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1Fには『シモーヌ』というブテック。
その横にさほど大きくもない入り口を構える。

そこは、一年前からお世話になり始めた医院、『奥田耳鼻科医院』

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去年処方された花粉症の残量だけでは、今度の休みまでの日数を
やり過ごせそうもなかった。
だから朝一番で行ってみた。

少し待たされそうだな、、会社には少し遅刻になりそうだ・・
そう思って開けた扉の先には医院の従業員しかおらず
そこで私は人生初めての、朝一番の診療を体験した。

相変わらずこちらのおじいちゃん先生は威勢がいい。

「去年のっ、あれ聞くでしょっ!眠くなんないしっ!よしっ!今回もこれでいこうっ!!」
「はいっ!宜しくお願いしますっ!!」

こちらへ・・・と女の従業員に大きな窓がある鼻浄水のような機械の元へ通され
その大きな窓から広がる西荻窪北口、西荻教会マンションや建物を一望した。

決して晴れてはいなかった。曇り空がうろこのようにどんより重く世界を覆っていた。
それでもここまで入ってくる広大な景色が心を揺さぶる。
安堵する。病院くさい臭いは苦手だけど。

ものの五分としない診察は終わり、なんだやっぱり遅刻せずに済みそうだ、
なんつって御代金を払い、隣の建物の1Fにある『龍生堂薬局』へ。

お会計の際に、薬剤師のおばさんが言う。
「先生、3月で引退してしまうのよ、だからその前にもう一度薬もらってもいいわね」

!!!!

・・・・どうりで、どうりで、おじいちゃん先生。
すぱっと「30日分の薬出すからっ!」って言うと思った。

私は、おじいちゃん先生が好きだった。
粋な診察が好きだった。 今から来年の花粉症の話をしても呆れるほど先の話だが、
来年はここには来れないのだ。

なんともまあ、西荻窪の閉店の店に続き、引退とはまいったなあ。
同時進行で、それほど私も老いているのだなあ。

西荻窪駅へ向かうまで、何度も医院を振り返った。
駅に着くまでのほんの数分間で、おじいちゃん先生の現役の頃や、医者を目指す若かりし彼の
姿に想像を働かせた。 意外とイケメンじゃん!!

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悲しいけれど、この世からいなくなってしまうわけではない。
私が大切に想う人や、私とつながっていてくれている人が
生きてさえすればそれでいい。

花粉なんかに感謝する。 
先生と出会わせてくれてありがとう。

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