社長のボヤキ

〜ビジネス&ランニング〜

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会社の将来も、自分の将来も明るく見える未来設計図づくり」で定着率アップ!
私のお付き合い先の食品メーカー様で、入社後1年以内の離職率が、実に67%という会社がありました。
「離職率を減らし、長く働ける会社にしたい」というご内容で、組織活性化のプロジェクトがスタートしました。
まず、現状把握のために、全社員にヒアリングをしたのですが、そこであがってきた意見は、実に辛辣なものでした。
「社内で尊敬できる人?そんな人いません」
「社長が何考えているかわかりません」
「この会社で一生働くつもりはありません」
など、ほとんどのスタッフが、会社に対する反感を語り始める始末。
迷った挙句、このヒアリング結果を社長にご報告しました。すると社長は、報告書を凝視したまま、顔が真っ青になり、そのまま表情が固まってしまったのです。社長のあまりの落胆ぶりに、その日の打ち合わせを途中で切り上げたほどでした。
それから、主要なスタッフを交えて何度もミーティングを重ね、社員向けの「中期経営計画」と「キャリアプラン」が完成。
社員向けの説明会を実施し、プロジェクトとしてはいったんの区切りを迎えました。

離職率67%→20%!経営幹部も育つ組織へ

それから3年間、久しぶりにその会社の社長様から「あの時作成したものの最新版を作りたい」とご連絡をいただきました。
社長にお会いして、近況をお伺いしてみると、過去1年で採用した10名のうち、退職したのは2名だけ、とのこと。
3年前の70%に比べ、大幅に定着率は改善。しかも、売上が3年前に比べて、2倍以上に増えていたのです。
その後、3年前と同様に、社員全員にヒアリングをしてみて、さらに驚きました。
「社内で尊敬する人ですか?いっぱいいますよ」
「将来はこの会社でこんな仕事をやってみたいです」
と明るく話すスタッフばかり。3年前のあの暗いヒアリングが嘘のようでした。
ヒアリングの後、社長に「この3年間、何があったんですか?」と聞いてみると、こんな答えが。
「2週間に1回、ビジョンとキャリアプランについての勉強会をやるようにしたんですよ。それを3年間、休まずずっと続けてきました」
「3年間、ですか!よく続けてこられましたねえ・・・」
そんな私のリアクションに、社長はにっこりと笑ってこう話されました。
「それは、あのヒアリングがあったからですよ。あのときのショックがなかったら、3年間も続かなかったかもしれません。
おかげで、あの年に採用して、たった3年間で幹部に育ってくれたメンバーもいます」とのことでした。

採用と定着は両輪で動かさなければならない

よく聞かれる退職理由のひとつに「先が見えない」という言葉があります。
「先」とは、つまり将来のこと。会社の将来が見えない、ここで働いていて自分の明るい将来を描けない、という意味です。
だから、会社は先を見せてあげる必要があるのです。
「会社の将来」とは、つまりビジョンのこと。「個人の将来」とは、すなわちキャリアプランです。
上記で示した会社は、ビジョンとキャリアプランの両方を、社長が現場に浸透させ続けた例です。
これが、初めにお伝えした人材定着化の6大要素のうち「仕事のやりがい」「会社への共感」「キャリアプラン」を醸成させることにつながったのです。
人材難の今、どうしても採用することばかりに意識が行きがちです。しかし、採用と同時に、定着化の仕組みを構築しなければ、せっかく採用した優秀な人材も流出してしまう可能性があります。ぜひ、採用と定着化を両輪で推進していきましょう。

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