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観戦理由はただひとつ『ヒール』小島聡の完成度。このままでは両国が保たない。
減少する熱量を煽るための小島聡の【悪役】はどう映ったか。
ボクの眼は偏っているのか、客観的なのか。他の観戦記と勝負です。


【第一試合】
×T28(テツヤ) 逆エビ固め ○ 真田 聖也
序盤は淡々としたグラウンドの攻防。フォーマット通りに腕を取り合う両者。主導権を先にとったのはT28で、ウラカンラナなどを仕掛ける姿はルーキーとはとても見えません。気がかりなのは、こういった基本ムーブはある程度カタチになっていて大技も織り交ぜているのに客席の反応がイマイチ薄いところです。最も沸いたシーンは真田が放った渾身の張り手で、技の威力が最も説得力を持っていたことを証明していたと思います。その前のエルボー合戦には沸かなかった客席がたった一発の張り手には敏感に反応するというのは、その「痛みを伝える」技術の稚拙さと可能性の両面をかいま見せていたように思います。
その張り手の後は両者の攻防に客席も引き込まれていき、真田の逆エビをエスケープして粘り続けるT28に対して応援が集中していました。
「技のひとつひとつに『勝つんだ』という気持ちをのせろ」とは佐々木健介の指導の基本ですが、まさに器用に技を出している間は拍手がまばらだったT28が、耐えまくっていた終盤は声援を受けていたと言うのはプロレスの難しさをあらわしていたと思います。

(追記)T28のコルパタで真田が肘を痛めた模様。こういうところにしわ寄せが来るのが今の新人プロレスラー(女子も)の宿命。前座経験なんて積ませる余裕があるのはNOAHだけでしょう。

【第二試合】
渕 正信 ○フィル・アトラス 平井 伸和 × 菊タロー
いつもの定番試合。アトラスはどっちに行きたいのか、路線がワカラナ〜イ。

【第三試合】
ペペ・みちのく ×荒谷 望誉  MAZADA ○TANAKA
背広姿で登場して対戦相手やレフェリーに名刺を配るという、「ばったもん」日本人ギミック第二弾。TANAKAはショボいとみせておいてウラカンやノータッチ・トペコンヒーロをこなす巧者で一気に会場を温めました。
方やアラヤ〜ダと称してマスクを被って登場の荒谷は、途中で強さをチョットだけみせたもののいつもの荒谷劇場で敗戦。
勝ったTANAKAはヤンヤの拍手でせっかく温まった会場を自分のマイクで一気に冷やして帰りました。
だめじゃん!
(追記)TANAKA課長Tシャツ完売。コルパタが綺麗だったからなあ。人気出るのも納得です。

休憩。8.26両国で中嶋勝彦VSクリス・セイビン正式発表。セイビンの評価はイマイチらしく食指動かず。

客席は7〜8割。東西のヒナ段と北の一角、南の前の方に空間が目立つ。
パイプ椅子は4面で100席強で、上井駅よりかなり少なかったです。椅子は来る度に減っていて、北の舞台に2〜3列セットされる席は1列のみ。しかも西寄りは記者席。千4・500人がいいところ。最初から席がないという事は台風のせいではなく、前売りが出てないという事の証明でしょう。深刻。


ここまではまったりとして眠かったです。
【第四試合】
○ミゲル・ハヤシJr ファイナルカット ×櫛田 雄二郎
序盤のグラウンドの攻防は腕の取り合いから。3・4手を費やして逆関節を取りに来る櫛田に対してカズ(!)は一手で切り返す。第一試合もそうだけれど、最近の新人は前座を経験しない(させる時間が無い)せいで、まずは一定レベルのカタチから教えられる。キックやスープレックスもカタチから入る。櫛田のヘッドロックもいかにも力が籠っている様に見えるし、その「見た目重視」を最初に教えたのもジャイアント馬場だったりするから、正しいプロレスの風景だといってもいい。
ただし、観客が否応無く格闘技の『ホンモノ』を見慣れた現代において「フェイク」は即座に空気を冷やす。キックのインパクトと比例しない「バチン!」という音は撲滅するべきだと思います。
櫛田はハッスルでは到底出来ない経験をカズ相手に・全日本マット相手に積み重ねようとしていました。
師匠のTAJIRIさながらの変則レスリングと若者特有の無鉄砲さで全力勝負をしていました。
カズはさすがに受けの名手らしく櫛田のすべてを引き出し、最後はWA4からの逆エビで締め上げ、エスケープで力をつかいきった所をファイナルカットで仕留めました。本日ベスト試合です。
(追記)TAJIRIも来てたそうです。木村響子は確認しました。見た目の分かりやすさって大事ですねえ。

【第五試合】
VM対本隊。ドーリング大活躍のアオリで勝彦・ケアの印象なし。接待か!
(追記)メイン試合後に乱入するなど大活躍…っていうか、これから対VM路線になっていくようです。彼。

平均点低いなあ…。

【セミ】
○鈴木みのる ヒールホールド? ×土方 隆司
なんでこんな試合がセミなんでしょう? バチバチにときどき歓声が起こっていました。鈴木が終盤チョット崩れて「まさか?」と思わせておいてアッサリと足関節を取られてタップ。
それでも健闘を讃える拍手を貰った土方、何を思ったか鈴木に弟子入り志願!
「勝ち方を教えてください」のアピールにボクは「???」。
じゃあ、今日のこの試合、ただの踏み台かよ。弟子入りの理由が欲しかっただけなのかな?負けて悔しくてもう一回というなら分かるけど、弟子入りすると言うことは全面降伏を意味するんじゃあないのかな、土方クン。
そういうところが地味な中堅をいつまでたっても抜けられない原因だと思いますよ、ボクは。

こんな試合は休憩前にやってください。
空気がものすごく微妙なままメイン。

【メイン】
とにかくVMが総出で、対戦相手が絶対的ベビーフェイスの武藤で、しかもその武藤の膝を集中攻撃することによって、どうにかして小島にブーイングを浴びせようと言う意図がみえみえのメインでした。
ヒール小島の欠点がいっぱい見れました。

\菷は小島と健介。まずこれが失敗。直線パワーファイトの両者がいきなりチョップ合戦を始めてしまい、しかも普通に小島が当たり負けしちゃっていました。ヒールなら、その負けが決まる前にスカすなり反則で逃げるなりラフファイトをするなり、とにかくまともに受けないのがセオリー。この攻防で健介の仕事は完了し、健介ファンは満足するでしょう?ヒールが客を満足させてどうするんでしょう。フラストレーション溜めさせてこそブーイングが起こるのに。。。

⊃柬魔と武藤にチェンジして諏訪魔が自分のコーナー近くに武藤を誘い込んだ場面がありました。ここでエプロンに立った武藤の足を小島がラリアットで刈ったんですが、これがものすごく予定調和。
小島は出るタイミングをじっと待って武藤を凝視して固まっていて、それまでのコーナーの連携に全然参加していませんでした。
武藤に至っては小島が来るまで一歩もその場を動かず、いまかいまかと待ち構えているようにさえ見えました。こういう攻防は刈るタイミングが大切で、観客によまれちゃったら失敗です。

I霪の膝を攻撃することで客席のヒートを買うのがこの試合の目的。
小島は自軍の鉄柱に武藤の脚を固定すると椅子で打ちつけました。 さあ、これで大ブーイング発生!…しません。あきらかに鉄柱をぶっ叩いてしまい、周囲からは失笑が漏れます。コレを繰り返すこと3回。
ボクはもうマトモに見るのを止めちゃいました。

健介は序盤にチョット目だって、あとはヤラレたふりしてリング下に転がっていました。
目立った時の相手は諏訪魔で、エルボーとラリアットの激しい打ち合いを展開して「おおっ!」という溜息が客席から漏れました。
どう見ても今日の試合でヒールらしかったのは諏訪魔のほうで、黒い髪に戻した小島は新日のペーペーだった頃に戻ってしまったかのようでした。
結局思うようなヒートも起こらず、武藤が諏訪魔のアンクルホールドに負け。これも当初の目的から見たら大失敗です。小島の見せ場は最後に健介をリング下に追い落としたラリアットだけでしたから。

つまり、これを新日本に当てはめると、
全日本・VM    新日本・GBH
小島 聡    ⇔ 天山 広吉
諏訪魔     ⇔ 真壁 刀義
TARU     ⇔ 越中 詩郎
近藤修司    ⇔ 矢野 通
“brother”YASSHI⇔ 石井 智宏
と、いう大変つまらなくも予想通りの展開になっています。

こんなんで両国はどうなるんでしょう?

(追記)
スポーツナビより小島のコメント抜粋

小島 全日本も落ちたもんだな。留学生に助けてもらってるのか。武藤、健介の全日本最強コンビが留学生に助けてもらって恥ずかしくないのか。生きてて恥ずかしいよ。 

健介は三冠戦線に移行。抜けた穴はドーリングが埋めるという事になり、小島のコメントはこれを後押ししているように感じます。カード変更ありと見ます。

参考としてパッケージではない新日本プロレスの真壁のコメントをお手本として載せておきましょう。
新日本公式より抜粋。同じ日の試合後のコメント
真壁「オイ、Black! 口ほどにもねぇな。俺、言ったよな。戦争は始まったんだよ。オイ、蝶野、次はテメェだ! 覚悟しとけよ、この野郎! バーナード、これだけは言っといてやる。テメェ、どんなに体がデカくてもよぉ、俺は投げ切るぜ、俺は突っ込むぜ、俺はブン殴るぜ。関係ねぇ、バカヤロー! もうG1(CLIMAX)の前哨戦は始まってんだ。どいつもこいつも余裕かましてると、えれぇことになるぜ。(『LOCK UPの7/20栃木大会では邪道、外道選手と組むことになっていますが、その意図は?』)2人はどれぐらいのレベルの選手だ? (何も)言うことねぇ(実力)だろ。他のところが獲得に動くなら、それよりも早く俺たちは動くぜ。C.T.Uが解散して邪道、外道、来るべき所があんだろ? これで邪道、外道は何を考えるか。G・B・Hは集まるべくして集まったんだよ。それと同じだ」

饒舌かつわがままで偉そうな、自信満々のアオリ。ノッているのが伝わってきませんか?

そして同じ日のGBH総帥・天山は…。
天山「オイ、G1(CLIMAX)見とけ、目にもの見せたるわ! それだけや!!」
…。試合も負けてるし。

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ずばり・・・偏ってますね。っていうかもう全日批判って目線でものを見てるからこういうコメントがかけるんだね。
見るのがいやだったら見なきゃいいし、柴田君専門ブログでがんばれば。やられたふりとか予定調和とかいってる時点でつまんねえ奴って感じ。

2007/7/15(日) 午後 6:09 [ h_e*g*_110* ]

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そういう君は見に行ったかな?見たうえでどこが面白かったか教えてください。勝負は同じフィールドに立たないと始まらない。何処にいました?どの試合の誰が面白かったのかな?今日の会場の空席をその眼で見て、危機感を持たないファンはいないんじゃあないかなあ?

2007/7/15(日) 午後 6:29 [ hin**ahir*ne ]

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南側B席にいました。基本新日ファンなので若干冷めた目で見てはいましたが、試合自体はちょっと退屈だったかな。
とりあえず感じ方が違ったのは、エプロンの武藤の足を刈った小島の場面。武藤は諏訪魔のトーキックを受けてドラスクを狙ってたように見えました、決して小島がくるのを待っているのではなく。でも確かに小島はじっと武藤を凝視してましたね。
ちなみに鉄柱を叩いているだけなのは、一緒に見に行った初見に近い人も見破っていました、残念。

PS.新日に当てはめたのは笑けました。天山も小島も(越中も!)ヒールじゃないでしょう。

2007/7/15(日) 午後 11:25 [ tri*ng*e*1la*cer ]

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コメントありがとうございます。ボクは北西にいたので真裏からバッチリ観察しました。あのラリアットの瞬間は三人ともすごく間が長かったので、こちら側からは待っているように見えたのだと思います。南側からだとそう見えるんですねえ。勉強になりました。イスは南B席からでもバレますか…。じゃあ本当にダメダメだったんですねえ、アレ。

2007/7/16(月) 午前 1:28 [ hin**ahir*ne ]

私は行ってないのですが、観戦した仲間は健介に比べると小島は軽いと言ってましたね。健介以上の重みがあればヒールになる必要もないのでしょうが、そこに辿り着くにはまだまだもがきが足りないのでしょうかね。

2007/7/16(月) 午前 4:08 ude**jiroc*

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健介が遅咲きだといわれたのが37歳の時ですが、小島だってもう36歳ですからねえ。三冠獲ってブレイクしたのに、すっかりしょっぱくなっちゃって。。。本当なら健介の役目を小島が務めていないといけないのにそうならないのは選手招聘費用をケチっているせいです。健介は絶対にヒールになれないのは新日本で証明しているので、いまいる人間の中でVMアングルにはいれるのは小島しかいなかった、それだけでヒールターンするから付け焼刃感が出ちゃうんだと思います。

2007/7/16(月) 午前 7:27 [ hin**ahir*ne ]

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