|
1話から読む方はコチラから。 オジは約束したファミレスに着くと窓際の、入り口から見やすい場所を選んで腰掛けた。 ヨシネが男になりすまして電話の相手と会うというアイデアはヨシネの抵抗にあって瞬時につぶれ、 こうなったらオジがヨシネになりすまして会う他ない、という結論になったのだ。 オジは「無理だ、絶対バレるって!」と抵抗したのだが 「声が一緒なんだからわかりゃしないって。」 タケシは自信満々にグッと親指を立てるし 「大体な、同じジャージを着てると誰が誰だか区別がつかないもんなんだよ。」 どういう根拠か知らないがクマもそんな事を真面目くさって言うのだ。 しかし、しっかり顔を見てないとは言え、そこまで好きになった相手を間違えるだろうか? 「第一背格好だって違うじゃないか。」 「自転車に乗ってるところしか見てないんだからわからないって。」 「そうそう、この1ヶ月で背が伸びたことにすればいいだろ。」 クマもタケシも人事だと思って適当な事を言う。と言うより面白がっているふしがある。 とは言えタケシやクマの言葉を聞いていると、何だか上手くいきそうな気がしてくるから不思議だ。 結局 「会う約束をしてしまったオジにも責任があるのだから、 ここは相手を傷つけないように『付き合っている彼女がいるからもう電話しないでくれ』と伝えること。」 とアヤから至上命令が下され、こうしてここに座ることとなった。 クマの『同じジャージを着ていたら見分けがつかない説』を信じた訳ではないが 一応目くらましぐらいにはなりそうなのでヨシネが着ていたのと同じジャージ(オジも下校はそのジャージなのだが)を着て来た。 (相手の顔は知らないけど、このジャージを着ていれば目印になるだろう。) オジは入り口に注意をはらいながら、注文をとりにきたウエイトレスにクリームソーダを頼んだ。 電話の相手は、自転車で走っていくヨシネの後姿が忘れられなかったと言っていた。 (ヨシの奴、背中からどんなオーラ出して走ってんだよ。) オジは自転車で走っていくヨシネの後姿を思い浮かべた。 (確かに自転車で突っ走ってく姿を見ると思わず声をかけたくなるけどな。 「あぶね〜ぞ!」って。) オジは自転車で抜かされるとムキになって抜き返すヨシネを思い出して一人でククッと笑った。 その時入り口のドアが開いてピンクのTシャツに刺繍入りのGパンをはいた女の子が入ってきた。 そして自分の方を見ていたオジと目が合うと恥ずかしそうにスッと目を逸らした。 (アノ子だ!間違いない!) オジはその子が電話の相手、寺内翔子だと直感した。 その証拠に自分の方に近づいてくる。 オジは手を上げて合図すると、立ち上がって「寺内翔子さんですか?」と声をかけた。 相手はちょっと戸惑った様子だったが 「はい」と言うと何故か急に慌てた様子でオジの前に腰を下ろした。 |
全体表示
[ リスト ]





そう言ってもらえると嬉しいです。頑張りますね〜。
2008/4/2(水) 午後 5:32
え〜〜〜〜と?
2日間、ブログお休みしてたから
もう一度来ますね。???オジと翔子とナオキ
2008/4/3(木) 午後 6:35
登場人物が多いから人物相関図をUPした方がいいかなぁ。
ちょっと待っててくださいね。
2008/4/3(木) 午後 9:58
あ、言い忘れました。
いつも丁寧なコメントありがとう!
2008/4/3(木) 午後 9:59
ラジャー☆
面白い展開になってきましたね〜〜♪
既に、次作もあるので〜〜ウヒウヒ〜〜ポチ☆
2008/4/4(金) 午後 9:01
このあたりから展開が速くなってきますよ〜。
次作はまだまだかかりそうです。UPは2,3ヶ月後かなぁ。
2008/4/5(土) 午前 0:27