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1話から読む方はコチラから。 ナオキはしばらく布団にもたれてぐったりしていた。 摑まれた首と肩がどくんどくんと脈打つように痛い。 しかしこの惨状をそのままにしておくことはできない。 のろのろと立ち上がると押入れの中から掃除機を引っ張り出した。 (あと10分) 美香が来ると思うと凹んでいた気分も少し上向きになった。 (気持ちを切り替えよう) ナオキはさっきの悪夢を振り払おうと、無心で掃除機をかけた。 それが終わると布団をベランダの手すりにかけて、 ポマードが座ったと思われる部分を30センチものさしでパンパンパンッ!と思いっきり叩いた。 その時、その音に合わせるように、せわしないチャイムの音が聞こえた。 (今度こそ美香だ!) ナオキは慌てて布団を取り込み「はーい」と言いながら手早くたたむと玄関に飛んでいった。 「今日は〜」 入ってきたのはライオンのたてがみのような赤茶色の髪をした、化粧の濃い年齢不詳の女だった。 (誰、誰!?何、何!?) 今日2度目の連続疑問符である。 「お兄さん一人暮らし?」 ライオン丸は身を乗り出して俊介の肩越しに部屋を覗き込みながら言った。 「そうですけど、どなたですか?」 ナオキはライオン丸の視線を遮るように一歩前に出ると、ちょっと怒ったような顔をして無言の圧力をかけた。 (もうすぐ美香が来るのに、何の用だよ!) しかしライオン丸は全く動じず 「彼女とかいるの?」 と馴れ馴れしい口調で聞いてきた。 「はっ!?・・・い、いませんけど。」 美香を彼女と呼べるかどうかは今日これからにかかっているのである。 ライオン丸の相手をしている暇はないのだ。 「そうなの?モテそうなのにね。アナタなら彼女なんてすぐ出来るわよ。」 ライオン丸は重そうな付けまつげをした目を細めて笑った。 (えっ、オレってモテそう?) その言葉で ナオキのライオン丸に対する態度は一気に軟化した。 それを素早く読み取ったライオン丸は 「そのうち絶対必要になるから、今から備えておいた方がいいわよ。」 と言って、持っていた手提げカバンからピンクの箱を取り出すと俊介の前に差し出した。 ピンクの箱には『一発装着、待たせない!』と書いてある。 「ほら、試供品も付けるから。」 ふくみ笑いをしながら5センチ角の薄っぺらいモノをひらひらと振ってみせた。 よく見ると真中が少しだけ丸くふくらんでいる。 (それって・・・それって・・・コンドーム!?) |
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・・・コメ控えときますw
2008/3/20(木) 午前 1:01
読み始めたら止まらなくなって、一気に読んでしまいました。
これ・・・かなり面白いよ。登場人物多いけど、それぞれ個性的に描かれてるから場面が変わっても気にならないし、活き活きした会話も面白い・・・・展開が楽しみです。
2008/3/20(木) 午前 10:16 [ すいす ]
あっきらさん、控えないでください!
2008/3/20(木) 午前 11:38
まさゆきさん、ありがとうございます。そう言ってもらえると嬉しいです。
気になる言い回しとか言葉づかい、誤字脱字、その他何でもがんがん指摘してくださいね。
2008/3/20(木) 午前 11:41
コメ!控えますwww
コン・・
2008/3/20(木) 午後 10:42
すみれさん、控えないで〜!
2008/3/21(金) 午後 4:55