カトマンズ 街道を行く

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 再び、テツォの村を再訪してみた。もう少し詳しく寺のことが、知りたかったからだ。
 この村には、村人の主要な信仰の寺が二つある。
 ひとつは、バールクマリを祭る寺、もうひとつは、ブラーマイニを祭る寺だ。
 これらの寺が、5百メートルの距離を隔てて 村の上方と下方に建てられている。
 バールクマリとブラーマイニは姉妹であるという。
 姉が、ブラーマイニ 妹が、バールクマリ、二人とも女神マハデビの娘である。
 大地の女神、豊饒の女神であることから、農民カーストの信仰の中心になったのであろう。

 上方にある妹のバールクマリの祭っている寺の前には、人の姿はなく、ひっそりしており、
 信仰の中心はこの寺のようであり、寺に飾ってある器も多い。
 一方、姉のブラーマイニの祭っている寺の方はといえば、寺の前で、村人たちが、
 採り入れたばかりのもみを干していたり、子供たちが遊びに熱中していたりで、
 村人の憩いの場所でもある。

 この寺のすぐ近くには、仏陀を祭った仏塔もある。
 ヒンズー教の神々の詳しいことはわからないけれど、二人の神々、
 性格の異なる神々かもしれない。
 バールクマリは、自然の脅威を司る女神、ブラーマイニは、自然の恵みを与える女神、
 そんなことを想像しても楽しい。
 バールクマリの寺の前の彫像は、如何にも彼女を象徴しているようにも見えるのである。
 彼女の怒りを買わないように 慎重に注意深くかかわりを持っているのかもしれない。


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 カトマンズ盆地の中にいるだけでも、自分は、一体どういう世界にいるのだろうと
 思ってしまうことが多すぎて、自分の感覚を正常に保つことが、難しくなることがある。
 今日も、そんな1日だった。

 午後、チャパガウンへ行き、一人の村の若者に出会い、話をしているうちに、すぐこの近くに、
 パンガウンという面白い村があるという。歩いて、15分ぐらいのところにあるという。

 どういう風に面白い村なのか、早速行ってみたのである。
 バスの走る街道を15分ばかり登っていくと、その村の入り口がある。
 その向こうには、とうもろこしを、まるでクリスマスツリーのように重ねて乾かしている光景が
 目に飛び込んでくる。
 村の中に入っていくと、至るとことにとうもろこしのクリスマスツリーがある。
 それだけではないのだ。村の老人たちの服装が、1時代前のネワール族の農民の作業着なのである。
 こんな農民の姿など、カトマンズ盆地のどこ村へ行っても、見ることは出来ない。
 別に旅行者のために、特別にそういう服装に身につけているわけではない。
 こんなところは、旅行者など、訪れるような観光地でもない。

 バスの通る街道から、高々30メートルばかり入っただけの村なのに、昔ながらの生活を
 そのまま維持しているのである。
 カトマンズの中心から、わずか20キロばかり離れているだけである。
 ネワール族の農民カースト マハルザンの住む人口僅か7百人の村である。
 執拗に時代の流れに抗っているとしか考えられない。
 他の村では、今、米の収穫期、村一面にもみを干しているが、この村では、その光景は僅かに
 見られるだけである。

 家の前に干しているものは、コウドウ(ヒコクビエ)である。  
 ヒコクビエといえば、山岳地方の貧しい農地で採れる穀物で、カトマンズ盆地の中では、
 タマン族がこれで、ロキシ(蒸留酒)、ディロ(穀物の粉にお湯を混ぜて作る主食)を作る。
 米を主食とするネワール族が、これほど大量のとうもろこしを育て、ヒコクビエを
 利用しているとは思わなかった。
 もう一度詳しい話を聞いてみる必要がある。

 テツォ、チャパガウンは、都市の影響を受けながら、変わりつつあるが、
 この村は異質なのである。
 生活を昔ながらに維持しようという意志が、感じられる村なのである。


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 ネワール族のデサールの村チャパガウンから20分ほど街道沿いにラガニケル方面に向かって
 歩いていくと、隣の村テツォに入る。
 ネワールカーストのマハルザンだけの住む村である。
 
 デサールの村チャパガウン、すぐ隣のマハルザンの村テツォ この二つの村の違いを肌で
 感じてみたいと思った。

 マハルザンの住むこの村の入り口には、池があり、その池の上には、
 仏陀の仏像が置かれている極彩色の寺がある。
 どうも最近建てられもののようだ。その近くにあるパティ(寄合い所)には、
 村の老人たちが集まって、夕刻のひと時をのんびり過ごしている。
 この村の古い寺はどこにあるかと尋ねると、村の奥のほうを指差す。
 古い寺院は、村の中心であり、生活の中心である。

 寺院に続く露地を奥に向かって歩いていくと、広場に出た。
 そこには、何とも風変わりなひとつの寺院があったのだ。
 寺の壁一面に祭儀の際に使われる真鍮製、銅製の器が、所狭しと飾られているのである。
 ちょっと、圧倒されるものがある。
 黒く変色した器は、遠い昔の死者のもの、新しいものは、まだ深い悲しみの残っているもの、
 生々しいものを感じてしまう。

 この寺に祭られている神様は、ヒンズー教の神様バールクマリ 村の守り神であるようだ。
 この村で死者が出ると、必ず、祭儀のために使われた真鍮製の器が、
 寺の壁に取り付けられるという。
 何とも不思議な風習である。死者を忘れないためなのか、
 神様に天国への導いてもらうためなのか、死んでもなおかつ、神様への信仰を忘れぬためなのか、
 それはわからない。

 ネワール族の農民カーストの村、それぞれに信仰の形が違い、興味深いものがある。
 我々日本人の想像を超えた世界がそこにはある。
 神々と密着した信仰の姿、我々よりももっと原初的な神々との繋がりが、
 そこにはあるのであろう。

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桃源郷 レレ

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 今日は、パタンのラガニケルからレレの村に行くことに決めた。
 どんな場所かは、全く知らないが、レレがバスの終点である。
 バスの終点は、交通手段が、バスから徒歩に変わる地点でもある。
 そのような場所であれば、何かドラマめいたものが始まるのではと、期待してしまうのである。
 どうもこれは、私の悪い癖である。

 バスは、住居の密集した村々を抜けて、山の中に入っていく。
 舗装もされていないがたがた道をおんぼろバスは、左右上下に揺れながら、
 ゆっくりと走っていく。
 バスのどこかを掴んでいないと、座席から転げ落ちてしまいそうである。
 木立の向こうには、カトマンズ盆地のネワール族の住居とは違ったチェットリ族、
 バウン族、タマン族の家々が、遠くに散在している。
 彼らは、ネワール族とは違って 密集しては住まない。

 がたがた道を30分ほど走って、やっとレレに到着した。
 終点のレレは、ネワール族の住む最終地点である。
 そこに住むネワール族は、農民カーストのダンゴールだ。
 バスの終点から先は、チェットリ族、バウン族、タマン族の生活場所へと移っていく。
 行き交う人々も、チェットリ、バウンの人々が目立つ。山の上のほうには、
 チェットリ族、バウン族の赤い家々が見える。

 稲刈りを終えた田んぼ、稲刈りを間近にひかえた田んぼの脇を、清らかな川が流れていく。
 稲を刈る人、もみを運ぶ人が田んぼの中で、のんびりと仕事をしている。
 ささやかな日常の営みであるが、豊かの自然の恵みの中で、人々の時は、ゆっくりと流れてゆく。
 山側の畑に目を向けると、トウリ(油菜)の花が、畑を黄色く埋め尽くしている。
 失われた日本の美しい風景が、ここにも残っていた。
 流れる小川、田んぼ、畑、ゆったりと時を過ごす人々、便利さはなくとも、豊かさはある。


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 地図を見て、その名前に惹かれて、チャパガウンにやって来た。
 パタンのラガニケルから、レレ行きのバスに乗り、途中のチャパガウンで降りるのだ。
 チャパガウンの道々には、今 流行りの新興住宅が、どんどん建ち並び始めている。
 カトマンズ近郊は、段々とベッドタウン化している。瀟洒な住宅が、建ち並び、
 一体 ネパールのどこが 貧しいのかと思ってしまう。

 いつものことだが、村に中に入った途端、警戒心の強い村かどうかを、感じてしまう。
 昨日 行ったサトーン・ガールは、取っ付きの悪い村だった。
 日本人が、10年ぐらい住んで、リサーチをしていた村らしいのであるが、
 何を訊いてもつっけんどんで、取り付くしまもない有様だった。
 そんな昨日の今日である、チャパガウンの中に入ると、ナマステと声をかけると、
 向こうからも、愛想のいいナマステが返って来る。

 今日は、子供たちは、学校が休みで、至る所で、遊びに長じている。
 私が、古い家の写真を撮っていると、自分の家の写真も撮れと言ったかと思うと、
 家の中に入り込み、2階の窓から顔を出して、ここだ、ここだと、合図している。
 村の子供たちは、カトマンズ市内の子供たちと比べて、好奇心旺盛で、エネルギッシュだ。
 昔しながらの遊びを、近所の子供同士で、生き生きと楽しんでいる。
 勉強、勉強で遊ぶ力を失っているカトマンズの子供とは、一味違う。
 23年前のキルティプールの子供たちの姿を思い出してしまった。
 それにしても、村の子供たちの着ているもの、随分とこぎれいになったものである。
 23年前は、子供たちの着ているものといえば、どこかがほつれていたり、
 つぎが当てられていたものである。
 そして、何日も洗われていない衣服を身につけていた子供が多かった。
 それだけ、豊かになったということかもしれない。
 
 この村は、デサールというネワール族のカーストが、住む村で、彼らの言い伝えによれば、
 もともとは、マッラ王朝時代にバクタプールに住んでいた人々で 
 王族であるマッラにつながる血筋であるという。
 その当時、マッラ王に命ぜられて、マッラ王の王子と彼らの祖先が、
 ヒティ(水浴場)を造ったが、水が流れて来ず、それを怒った王が、王子に死を持って、
 責任を取らせた。王子の死後すぐに 水が、流れ来たのであった。
 しかし 時は遅く、一緒に仕事をした彼らに王の怒りは向き、この地に流されたというのだ。

 そのせいかどうかはわからないが、皆 物怖じせず、堂々としているのである。
 カメラを向けても、動じることはない。
 
 シュレスタカーストの人たちも住んでいるが、彼らにも臆することなく、
 伸び伸びと生活している。
 女たちも、男たちと対等に話をし、話に加わってくるのだ。
 現在でも、バクタプールのマッラカーストの人たちは、ヒンズー教を主に信じる人たちであるが、
 彼らは、仏教徒であると言う。どういう変遷の中で仏教徒になったのかは、わからない。
 自分たちが、マッラの末裔であることを信じるほこり高い人たちなのである。


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