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目次はコチラです。 「何々、どうしたのさ!?」 美香が出て行くと同時に、後ろにいたヨシネ、アヤ、タケシがオジの席になだれ込んだ。 「やっぱり人違いだってさ。」 オジがさばさばした調子で言うのを聞いたアヤは 「そうだよね。彼氏がいるんだから。」 と納得したような顔をして、オジとタケシがトイレに入っている間に美香が変な男に絡まれた話をした。 「助けにきた男の人って、窓の外からオジと相手の子を見てたんだよ。 怪しいと思って様子を見てたんだけど、あの子の彼氏だったみたい。」 「ワシら見張られたのか・・・ま、そのおかげであの子が助かったんならいいけどな。 それより、ワシの事女だって言ってたけど、どうしてだろ?」 ヨシネとアヤは顔を見合わせると「ぶふっ!」と吹き出し「あははは!」と笑い出した。 そしてぽかんとしているオジとタケシに奥しおからのメールを見せた。 「奥しおと友達だったってのは想定外だな。」 オジは携帯をヨシネに返しながら言った。 「結局オジが女の子って信じちゃったんだ。」 アヤはまだクスクス笑っている。 「あの子、奥しおのメール見てパニくってたよ。当然だよね、憧れてた人が女だって言われたんだから。」 「ヨシの事が好きだって言う無言電話の子と同じだな。憧れのオジは実は女だった。」 「おい、ワシは男だ!」 皆に笑われてムッとしたオジは隣に座っているタケシを横目で睨んだ。 「大体さ、何でヨシやオジばっかりモテるんだよ!世の中の女はどこ見てるんだ!」 タケシはそう言ってゴーグルとニット帽を乱暴に取ると、ペタンと張りついた髪の毛を両手で逆立て始めた。 「アンタがモテないのは世の中の女が見る目があるからよ。」 ヨシネはタケシが外したゴーグルを目に当ててケケケと笑った。 「しかし、あの子が人違いなら待ち合わせした寺内翔子って子はどうしたんだろ?」 そう言うとオジは腰を浮かせて店内を見回した。 すると丁度こっちへ歩いてくるクマと目が合った。 「おぉっ!お前何してたんだよ。」 タケシとオジは奥につめてクマの座る場所を空けた。 クマは椅子の端っこにすわると、いつになく神妙な面持ちで 「ゴメン、ヨシの事バレちまった。」 と言うと申し訳なさそうに頭をかいた。 「はぁ?」 「バレたって、何が?」 4人は言っている意味がよく分からないというような顔をしてクマの顔を見た。 クマは4人の視線に耐えきれず下を向くと 「いや、ヨシが女だってことがバレちまって・・・。」 と消え入りそうな声で言った。 「えっ、誰に!?」 4人は訳が分からないまま驚きの声を上げた。 |
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えっ!何処でバレたん。
2008/5/7(水) 午後 11:48
次に出てくるけどクマが俊輔にしゃべっちゃんですね。
クマにとって俊輔は頭の上がらない先輩なんです。
2008/5/12(月) 午後 2:44