カトマンズ バグマティ川の辺にて

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 カトマンズ盆地に 激しい雨が降り注ぐと カトマンズの中心部を流れる
 バグマティ川の水嵩が増し、上流から様々のものが流れてくる。
 大半は バグマティ川に捨てたゴミの類で ビニール、発泡スチロールなど
 水に浮きやすいものである。
 雨期の激しい雨は バグマティ川に放り込まれた大量のゴミを押し流し、
 そのゴミは インドの大河 ガンジス川へと向かって流れていく。

 雨期はまだ始まったばかり、激しい雨が降れば、同じことが繰り返され、
 バグマティ川は 浄化されていくのであるが、近年の汚染のあまりのひどさで
 雨期の水量では とても浄化される範囲を超えてしまったようだ。
 バグマティ川の水面を ぷかぷかと流れていくゴミを眺めていると 
 なんとも言えぬ苦笑いすら浮かんでくる。

 このゴミを押し流すバグマティ川を眺めながら、カトマンズとパタンに架かる
 バグマティ橋のほうに足を向けてみた。

 橋の袂までやってくると 数人の子供たちが集まり、その中の12,3歳の少年が
 大きな発泡スチロールの四角い容器を持ち上げて運んでいる。
 一体中には 何が入っているのだろうかと見せてもらうと その中には 川の上流から
 流れてきた空気の抜けたボールだの壊れかけたおもちゃなどが放り込まれている。

 皆、間借り住まいの貧しい家庭の子供たちである。
 激しい雨の後のバグマティ川に架かる橋の袂にやってきて、彼らの遊びに役立つものを
 川の流れの中から 拾い集めている。
 タマン族、タルー族などのネパールの先住民族の子供たちである。
 地方の田舎では食べることも出来ず、カトマンズに仕事を求めてやってきた親たちと
 ともにやってきた子供たちだ。
 親たちは食べることで精一杯で子供たちに小遣いを与えることなど出来ない。
 母親たちは 橋の上の歩道の上で、焼きとうもろこしを売っていたり、橋の袂の
 野菜市場の隅っこで青菜を売って、どうにかこうにか 食べているといった有様である。
 だから、子供たちは利用できるものは何でも遊びの道具にしてしまうし、
 換金出来そうなものは何でも拾い集めて 自分の小遣いを稼ぎ出す。

 バグマティ川の対岸から のんびりと1頭の牛が歩いてやってくる。
 その向こうでは 赤いTシャツを着た少年が 川の上流から流れてくる宝物を
 探している。
 時には腰まで水に浸かり、バグマティ川の流れの中を 右に左へと動き回っている。
 日本が戦後まだ貧しかったころ こんな子供たちの姿があったし、私も幼いころ
 雨の後に川から流れてくるものの中に 何か宝物でもないかと 目を凝らしたもので
 ある。
 物にあふれ、簡単に遊び道具を手に入れることが出来るようになった今の日本の
 子供たちからすれば まるで昔話の世界の出来事である。

 川が桃太郎を どんぶらこ どんぶらこと 運んできたように バグマティ川の流れは
 子供たちに遊びの素材を運んでくる。
 壊れかけた素材を使って 遊びの中に楽しみを見つけ出そうとする子供たちと、
 既製の贅沢な遊び道具を使って遊んでいる子供と どちらが野生的で 生活力を
 持った子供に育っていくのだろう。
 このカトマンズでも 中流以上の家庭の子供たちは 家にコンピューターを置き、
 コンピューターゲームに夢中だ。
 中には携帯電話を持つ子供も出てきた。
 物を支配するのではなく、物に支配され始めてきているのである。

 子供も大人もどこか満ち足りない世界の中にいて、知恵を働かせて、楽しみを
 見出そうとするほうが よほど充実した生活を見出せるのではないだろうか。
 いつか ものが 枯渇してくるときが来る。
 それほど遠い将来のことではないだろう。
 生活の知恵、生きていくための知恵や技術を持っていない人間は たちどころに
 その影響を受けるだろう。

 この川辺で遊び道具を探している子供たちは きっとどうにか生き抜いていくだろう。
 彼らは 生きるために何が必要か 知っているに違いない。



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 日本の梅雨の雨のような小雨が煙る中、路地を抜けて バグマティ川沿いの大通りまで
 やってくる。
 この大通りは カトマンズ市内の交通緩和のために カトマンズを抜けていく
 大型車両の通り抜けのために造られた道路であるが、もう5,6年の歳月が流れたのに
 高々10キロ程度の距離であるにもかかわらず、途中で途切れ、未だに完成していない。
 ネパールではすべてのプロジェクトが この有様で いつの間にか予算が足りなくなり、
 中途で終わってしまう。
 予算の中のお金が いつの間にか政治家や官僚の懐に入ってしまうというのが
 カトマンズ市民のもっぱらの噂である。

 日本でも政治家の企業献金と名前を変えて、体裁を整えているが同じようなものだし、
 官僚優遇制度だって、国民を無視しているという意味では同じことである。
 ネパールでは それが露骨であるというだけの違いである。
 日本人も 自国のことをよく理解することもなく、厚顔無恥にネパールのことを
 批判できるはずもない。

 この大型自動車用の大通りの向こう側の原っぱに 1週間ほど前から
 粗末なビニール張りの小屋が建てられ始めた。
 外から見ると ルンギを巻いたインド人の姿が見られ、小屋の中には大量のわらを
 積み重ねているのが見えている。
 南ネパールのたらい地方から運んできた水牛の世話でもする小屋なのかと思っていた。

 今日の小雨の中、小雨に霞む川向こうの景色を写真にしようと 原っぱを横切り、
 岸辺近くまで行こうと この小屋の横を通り過ぎようとすると、人間の形をした
 わら人形が目に入ってきた。
 一体何だろうと小屋の中に入っていくと 何人かのインド人らしい男たちが
 わらを器用に束ねては 人形を造っている。
 好奇心から 「何を造っているの」とネパール語で尋ねると どうもはっきりとは
 理解してくれない。
 すぐさま ヒンディ語に切り替え、同じ質問をすると はっきりした答えが返ってくる。
 「10月の中頃に始まるネパール最大のヒンズー教の祭り ダサインの祭りの際に
 祭られる女神 ドゥルガ(女神 カーリの化身)の像を 今から作っている、
 今から準備しないと間に合わない」と言う。
 確かに小屋の中に重ねられているわらの量は半端なものではないし、かなりの数の
 女神 ドゥルガの像を造ることが見て取れる。
 わらを使って像の枠組みを作り、それに泥を塗りつけ、乾いたら 色づけをしていく
 らしい。

 話を聞いていくうちに 彼らかカルカッタからやってきているベンガル人である。
 北のインド人とは違って 色が黒い。
 東インドの民族であるが 近隣の州 オリッサ、アンドラプラデェッシュに住む民族と
 似たところもある。
 カルカッタのベンガル人にとっては 女神 カーリ(ドゥルガ)は 重要な信仰の
 対象である。
 カルカッタのカーリ寺院は カルカッタの寺院の中でも有名で多くの信者、観光客を
 集めている。
 こうしたドゥルガの像を造る人間は カルカッタには無数いるに違いない。
 それは一つの職業カースト集団に違いない。
 何千年にも渡って お祭り用の神様の像を造り続けているカーストだろう。

 師匠格の年配のベンガル人に 何歳の時からこの仕事を始めたのかと訊くと
 10歳頃からだという答えが返ってくる。
 職業的な技術を持っている人間にとっては どんな世界、どんな国でも生きて
 いくだけの力が備わっている。
 高教育の謳い文句に乗せられ、すし詰め教育の中で育った人間の生きていける世界は
 狭い。
 何だかんだと言っても 人間は物によって支えられて生きているのである。
 衣食住にかかわる技術なしには 生活していくことが出来ないのである。

 モンスーンのやってきた小雨降る原っぱの一隅で カルカッタからやって来た
 ベンガル人たちは 彼らの技術を生かして生き続けている。
 彼らの親が、祖父が生き続けたのと同じように。


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 パタンとカトマンズのテクを結ぶ黒い鉄製の吊り橋のパタン側の橋の袂では
 ビニールを張った粗末なバラックが建ち並び、そこには 多くのインドから
 仕事を求めてカトマンズまでやって来たインド人の家族とその子供たちが
 生活している。

 大人たちがゴミ山の中から見つけ出した廃品を整理する側らで 子供たちは
 兄弟や近所の仲間たちと遊び戯れている。
 彼らは ネパール人の子供たちとは違って、警戒心が強い。
 インドから逃げ出すように 家族とともにカトマンズにやって来ても、
 決して 豊かな生活はなかった。
 どこかにネパール人たちの冷たい視線を感じながらの生活である。
 それは子供たちにも 影響を与え、容易には人を信頼できないことを伝えることにも
 なっているようだ。
 その警戒心を持った目は 年齢が大きくなればなるほど、強くなるようだ。
 しかし、このビニール張りのバラックの中には 15歳を超えるような子供たちの
 姿は見えない。
 皆 自立できる年齢になると この場所を離れていくのだろうか。

 写真を撮ろうとすると、一人の少女の厳しい視線に出会う。
 こうした視線は ネパール人たちにはないものである。
 他人に対して不信を抱き、心を許さない心が その視線の向こうには隠れている。
 それは未来に希望を持つ若い少女の優しい眼差しではなく、野性味あふれた動物の
 持つ眼だ。
 ここで生活し、育った子供たちの心の軌跡は 先進諸国の少年少女たちのものとは
 はっきり異なったものだ。
 生きる環境が違い、出会う体験が異なれば、いわゆる子供らしいという概念は 
 崩れ去ってしまう。
 それほど、人間とは 多様性を持った存在であることだ。

 彼らが求めてくるお金を与えたとしても 彼らとの距離は縮まらない。
 ひたすら、話しかけていくことだけが 彼らとの距離を縮める。

 一人の少女が トラックの荷台の上に座って 粗末な昼飯を食べている。
 1番安い米を炊き、おかずといえば、カレー味の野菜炒めだけだ。
 どうもおかずのほうは 不味いらしくほとんど手をつけていない。
 「誰が作ってくれたのか」と訊くと 「自分で作った」と答える。
 「凄いな! 自分で料理が出来るの。えらいな。君と同じぐらいの日本の子供は
 そんなこと出来ないよ。何歳なの?」と尋ねると 「9歳だ」と言う。
 そんな会話を進めていくうちに 緊張が 少しずつ和らいでくるのがわかる。
 実際には12歳ぐらいと思えるが 自分の本当の年齢はよくわからないようだ。
 周りにいた子供たちも 自分も料理が出来るといい始める。
 皆 親たちが忙しいと 自分で料理をするのだろう。

 以前にも近くの林の中で 女の子たちが数人集まって、薪を拾い集め、火を起こし、
 昼食の用意をしていたのを見かけたことがある。
 やはり この女の子が食べているのと同じように 米の飯とカレー味の野菜炒めだった。
 魚・肉などのタンパク質など どこにも見当たらない。
 インド人は 菜食主義者であるといっても 牛乳、チーズ、ダール(豆汁)から、
 タンパク質を補給するが、そんなものすらない 粗末な食事の姿だった。

 ゴミ捨て場から少し離れた草叢の一隅で 女の子たちが集まって、何かを作っている。
 近づいていき、よく見ると 粘土を使って、何かを作り上げて遊んでいる。
 ここに住むインド人の子供たちの流行の遊びらしく、皆 粘土遊びに熱中しているようだ。
 幼い子供ほど 愛想がよい。
 カメラを向けられることにも抵抗はない。
 大きくなるにつれて 世間の冷たさ、自分の置かれている生活に気づくにつれて、
 頑なさを増していくのだろうか。
 そのくらいこのカトマンズで置かれている彼らの状況は厳しい。

 私は教育万能主義者ではないが、最低 読み書きそろばん程度は 必要だ。
 しかし、インドからやってきている彼らには公教育の機会もなく、
 又、親たちにも私立学校へやるだけのお金の余裕もない。
 経済発展著しいインドではあるが、インド政府の手はここまでは及ばない。
 これからの子供たちの未来に何が用意されているのかは わからないが、
 ひたすら 自分たちの力で 未来を切り拓いていくより道はない。
 彼らにとって、国というものがどれだけの意味を持っているのだろう。
 強さだけが彼らを支えていくのである。


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 コンピューターの寿命が尽き、古いCeleron1100Mb搭載のコンピューターを
 どうにか再調整して、どうにか使える状態にまでしたが、CPUのスピードがあまりに
 遅い。
 ペンティアム4のスピードで計算すれば、800Mbの力しかない。
 壊れたコンピューターに搭載していたCPUは AMD社のアトロン1800だったから、
 調整して 今使っているコンピューターの2倍の速さで メモリーも800Mb程度
 入れていたから、画像を扱うには 問題はなかった。
 しかし、今使っているもののメモリーは240Mb 増やそうにも このコンピューター 
 に合うメモリーは カトマンズでは売っていない。

 あまりの遅さに閉口しながら、イライラが募ってくると 外に出かけ、
 気分転換することになる。

 この2.3日 カトマンズはよく雨が降り、本格的な雨期の到来を感じさせる。
 雨の降り方も スコールのような激しい降り方ではなく、しとしとと降り続くという
 日本の梅雨のような降り方である。
 雨は 朝と夕方に降り、日中晴れ間が覘くというこの2,3日である。

 昨夜あたりから、2時間の計画停電が1時間で終わったりするし、今日の午前中の
 10時から12時からの計画停電はなかった。
 つい先日から クレカニのダムの清掃のために電気の供給が不安定になることを
 電気公社は発表していたが、雨期の到来の遅れから、ダムの水量が減り、それを
 適当に誤魔化すために 清掃などという理由をつけたに違いない。
 ここ2,3日雨が降り続くと、途端に停電時間が減っている。

 午前中 停電になると思い、10時前にコンピューターの電源を切り、
 外に出かけることにした。
 外は小雨が降り続いているから、もちろん傘を差してである。

 家の外に出ると、朝からの雨で 路地はすっかり、ぬかるんでいる。
 水溜りに気をつけながら、通りに出ようとすると、自転車で野菜を売る
 行商のインド人が 雨具に身を包み、塀に両脇を挟まれた細い路地を抜けて、
 通りに向かっている。

 この路地、奥に住む住民泣かせの路地である。
 人と人とのすれ違い、自転車と人、オートバイと人のすれ違いの際は、
 身体を横にしないと 行きかうことは出来ない。
 重い荷物を抱えて、大家の玄関までたどり着くには いつも難儀している。
 火事になっても 消防車は入ってくることは出来ない。
 両方の土地の持ち主など、こんな状況の中でも 知らん顔である。

 昔は畑だったところに 何の整備もしないまま、家がどんどん建てられていったから、
 こんなことになってしまう。

 インド人の野菜の行商人の後を追うように通りに出ると、下水管工事をやりっ放しの
 状態で放置している通りの泥濘はひどいことになっている。
 昔から、この通りの泥濘のひどさは有名である。
 至るところに水溜り、泥濘があって、雨の降った後は よほどのことがない限り
 この通りは 歩きたくない。

 この通りから脇道に入って、バグマティ川沿いの舗装された道に出ようとすると、
 小さな商店に注文の雑貨を届ける自転車が 店の前に置かれている。
 この自転車も 雨に対する防備は完全である。

 脇道を歩いていると 向こうから2本の傘を差した家族連れがやってくる。
 ほほえましい光景だ。

 舗装されたバグマティ川沿いの大通りに出ると 廃品集めのインド人の女たちが
 一人の女の頭の上には廃品を もう一人の女の頭の上には 焚き付け用の廃材を
 まるで傘代わりのようにして運びながら、通り過ぎていった。



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 バグマティ川のパタン側の川沿いに 下流に向かって歩いていくと 黒い鉄製の
 吊橋が見えてくる。
 そして、その吊橋の周りが インドからやって来て廃品を集める家族たちの住処であり、
 その子供たちの生活場所である。

 このあたりは ゴミの捨て場所であり、そのゴミの中から ビニール袋、ペットボトル、
 古着を集めては それを売って生活する人々が住んでいる。
 それを買い取る廃品回収業者もたくさんいる。
 ゴミの山、廃品の山に囲まれ、その間に 廃品集めのインド人家族の粗末なバラックがあり、
 子供たちの生活場所、遊び場所もある。
 生活が安定してくると この場所から離れ、近くに部屋を借りて生活する人もいるが 
 それは僅かである。
 家賃を払いながら生活するというのは やはり大きな負担になる。

 数ヶ月前には 少ないながらもネパール人たちの姿もあったが、この頃ではあまり
 見かけなくなった。
 ネパール人なら 他の仕事を見つける機会も出てくるのだろう。
 廃品集めというのは カトマンズの中でも 生活方法を失った人々の最後に
 行き着く仕事である。

 乾期には埃が舞い、雨期になれば 泥濘の中での生活、彼らの健康のことが気になるが、
 我々の考えているよりもはるかに強靭な耐性が身についているのだろう。
 何もインドからわざわざカトマンズにやって来て、こんな過酷な生活をすることも
 ないだろうと思うが、インドの最貧州のビハールでの生活は もっと過酷なものだった
 のかもしれない。

 インドのビハール州は 地主と小作人との争いが激しく、小作人が反発すると、
 地主たちは ギャングを雇い、見せしめに小作人たちの住む1つの小さな村に
 焼き討ちをかけ、村人を虐殺するということもある。
 まるで、昔 流行ったマカロニウェスタンの世界である。
 そんな地主から逃げ出してきたインド人たちもいるには違いない。

 仏陀がビハールを中心として 仏教を広めようとしたのも 大昔からビハールは
 人口増加に悩み、人々の悲惨さにあふれていたせいなのかもしれない。

 カトマンズに ビハールからやって来た人々に対して、
 カトマンズ市民は冷たい視線を向ける。
 治安も悪く、ネパール以上に貧しいところからやって来た下層階級のインド人という
 気持ちがあるからである。
 しかし、ビハールのインド人の生活力は したたかである。
 少しでも今の過酷な生活から這い上がろうと ネパール人以上によく働く。
 肉体労働に対する耐久力がネパール人以上だし、気力も違う。
 何年か経つと、いつの間にか 彼らを見て笑っていたネパール人の生活を超えてしまう。
 中国人とインド人、世界のどこに行っても いないということはない。
 暑さに慣れているインド人たちは 中国人の嫌う過酷な暑さの中でも力を発揮する。
 アフリカがインド人のテリトリーなのはそのためだ。

 そんなインド人の血が このゴミの山、廃品の山に囲まれて生活するインド人たちの
 中にも流れているのだ。
 へたをすると こうしたインド人たちにネパールを乗っ取られてしまう可能性だって
 ある。
 どうもインド政府は それを狙っているようにも思われる。

 この頃、やたらにカトマンズの街には インド人たちの姿が目立つようになった。
 貧富の差がどんどん広がっているインド、そこから最貧の人たちが ネパールに
 逃げ出してくると、ネパール人たちの生活にも大きな影響を与えるだろう。
 人口が増え、食料が不足してくれば、物価の値上がりをいう悪循環を生み出す。
 ちょっと気になるネパールの現状である。



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