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目次はコチラです。 店の入り口で中をのぞいていた翔子は、振り返ると道路脇の街路樹の陰に立っている俊介を手招きした。 俊介は小走りで近づいてくると、不安そうな翔子の顔を見て 「どうしたんだよ。」と聞いた。 「一人じゃないの。」 翔子は店の中を指差した。 指差すところには、4人の男女のグループがいる。 「あの中にいるのか?」 「うん、間違いない。アノ背中は絶対見間違えないから。」 「どういうつもりだ?」 「やっぱり私のこと怒ってるんだ。一緒にいるのは刑事かもしれない。」 翔子はそう言うと俊介のTシャツの裾をつかんだ。 「刑事があんな風に堂々と座ってるかよ。それにあいつらもっと若いぞ。」 ドアに張り付いて4人組を見ていた俊介が 「あれ!?ちょっと待てよ。」 と言うとドアを開けて中に入っていった。 翔子はTシャツの裾をつかんだまま俊介に引っ張られる格好で後に続いた。 俊介は4人組のテーブルの横に立つと 頭を寄せ合ってひそひそと何かを話していた4人のうちの野球帽の男に向かって 「おい、クマ。クマだろ?」 と声をかけた。 クマと呼ばれた男は一瞬きょとんとしたが、すぐに 「シュン先輩!」と言って立ち上がった。 そして「ヤベッ!」っと言うと体を丸めて「どうしたんっすか?」と小さな声で聞いた。 「お前こそ何やってんだよ?」 と言い終わらないうちに、クマは俊介の手を引っ張ってその場を離れた。 「何だよ、どうしたんだよ。」 クマの手を振りほどくと、俊介は空いている席に腰を下ろしてクマを見上げた。 「ちょっと立て込んでまして・・・」 クマはチラッとタケシ達に目をやってから俊介の前に腰掛けた。 何だか良くわからないが、翔子も俊介の隣にそっと腰を下ろした。 それを見たクマが 「彼女ですか?」と姿勢を正して聞いた。 「そんなんじゃね〜よ。それよか、お前の前に座ってた奴って『杉山佳根』って言うんだろ?」 「あ、そうですけど。先輩知ってるんですか?」 「うん、ちょっとな。何で奴と一緒にいるんだ?」 「いや・・・何でって・・・。」 クマは返答に困った。 適当に誤魔化せばいいのだが、 いい加減なことを言っても俊介に嘘は通用しないだろう。 (ちょっと大げさだけど、まぁいいや。) クマは俊介に顔を近づけると、声をひそめて 「実はあいつ事件に巻き込まれまして。」と言った。 それを聞いた翔子は、はっと口を押さえた。 俊介も「やっぱりそうか・・・」と言ってぐったりと椅子に寄りかかった。 不思議そうにそれを見ていたクマがハッとした様に 「えっ、やっぱり!?」と聞き返した。 |
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1ゲッツ!&ポチ
2008/4/8(火) 午後 10:49
ややこしい〜〜〜〜〜人物相関図 お願いします〜♪
2008/4/8(火) 午後 10:52
1ゲッツ、取りたい放題ですよ〜。
ややこしいね〜。でもとりあえずみんなここに集まりました。
人物相関図はトップの下の方にある画像をポチしてもらうと出てきま〜す。
2008/4/9(水) 午前 0:12