため、
 再逃亡が発覚した。25日朝にバンコクで逮捕された。

 タイでは、裁判所が保釈の是非を検討する基準があいまいで、裁判官個人の裁量が
 大きい。
 同容疑者は実際の保釈金額の数倍を支払い、再保釈を認めさせた可能性があると
 みられる。
 同容疑者は06年5月、大阪府内で走行中の車を銃撃し、元組員ら2人を負傷させた
 として府警に指名手配されていた。
                   〜(2009年10月26日19時07分 読売新聞)


 私も 彼が住んでいたアパートのあるパトゥムワン地区に住んでいるが もしかしたら
 意外と近いところに住んでいたのかもしれない。
 タイには こんな偽パスポートを使って、日本から逃げてきている犯罪容疑者が
 多いのだろう。
 2年ばかり前にも タイに偽パスポートで入国していたパタヤの長期滞在者が 
 知り合いの不動産屋の老人からお金を奪う目的で その老人を殺害するという事件も
 あった。
 バンコクでFX為替取引をしていた日本人の青年が 知り合いの日本人の若者に
 お金を奪われ、殺害される事件もあった。

 この頃では 怖いのはタイ人ばかりでは このような日本人も怖い。
 テレビで 宮崎和也容疑者の姿を見たが、バンコクのカオサン辺りで 愛想よく
 話しかけられれば 偽パスポートを使って日本から逃亡してきている人間だとは
 誰も思わないだろう。
 私が住んでいる地域には中級のゲストハウスやホテルがあるが、歩いている日本人を
 見ると それっぽい人もいるから、気楽に声を掛けるのも怖い。
 夜 遅く飛行場から到着して 宿探しで困っている人を見かけると、手助けを
 したくなるが、近頃では 警戒されることのほうが多いので、だんだん声を掛ける
 ことも控えるようになってしまった。



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 野蚕シルクのキラの中でも 格子模様のものをセタと呼び、縞模様のものを
 ジャディムと呼ぶ。
 特にセタと呼ばれる茶色と黄色と黒の組み合わせの格子の布は 日本の丹前のような
 ブータンの男性用民族衣装 ゴによく用いられている。
 ブータンの子供たちも このセタで作ったゴを着ているが、この頃では インドの
 機械織りのセタに似せた布を使って ゴが作られるようになっている。

 セタにしてもジャディムにしても どちらかといえば 庶民のキラといえるだろう。
 野蚕のキラ ルンセルマ、メンスィ・マタ、アイカプールなどと比べると 
 織り上げるにも時間がかからない。
 日本でも縞や格子の布は 庶民の着物の柄だったはずである。


 数ヶ月ぶりに日本に帰ってくると 東京の物価が気にかかる。
 今は蜜柑の最盛期で 昨年に比べると幾分安くなっているようだ。
 瀬戸内海の小島の蜜柑農家で育った私にとって、1番身近な果物といえば 
 蜜柑である。
 秋になると 少しばかり色づいたまだ酸っぱい蜜柑をもいでは食べたものだ。
 蜜柑だけは 好きなだけ食べることが出来た。

 そのせいか どこにいても蜜柑があれば満足である。
 ネパールのスンタラというやたら種の多いネパール蜜柑、外の皮ばかり 厚くて
 中身が少ししかない。
 それに比べると インドの蜜柑は 甘くて酸味もほどほどにあって美味しい。
 ただ、ネパールにインドから輸入されているものは 熟れないうちに運ばれてくる
 せいか、インドで食べるほどは美味しくない。
 20年ほど昔は ニューデリーのパハールガンジの野菜市場周辺では 蜜柑を荷車に
 山ほど積み上げ、1キロ5,6ルピー(当時の日本円で5,60円)で売られていた。

 タイではソム・サイ・ナムプン(蜂蜜が入っているような甘い蜜柑)という銘柄の
 蜜柑が美味しく、チェンマイからやって来て そろそろバンコクでも出回る時期である。
 この蜜柑も安くなると 小さいものであれば、1キロ15バーツから20バーツ位の
 値段になる。日本円で約50円だ。
 この時期になると 私も2キロ、3キロとまとめ買いをして、暇があれば、
 むしゃむしゃと 蜜柑を食べている。
 日本では 安くても1キロ2百円以上、好きなだけ食べるというわけにはいかない。
 果物好きの私にとっては こと果物に関して言えば、天国のような場所である。
 日本の果物は 確かに手がかかっていて美味しいが 値段の高さからいって、
 心行くまで食べるというわけにはいかない。
 バンコクに行けばと ひたすら我慢して 指を加えて 見ているだけだ。
 早く、バンコク、カトマンズへ行きたい。



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 ブータンのシルクの織物といえば 野蚕シルクの布ということになるが、
 王族や貴族などの富裕層では 権威の象徴として 養蚕シルク 正絹のキラを
 身につける。
 ブータンでは 養蚕シルク糸はないから、中国、もしくはインドからの輸入に頼る
 ことになる。
 高価な養蚕シルク糸を使って織られたキラを身につけていたのは ブータンの王族だけ
 だろう。
 高価で光沢のある正絹の織物は 王族の権威を鼓舞したに違いない。

 しかし、ブータンの気候風土からすれば、養蚕シルクのキラを身につけるより、
 野蚕シルクのキラを身につけるほうが 着心地がよかったに違いない。
 身体に馴染むという面では 野蚕シルクのキラのほうが はるかにいい。

 王制という身分制社会では 身分によって着るものが制限されるものである。
 その頂点にあったものが 養蚕シルクで織られたキラである。


 今日は 何日ぶりかの上天気、昨日の雨が嘘のようである。
 晴れ渡った青空の下 運河沿いに歩いて 公園の中を抜け、切手を買いに
 郵便局へ行く。
 帰りに再び、公園の中へ入り、ゆっくり、ゆっくりと散策をする。
 大気は暑くもなく寒くもなく 快適だ。
 公園のベンチに座り込み、少しずつ色づく木々の葉に眼を向ける。
 自然を眺めるためには 気候が快適であることが必須であることがわかる。
 バンコクのように1年中が夏のような暑さの中にあると 心から自然に溶け込もうと
 いう気持ちにはなれない。
 ネパールのカトマンズは 日本に近い四季の変化はあるけれど、どこにでも人に
 あふれていて 自然に浸ることは難しい。

 平日の午後の公園は人気なく、公園の林の中を吹く風の音ばかり、
 東京は やはり 不思議な場所である。
 都市のエネルギーがあるのかないのか 分からない場所だ。

 公園から運河の遊歩道に出ると、若者も年寄りも はぜ釣りに精を出している。
 どうも食べるためというより、釣ることだけを楽しんでいるようだ。
 釣り上げると 再び 運河に戻している人もいる。

 風景だけ見ていると 平和な風景だが、どこか見かけだけの平和のような気がする。
 我々の知らぬ間に 外の世界は どんどん変転し、その危険に気がついていないのは
 日本人ばかりなのかもしれない。



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 20世紀中期に織られたブータンの野蚕シルクのキラ アイカプール、
 時代の流れとともに 織られた当初の色は褪せ、時間の流れを感じさせる。
 王族・貴族の持ち物であれば、手持ちのキラの数も多いから、ここまで色が
 変化することはない。
 王族・貴族から褒美としてもらったものを 大事に身につけていたものなのだろう。
 何度も洗濯し、着ているうちに 野蚕シルクの手紡ぎ・手織りの布は柔らかくなり、
 着心地がよくなっている。
 余分な色が取れ、優しい色合いに変化している。
 時間の経過だけが生み出す布の変化が見て取れる。
 
 野蚕シルク布は 空気の流通がよく、保温の効果がある。
 人の体温を吸収して 柔らかく身体に馴染み、まるで生き物のようだ。


 朝から肌寒い雨、この雨で秋も深まり、気温も下がっていくのだろう。
 暑さに慣れている身体には 肌寒さが身にしみる。

 テレビをつけると 民間テレビは飽きもせず 元アイドル 酒井法子の覚醒剤使用に
 対する公判について 大騒ぎをしている。
 今年の衆議院選挙前から 延々と報道を繰り返しているわけだが、いい加減にして
 ほしいと思うのは私だけだろうか。
 ここまで国民を馬鹿にするのはいい加減にしろと言いたくなる。
 政権交代後 初めて開かれる臨時国会より 重要なことであるとは到底思えない。
 国民の政治的な関心をそらすために こんな大騒ぎをしてのかとも思われてくる。

 一国の首相が 政権交代後 初めて開かれる所信表明演説をすることに対して
 マスコミは 何を考えているのだろう。
 日本のマスコミは 本当におかしなことになっている。
 民主党に対するネガティブキャンペンばかりを報道していても 新しい日本を
 創っていくための援護にはならない。
 国民の立場に立って報道する姿勢を失えば、多くの視聴者を失っていくだろう。

 ブログ『酔語酔吟 夢がたり』さんが 今日の鳩山首相の所信表明演説をうまく
 まとめてくれているので紹介したい。
 関心のある方は是非お読みください

 10/26(月) 友愛宣言。
 http://4301219.at.webry.info/200910/article_23.html
              〜酔語酔吟 夢がたりより


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 野蚕シルクのキラの中でも 青が基調になっているキラには 見ていて
 日本人としては 落ち着くのではと思う。
 そんな野蚕シルクのキラ アイカプールがある。
 赤を基調にしたキラとは違って、ついつい惹きつけられてしまうのは 藍染めを
 眼にすることの多い日本人の習性だろう。

 ブータンでも藍は育てられているが 大半はインドからやってくるインディゴ藍の
 ようだ。
 カトマンズで布を売るインドのマルワリ商人の店で インディゴ藍の塊を 
 天秤ばかりを使って キロ単位で売っているのをよく見かけた。
 チベット人がチベッタンカーペットの藍色の毛糸を染めるのに このインディゴ藍を
 求めていた。

 藍染めはシルクを痛めると言うが 野蚕シルクに対する影響についてはどうなのだろう。
 写真の野蚕シルクのキラ アイカプールは織られて5,60年 経ているものだが、
 インド藍で染められた野蚕シルク糸に悪影響が現れているようには思えない。


 今日も朝から曇り空、気温も下がり、ここ半年以上 暑い夏の気候に慣れていた
 身体には応える。
 東京でもこの気温が続けば、紅葉も進んでいくだろう。
 体調の回復のために お茶に生姜を入れたり、乳酸菌の働きを高めるというキムチを
 食べるようにしている。
 熱は別にないが ここ1ヶ月ばかり 咳が収まらず、鬱陶しい。
 別に豚インフルエンザにかかったわけではないだろう。

 タイでもそうだったが 豚インフルエンザの感染から 多くの死者が出たが、
 今は小康状態のようだ。
 日本では ワクチン接種について いろいろ報道されているようだ。

 豚インフルエンザのワクチンについては こんな情報もある。
 時間があれば 読んで参考にするのもいいかもしれない。

   **富裕層用ワクチンと一般人(ゴイム)用ワクチン:ロシアは警告する**
     http://quasimoto.exblog.jp/11416795/

 今の世界、いろいろな情報が隠されていて真実を知ることが困難な時代である。
 テレビも新聞も もう一般国民の味方ではなくなっている。
 自分のことや自分の家族のことは 自分で護ることが必要になってきている。
 そのためには 知って置かなくてはならないことが山ほどある複雑な社会に
 なってしまった。
 科学を悪用する人間の悪知恵を理解するには 努力が必要だ。



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