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1話から読む方はコチラから。 「会うってどういう事だよ!?」 隣に座っていたクマが腰を浮かせてオジの顔を覗き込んだ。 「うん、何かぼ〜っとしてたらそんな話になってて・・・」 「マジでぇ〜!」 ヨシネが頭をかかえた。 「そんなもん、無視すりゃいいじゃん。」 タケシはアヤがむいて8等分にしたリンゴをつまむと横向きにして、 マウスピースのように口にはめるとみんなを見まわした。 口唇がぼこっと突き出してフザケタ顔になっている。 「あんたは小学生かっ!」 ヨシネがそう言ってクマを見ると、クマもリンゴのマウスピースをしてニッと笑っている。 (あぁ・・・こいつらって・・・) ヨシネは力が抜けて何も言う気がなくなった。 タケシとクマはお互いの顔を見て指さしながら口の端から「ブブブブッ!」という声をもらすと 我慢できずに「ブハッハッハッハ!」と笑いながらリンゴをふき出した。 「無視したらまた電話がかかってくるんじゃないの?」 そんな二人を無視して、アヤがリンゴの乗っている皿を取ってヨシネの前に差し出した。 ヨシネは「サンキュ」とリンゴをつまむと 「会って気が済むんなら会ったっていいよ。」 と言ってシャリッとリンゴを噛んだ。 「それはそうなんだけどな・・・」 オジはそう言うとアヤに噴き出したリンゴを片付けさせられているタケシとクマに何か言いたげな視線を送った。 相手は女の子だし会っても危険ということはないだろう。 ヨシネが会って「ごめん、女なんだ」と言えば相手はあきらめざるを得ない。 「でも・・・」 オジの心を見透かしたようにアヤがぼそりとつぶやいた。 「相手の女の子は好きだった人が女だって知ったらショックだろうね。」 「ワシもそれを考えてたんだ。」 (そうなんだ、そこなんだよ!) 「電話で話した限りでは本当にヨシのことが好きみたいなんだ。 そりゃ無言電話をしたのは悪いけど、考えようによっては、そこまでヨシの事を好きになったって事だろ?」 無言電話の相手が予想外の女の子だったので頭の中が混乱して「会ってもらえませんか?」と言われた時も 思わず「うん。」と答えてしまったのだが 相手の「ホントに!?」という弾けるような声を聞いた途端、 取り返しのつかない事を言ってしまったという後悔が、混乱した脳とは離れたところで重くオジを捉えたのだった。 (ヨシを好きなまま、傷つけずに諦めさせるには・・・そのためには・・・) (それしかない。) (タケシ、クマ、そうだよな。) オジは二人に目で訴えた。 「まあ、オジにそこまで正直に話してるんだから悪いヤツじゃなさそうだしな。」 タケシはオジの視線に答えるように、うんうんと頷きながら急にしたり顔になって言った。 「恋する女心のなせる業ってか。」 アヤにむいてもらった新しいリンゴをかじりながらクマもうんうんと頷いた。 (そうなんだ、お前らわかってくれたか!) (会ってちゃんと話す他ないんだよな。) (ヨシが男として。) オジがほっと胸をなでおろした時 「そんなこと言ったって・・・じゃあどうすんのさ。 男の振りをするなんて嫌だからね!」 考えていた事をヨシネに速攻却下されて男3人は内心『えぇぇ〜』と言いながら顔を見合わせた。 |
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ぁははは〜〜〜こうなったか〜〜o(*^▽^*)o ケラケラケラ
2008/4/3(木) 午後 6:24
ヨシが、男になって、逢ったとしても、okしないなら〜可哀想だし。
でも、女と知ったら・・・・思わぬ展開〜〜〜かぁ〜〜
2008/4/3(木) 午後 6:27
はい、こうなりました〜。
どうするのが一番いいんでしょうね〜。
2008/4/3(木) 午後 9:52
それが、作家の良いところね〜〜♪
どうにでも、書けるし〜〜才能か〜?
2008/4/4(金) 午後 8:52
作家ってほどじゃないですよ。
ただ好きなように書けるのは作者の特権ですね。
でもいくら好きなようにと言っても面白くなきゃね〜。
2008/4/5(土) 午前 0:20