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1話から読む方はコチラから。 北条美香はいつものコンビニで『カリスマパティシエ鮫島のとろけ過ぎてどろどろプリン』を2つと お気に入りのチョコクッキーを買った。 もちろんレジにナオキはいない。今頃は部屋で美香を待っているだろう。 ナオキのアパートは、美香の通学途中にあった。 それを知ったのはナオキに誘われて初めて会った時だった。 美香がよく行く図書館で待ち合わせをして、近くにあるカフェでお茶を飲んだ。 ナオキは今年の春、こっちの大学に通うために富山県から出てきたのだそうだ。 話をしている途中ナオキの携帯にメールが入った。 ナオキは携帯をチラッと見ると「ばあちゃんだ。」と言った。 「返事打ってもいい?返信がくるまで、じっと携帯の前で座ってるらしいんだ。」 そういうとナオキは素早くメールを打った。 「僕がこっちに来る前にメールの打ち方を教えてやったらさ、毎日『元気か』ってメールを送ってくるんだよ。 『元気だよ』って返信するだけなんだけどさ、ばあちゃん、それが毎日の楽しみなんだって。」 ナオキは「へへへ」と照れくさそうに笑った。 それまで美香は男の人とあまり話をしたことがなかったのだが それを聞いた時、何故だかこの人は信用できると感じた。 その後何度かお茶を飲んだり映画を観たりしたが、 ナオキとはキスはおろか手を握ったことも、「好きだ」と言われたこともなかった。 メールでの甘い言葉のやりとりもない。 (これって付き合ってるって言うのかな?) 反面、このくらいが丁度いいとも思っていた。 ナオキは取り立ててカッコイイという訳ではないが 優しくて誠実で、美香の事をとても大切に想ってくれる。 口数もそんなに多い方ではないが、無意味なおしゃべりをダラダラする男よりはずっといい。 でも、ナオキといるとほっこり安心できる反面、 知らず知らずのうちに彼の姿を目で追ってしまうとか、 会うとドキドキしてしゃべれなくなるとか、 彼を想うと胸がキューっと熱くなるといったトキメキがないのも事実なのだ。 (アノ人を見るとドキドキするんだけどなぁ・・・) 美香はたまに見かける赤いタオルの人を思い浮かべた。 |
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ナオキは良い人どまりなのかなぁ・・・
2008/3/20(木) 午後 10:46
女心は、複雑怪奇やから〜〜世の男は、分からんかも〜
でも、すみれ的には、分からん男の方が、良いと思う。
だって〜〜〜〜☆ポチ☆
2008/3/20(木) 午後 10:49
あっきらさん、いますよね、いい人だけど・・・って人。
どうなるのでしょう。
2008/3/21(金) 午後 4:56
すみれさん、そうそう女心は複雑なんですよね〜。
すみれさんは分からん男がお好み?
ミステリアスな部分があった方がドキドキするもんね。
2008/3/21(金) 午後 5:00
そうね〜♪
相手に、対して感情の起伏が、無くなれば終わりでしょう。
全てを、知りたいとは、思わない。
2008/3/22(土) 午後 11:14
すみれさん、何だかおとな〜。
頭ではわかってるけど、好きになると全てを知りたくなっちゃわない?
2008/3/23(日) 午前 9:27