王子様は自転車に乗ってやって来る

いつもポチありがとうございます<(_ _*)>

全体表示

[ リスト ]

1話から読む方はコチラから。



 その日の帰り道、俊輔と並んで歩いていた翔子が思い出したように

「何で勉強するのかって聞いてたよね。」

と言って俊輔の顔を覗き込んだ。

「私は自分の可能性を広げるためかなぁ。

まだどんな事がしたいか漠然としか考えてないんだけど

本当にやりたいことが見つかった時に後悔しないようにしておきたいんだ。

だから、今できることをやる。それだけ。」

そして、くふふと笑いながら「かっこよ過ぎ?」と付け加えた。

 「寺内って、ぼーっとしてるようでしっかりした考えを持ってるんだな。」

自分が解けなかった問題をいとも簡単に解いてしまった翔子に100%負けを認めた俊輔は

今までの反感が一転して親近感に変わっていた。

「ぼーっとしてるって何よ。まぁ、よく言われるんだけどさ。」

翔子はそう言うと、またくふふと笑った。

 俊輔は翔子と勉強するのが楽しみだった。

勉強が出来るのに変に偉ぶらず、

受験とはかけ離れたところで面白がって勉強している翔子といるとほっとするのである。

しかし勉強している時の翔子の集中力は半端なくすごかった。

俊介が話しかけても答えない、と言うより聞こえてないようなのだ。

そのくせ後から「そう言えば、言ってたよね。」などと言い出す。

ただ、集中が切れるとぼーっと外を眺めて一人でニヤニヤしていたりするから不気味である。

 帰りは駅まで一緒に歩くのだが、行きは学校が終わる時間がまちまちなのでいつも一緒になるとは限らない。

3日に1回くらいはいっしょになるのだが

塾へ向かう翔子の足取りはいつも信じられないくらい遅かった。

(オレと一緒に歩きたくないからか?)とも思ったが、

帰りはいつも一緒に歩いて行くからそうでもないらしい。。

(何でこんなに歩くのが遅いんだろう?)と不思議に思ったが

さすがにこれから勉強しなくちゃいけないと思うと翔子でも気が重くなるんだろうと

勝手に解釈して、行きは翔子と一緒に歩くのをあきらめた。

とてもあの牛歩のような遅さにはついていけない。

それにしても遅すぎる・・・。

 もう一つ気になることがあった。

翔子の通っている花丸高校は女子高なので男っ気はないはずだし

しゃべっていても彼氏がいるようには感じられない。

しかし、引っかかる事があった。

別に翔子が好きだから気になるのではない・・・と思う。

このオレ様が認めた翔子が好きになる男ってどんなヤツなのか興味があるだけだ・・・多分。

そこで外を見ながら半笑いしている翔子に思い切って聞いてみた。

「お前好きなヤツいるの?」





閉じる コメント(6)

顔アイコン

早く続きを♪

2008/3/19(水) 午後 11:48 あっきら

顔アイコン

あっきらさん、速効UPさせていただきました。
でもこの場面の続きはまだ先なんですよね。すいません。

2008/3/20(木) 午前 0:21 ひなた

顔アイコン

もう、恋の火が、ついたようね。相手の事を、知りたいと思う事が
初めかなぁ〜〜。気になるのね〜^好きな人が出来たらね〜〜ポチ

2008/3/20(木) 午後 7:35 すみれ

顔アイコン

火がついちゃったのかな?
でも、相手の事を知りたいと思うのは好きになりかけてるってことだよね。
本人は否定してるけど。

2008/3/20(木) 午後 8:11 ひなた

顔アイコン

もち!興味ない、男は、無視でしょう。
反対も、理解しないとね〜〜〜(笑)

2008/3/20(木) 午後 10:38 すみれ

顔アイコン

そうですね。
でも、自分では気づかないものなんですよ、きっと。

2008/3/21(金) 午後 4:54 ひなた


よしもとブログランキング

もっと見る

[PR]お得情報

ふるさと納税サイト『さとふる』
11/30まで5周年記念キャンペーン中!
Amazonギフト券1000円分当たる!
数量限定!イオンおまとめ企画
「無料お試しクーポン」か
「値引きクーポン」が必ず当たる!
お肉、魚介、お米、おせちまで
おすすめ特産品がランキングで選べる
ふるさと納税サイト『さとふる』

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事