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新年あけましておめでとうございます。 |
BOOK REVIEW
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究極の人間洞察力―「角栄語録」の神髄 (講談社プラスアルファ文庫) この本との出会いのきっかけは、上司やお客さんとの接待の場での失態が原因だった。 酒が進んだこともあり、つい上司を差し置き、自分が前に出過ぎて、仕事上での課題解決に対して率直な意見を述べてしまった。お客さんからは、共感・大感謝されたものの上司の課題に対する認識不足を露呈させる結果につながってしまい面目を失わせるものだったと反省している。時と場合に対する配慮が足りなかった。その上司は大人なので且つ仕事上も有益だった事から、休日も親しく飲食をお共させて戴いているが、二度と同じ失態をするようなことはすまいと誓った。 そして最近、自分が思うのは料亭政治というのは、政界だけじゃなく職場環境でもまた然り。 上の人との付き合いは、積極的にすべしということである。 社内や職場内でのルールや役割分担など言ったもん勝ちである!! 有利な仕事、役割を進んで買い、嫌な仕事や苦手な仕事は他の人に回してしまうのである。 そのような社内の政治的な決定も酒席で根回しが完了するのである。その事を知らないものは後手に回わる。旨いものは、早いもの勝ちだ。 で、この究極の人間洞察力という本であるが、土建社長から総理にまで上り詰め、今太閤と呼ばれた田中角栄の処世術が満載の内容となっている。 ここから、お堅い書評じゃなく、自分という拙い経験からこの本の価値を率直に綴ってみると、田中角栄はリッチに生きるためにサービス精神の塊に徹したと読み取ることができた。(論より証拠の下の動画を見て欲しい。この話の面白さ。きっと分かるはずだ) 特に面白いのが、理論が大事だと思っていた自分に対し、経営学などを否定し、芥川などの小説を進めている事だ。理由は、己の個性を軸に想像力が働き、人情の機微に通じるから。偉そうに振舞わず、農家の爺さん婆さんの靴を揃えてやったり、一緒に飯を食ったり、気配りで人の心を和ませ、社会的地位による心の隔たりを無くしたりと心を掴むの為の技が周到だ。結果、爺さん婆さんは、総理と飯を食ったと町内で懐の深さを吹聴して回る。他人の口は、金の掛らない選挙活動だ。 リーダーの心得として脳の切れ味もさることながら、人に愛嬌が大切な要素としている点は格別だ。また、チップの効用、金の掴ませ方についても実に巧妙な技を披露している。金権政治と言われるのは、人間の感情と金の両方を上手く組み合わせているからなのだな。 ノウハウは頂戴した。つまり、難しい顔をして常識人面する前に、笑ってチップを渡そうよ! |
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こんばんは。今年のGWは自粛というより、金粛モードになりそうなので、旅行代の代わりにブックオフで上記のタイトル全10巻を買ってきました。 いや〜前から、この本は知っていたんですが、ホントに面白いですね。 まだ2巻までしか読んでないんですが、凄いですよ。 例えば、運送業を始めたばかりの若い真面目な社長の連帯保証人になった彼女(女子大生)が、社長が事故で働けなくなったばかりに借金を返すため風俗で働かされたり、選挙に落ちた市会議員が軟禁されたり、絵柄は拙いですがかなり一般人には衝撃の内容です。これはたまたまカネを返せなくなった人たちの結果論ではなくて、業者はあらかじめ返済の見込みが薄い人達を探し出しては、カネをチラつかせ破綻を待っているというのが本当の怖い所です。 【新出驚愕用語】 追い込み…貸した金を取り立てること。また、心理的に追い詰め、他のサラ金、親、兄弟を売ってでも金を作らせ第一優先的に返済を迫る事。 カタにはめる…カモに金を作らせるために一線を越えさせ、常態となるように習慣化させる事 【知っておきたい法律用語】 根抵当、抵当の順位、賃借権、連帯保証人、代物弁済、公正証書、競売 【知って置きたい場所】 法務局…不動産謄本が見られる場所、公正証書も作れる他多数 【サラ金のビジネスモデル】 破綻寸前の顧客を探し、利息制限ギリギリ若しくはオーバーの高利で貸し付け、不動産担保、というより、どんどん人的担保である保証人を付けさせ、破綻後に周りの保証人の財産を強制売却することで回収することを目的とする。法的対抗手段は、破産宣告であるが、そうなる前に軟禁し、サラ金業者が納得行く返済方法を求め、場合によっては人身売買等のアイディアを奨める。万が一、保証人がいない場合、想像を絶する最悪なケースに。業者は債務不履行リスクを減らすため、飛ぶ(債務者が逃げる)までの回収スピードが命。 面白いのがこの本の紹介で「商人の町大阪を舞台に、マチ金(消費者金融)会社「帝國金融」の営業マン灰原達之と、借金にまつわる因業深い人間模様を描いた作品。様々な人間の裏表や社会の不条理を描く。」というレビュー。 そんなぬるいもんじゃおまへんで。 この漫画の面白い所は、「因業深い人々」じゃなくて、いかにして善良な普通の人々がサラ金に関って飲まれていくかがポイント。その切っ先が、人間関係上やむを得ない保証人や大手信販会社のクレジットカードだったりする。つまり、借金をすること、支出を伴う契約することの怖さ、人とのつながりの中にある金による支配の怖さを物語っております。借金への入り口は無数です。 ロバートキヨサキ、勝間和代が言ってますが、いや今回の震災、原発もそうですが、仕事や収入が容易に減る時代ですので、借金を作り、お金が出ていく契約を結ぶ事は非常に慎重にならないと、簡単に返済できない危機が身近にある時代になりました。資本主義のアンバランスさ、転落の可能性です。 あと、この漫画のベースに資本主義とカネの観点から見た本音が描かれております。つまりカネを持っている人を頂点に政治も何でもカネと欲で回っているという大原則です。お互いに利用し利用され、カネを稼ぐ。よく政治家が美しい国とか漠然な事を言ってるにも関わらず当選したりしますが、地盤にカネをばらまき票をとりまとめる。バレなけりゃOKというのが民主主義の本質です。成功したかったらキーポイントとなる人にカネを掴ませましょう。又はカネを持っている人につきましょう。カネがない人は上手く立ち回って、とりあえずカネを集める。 ここに書かれていることはフィクションではなく実話でしょう。著書の青木さんが自書の中で、創作には元ネタがあり、自分には創作の才能はない旨を書かれておりました。また現在、意図的にか借金の怖さへの警鐘が少なくなってきた気がします。これは社会人になる前に読んだ方がいい一冊ですね。
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社会人の読書の目安は、月5冊とよくいいます。 |
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昔、中国のある国で、大変美男子の将軍がいた。 |



