絵本生活

6年ぶりに再開しました。→の、さらに3年ぶりの復活です。なんとマイは小6、タロウは小4。はやーい。改めて宜しくお願いします。

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MissHoneyさんがアンタイラー好きと知りまして。私もファンなので一冊。「歳月の梯子」でいきます!!

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  参考まで★MissHoneyさんのArtの香りあふれるオシャレなページ→tiny place with books and art

さてアンタイラー。人種国籍ちがえど「女」の根底に流れるものは同じ、な気分を味あわせてくれる大好きな作家さん。

えーと、でもこの本の内容、たぶん数行くらいで言えちゃいます。
たとえば本の帯だと、
    
子供3人、40歳、幸せな主婦。それが突然の衝動で家庭がうっとうしくなり、ガウンを引っかけたままで、知らない町をめざしはじめた…。「空の巣症候群」の主婦はどこへ行くのか?
    

本当に、それだけの話。
でも・・・、このつまらないストーリーに怖いくらい引き込まれてしまう!!
これがアンタイラーのアンタイラーたる凄さなんです。

ちなみに空の巣症候群というのは
子供が成長し巣立ってゆくことで急に寂しくなって不安になることだそうです。

いわゆるアッパーミドル階級で、傍から見たらなんの不満もなさそうな40歳の夫人が主人公。
彼女はしかし、成長してゆく子供たちや、社会からの信頼を勝ち得えている夫に、
一抹の寂しさ、苛立ち、劣等感、そんなものを持て余している。
そしてある日、あることがきっかけで、爆発して家出するんです。。。

アンタイラーは、夫の言葉や子供たちの言動に対して揺れ動く夫人の心のひだを、
巧みに、そして、ユーモアいっぱいに書いてます。

家出の仕方はすごく幼稚だし、
私に言わせれば彼女の行動はどこをとっても甘えた奥さんていう感じが拭えないのですが、
それでも尚、共感できるところがいっぱいあって、目をそらせない。

たとえば、こんなとこ。
自分の行方不明を伝える新聞記事を、家出先で読んだ夫人は・・・

    
自分の特徴が書かれた箇所を、夫人は苦々しい気持ちで読んだ。
「髪は・・・・金髪もしくは薄茶色・・・目は青か灰色か緑色・・・」
まったくもう!。私の家族は誰も私をちゃんと見たことがなかったのね?。
それに、サム(夫)ったら私の服装について、よくもこんなバカにしたようなことを言ってくれたわね。
「ベビードールのような」ですって!あー恥ずかしい。
    

 自分の行方不明記事を読むという深刻な場面でクスッと笑わせるこの凄さ。

でも、クスッと笑ったそのあとで、
「もし私が十数年後くらいに急に家出したとして、夫や子供は私の身体的特徴をちゃんと言えるだろうか・・・」
 なんて。
 そんなことをチラッと考えさせちゃうこの本。すごいでしょ(≧▽≦) !


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歳月の梯子 Ladder of Years
アン・タイラー Anne Tyler
文芸春秋社

今日借りた本

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象の消滅は失くした本。
アーヴィングは再会本。

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