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1話から読む方はコチラから。 (美香ぁ〜!美香ちゃ〜ん!!) ナオキは心の中で叫びながら必死で自転車を漕いだ。 途中の信号待ちで美香の携帯に電話してみたが予想通り電源は切られていた。 (とにかく会って誤解を解かないと!) 気持ちは焦るのだが、自転車はなかなか前へ進まない。 (何で坂の上に家を建てるんだよっ!) 美香の家へ続く坂道を登りながら心の中で悪態をついた。 デートの帰りに美香を送って行く時はこの坂道がずっと続けばいいと思っていたが (冗談じゃない!この坂いつまで続くんだよっ!) 坂道への恨みつらみをつのらせながら、やっとの思いで美香の家の前までたどり着いたナオキは ゼーゼーと肩で息をしながらインターホンを押した。 しかし家の中から聞こえるのはミニチュア・ブル・テリアの『ゴサク』の吠える声だけである。 (そう言えば前に美香が、ゴサクは家族の前では滅多に吠えないって言ってたっけ。) (ってことは、家には誰もいないってことだ!) ナオキは自転車を持ち上げてUターンさせると、サドルにまたがるのももどかしく 腰を浮かせたまま、今来た道を引き返した。 (家にいないってことは、駅の方に行ったんだ!) (しまったなぁ、先に駅の方を探せばよかった!) ひょっとしたら家で自分が迎えに来るのを待っているのではないかと思ったが甘かった。 (本気で怒ってるんだろうか?) (このまま美香が離れていっちゃたらどうすりゃいいんだ。) そんな事は今まで考えた事もなかったが、 美香が「さよなら」と言えばこの関係は終わりなのだ。 そう思ったら急に動悸が激しくなって脇の下を嫌な汗が伝っていった。 (公園を散歩している時に「今度ゴサクも連れてくるね。」って言ってたじゃないか。) (俺まだゴサクに会ってないよ。) 「バウバウッ!」 さっき家の中から聞こえたゴサクの声が聞こえた気がした。 (とにかく早くみつけて誤解を解こう!ゴサク待ってろよ!) ナオキは軽く頭を振って前を向くとペダルをこぐ足に力を入れた。 |
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まぁ〜〜頑張ってちょ!ポチ☆
2008/3/30(日) 午前 1:54
頑張ってほしいよね〜。ポチありがと♡
2008/3/30(日) 午前 10:37
パズルみたい〜〜〜〜ね。
2008/3/30(日) 午後 5:45
今パズルがごちゃごちゃになってます。
これから組み合わさっていくから待っててね。
2008/3/30(日) 午後 9:55