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1話から読む方はコチラから。 翔子は読んでいた本をパタンと閉じると、流れていく外の景色に目をやった。 電車は住宅地を抜け、雑居ビルが建ち並ぶ裏通りを走っている。 表通りはお洒落ですました店も 裏口には荷物が積み上げられていたり、青いポリバケツからゴミがはみ出していたりして 電車に乗っている人の目は何も気にしていないような有様だった。 『秀優アカデミー』の大きな看板がある5階建てのビルを通り過ぎると 電車は速度を緩めた。 翔子は窓に映った自分の顔を見て、ちょっと前髪を整えると カバンをかかえて立ちあがった。 翔子の通う塾『秀優アカデミー』は駅の北側の交差点を渡って 200メートルくらい東へ行ったところにある。 翔子は駅を出るとゆっくりした足取りで交差点に向った。 (今日もいない・・) 信号待ちをしながら、左手に見える商店街のアーケードを見つめた。 自転車に乗ったアノ人が凄いスピードでアーケードを抜け 交差点で立っている翔子の隣に並ぶ。 そして彼は思い切ったように「いつもここで会うね。」と声を掛けてくるのだ。 翔子は信号待ちをしている間中、そう言われたらどう答えようと考えていた。 それはいつも徒労に終るのだが そうやってアレコレ妄想しているだけで幸せだった。 ここで会えなくても『秀優アカデミー』に着くまでに会える可能性だってある。 (あの人が後ろから来てくれますように。そして今のこの時間をアイツに邪魔されませんように。) と願いながら、背中に全神経を集中させて不自然でないギリギリの歩調でゆっくり歩いた。 と思った瞬間、全神経が後ろからぱたぱた走って来る音をとらえた。 「おっす。」 アイツはそう言うと、『秀優アカデミー』と書かれたピカピカのステンレス看板がかかったビルに駆け込んでいった。
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ここまで読みました。すっごくすっごくお上手ですよ!!!
素晴らしいと思いました。(本気です)
読みやすいし、面白いし・・・筋書きがすっと頭に入ってきます!
ここで話が変わったのが、少し不思議でしたけど、ここから繋がっていくのが楽しみでもあります♪
頑張ってくださいっっ
2008/3/9(日) 午前 11:17
ゆりさん、ありがとうございますっ!
ゆりさんに読んでもらえるなんて、めっちゃ嬉しいですっ!!
おまけにお褒めの言葉まで・・・感激です!
拙い文章ですが、また時間があったら読みに来てください。
がんばります!
2008/3/9(日) 午後 0:43
翔子って・・・・・?いきなり〜〜びっくりしました。
どんな、繋がりが〜〜〜未来に〜〜あるのか〜〜@@〜
もう一人、好青年〜〜(自転車に乗ったぁ〜〜)←本命かな。
面白くなってきました。ポチ☆
2008/3/16(日) 午後 2:43
はい、場面が変わりました。
自転車もやっと出てきましたね。
この人が王子様なのかな〜?
2008/3/16(日) 午後 3:19
ぁは〜読み直すと、また違う意味で、新しい発見があるよね。
2008/5/22(木) 午後 9:06
読み返してやっと繋がりがわかるって感じかな。
少しづつ読んでるから余計分かりづらい話になってるよね・・・って自分で言うのも何だけどさ。
2008/5/22(木) 午後 9:54