|
新聞各紙に,現在,実務修習中の司法修習生が書いたブログが,修習生の守秘義務に違反していた可能性があるとの記事が出ていました。
http://www.asahi.com/national/update/0619/SEB200806190006.html
−−− 以下,朝日新聞の引用 −−−
長崎市で実務修習をしている20代男性の司法修習生が、自身の日記をつづったブログに取り調べや刑務所見学、司法解剖の立ち会いの様子や感想など、修習の内容を書き込んでいたことがわかった。修習生を受け入れている長崎地裁は「書き込みが、司法修習生に関する規則が定める守秘義務違反にあたる可能性があり、調査したい」としている。
地裁などによると、この修習生は07年から長崎市の裁判所や法律事務所、検察庁で実務修習を受けている。実習の感想や出会った法律家の人柄、周辺雑記などをブログに書き込んでいた。
書き込みの中には、取り調べの実習の様子を記したものがあった。「はじめて取調べやりました。相手はばあちゃん。途中から説教しまくり。おばあちゃん泣きまくり」「なんで若造がばあちゃんを説教してるのか。なんとなく、権力というか、自分の力じゃない力を背後に感じた」などと被疑者の性別や年齢が明かされていた。
また、刑務所を見学した際には「工場で作業をしている受刑者たちは、なんだかロボットのよう。何を考え生きているんだろうか」「いま自分が取り調べ中の被疑者は、刑務所出所後5日目に、また犯罪行為に出た人で、この人は刑務所でしかうまく生きていけないんじゃないかと感じた」などと、受刑者や被疑者について触れている。
裁判所法に基づく司法修習生に関する規則は「修習にあたって知った秘密を漏らしてはならない」と定めており、地裁では修習生の行為が規則に抵触している可能性があるとして調べる。
−−− 引用おわり −−−
私は,半年ほど前に偶然この修習生のブログを見つけ,お気に入り登録して,頻繁に見に行っていました。
かなり本音で書かれている部分があって,ここまで書いたら,司法研修所や実務庁との関係でまずいんじゃないかと思ったことはありましたが,守秘義務に違反しているとまで感じたことはありませんでした。第三者が,記載対象となっている個人を特定できるような情報は書かれていなかったなかったはずです。
書いている視点も,本当に素直な感想で,人を見下すとか,秘密を暴露する意図に基づくものはなにもありませんでした。
朝日新聞が掲載している,おばあちゃんの取調べの件の記事など,「自分が正義の体現者であり,犯罪を犯した者はみんな取るに足らない人間」とでも思っているかのような捜査関係者に比べ,よほど人間的なものでした。
裁判所には寛大な処分を望みます。
|
「お上」体質ですねぇ…(^_^;)
2008/6/20(金) 午前 11:50 [ oyunam ]
突然のコメント,ごめんなさい。私も,「裁判所には寛大な処分を望みます」という意見に賛成です。
2008/6/22(日) 午後 3:29 [ あさ一番 ]
お二方,コメントありがとうございました。伝え聞くところでは,この件は,修習生にとって,かなりの萎縮的効果があったようです…。
2008/6/25(水) 午前 11:20 [ hinabeneko ]